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プロローグ:壊れた世界の、その先で
よろしくお願いします。
あれは、世界の根底ごと引き裂くほどの“正しさ”だった。
それでも、俺は引き金を引いた。
あの結末を知ってなお、俺は選んだのだ。革命を。信念を。
いまさら後悔など、滑稽に過ぎない。
事実、あの人が築いた世界は、誰よりも優しく、静かで、美しく、そして──絶望的なまでに“完璧”だった。
俺はそれを壊した。
理想を踏みにじり、未来を捨てさせ、人々を殺した。
この手で、希望を、信念を、命を……幾千、幾万と奪った。
そして、残されたものは──この滅びかけた世界だけ。
それでも、俺はまだ終わらせない。
この物語は、書き換えられる。
たとえ、全てが手遅れだったとしても。
たとえ、もう誰一人として戻らなくとも。
──俺がそれを証明してみせる。
(プロローグ終了)
定期的に更新していくので、読んで頂けると嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。