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003話




【空を舞う雲の中】


「すません、アドさん!!そっちに一体!!」

新人壁役タンクのノートが引き付け損ねた雲蛇の頭を叩き潰す。

まだまだスキルが育ってないため今回のように洩れが出てくるのは仕方がない。

訊けば、元は付与術師エンチャンターだったらしいが、どうせなら徹底的に援護に回るために壁役タンクになったらしい。

まぁ、パーティのバランス的にも丁度いいからこその選択だろうが。



「ところで、何で素材集めしてるんですか?」

ボス戦の前の休憩時、ノートが聞きにきた。

「バーカ、生産に使うに決まってるだろ」

ラークスパーが即座に切り返す。

「まぁ間違ってないけど、これも仲介だよ。素材の仲介」

それがどういうことかわからない、といった顔のノートに苦笑しつつ、アドリンクはさらに続ける。

「生産職の人に素材を卸して作ってもらったものを売る。そういう契約だよ。勿論自分でも作るけど、やっぱ生産も上げまくってる廃人の方が質が高いし」

「武器防具はともかく、potとか消費系は変わらないと思うんですけど」

「いやいや!だいぶ変わるよ?例えば、〔調合〕スキルを取ったばっかの人が作った初級potの回復量が100だとすれば、〔調合〕スキルをパーフェクトにしてる人が作った初級potの回復量はだいたい550位だからね」

思わず目が点になるノート。

その頭を叩いてラークスパーは言った。

「おら、休憩は終わりだ。ボス行くぞ」

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