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Re:Reset(Re:リセット)

作者: MIN

2500年、世界は大きく変わった。世界中の国の数は大きく減り、土地や金、技術がある国は生き残り、やがて小さい土地を持つ国と大きな土地と技術を持った国があった。


小さい国。名はイレーシューム。その国は世界を九割以上を持つ国。イレーシュームは毎月、土地を渡す代わりに食い物をもらうことになっていた。だが、今月分の土地を渡せばもう人が住める土地はなくなる。だがイレーシュームの国は何かをするにもそれはできないことだった。大きな土地と技術を持つ国。ヘイムブリットに対抗することは誰も思いつかないし、みんなはただ生き残ることを考える。自分が生き残れば誰であろうと利用するのがこの国。一応イレーシュームの管理者はいるが今まで何かをすることはなかった。責任、熱意、覚悟は時が経つほどそういう人は少なくなっていった。自分だけを生きることに人は子を産まず、毎月土地が減るイレーシュームの人口は2000人、土地は100㎢になる。子をもつ親は自分の子に親に利益があることを教え、職業ではなく、生き残る技術を教える。


そして一ヶ月がたち、ヘイムブリットの高い壁は少しずつ、イレーシュームの土地へ浸食と人は食料を求め、壁に集まる。壁に住む人たちは移動するのがここの日常。イレーシュームの人は土地の持ち主がなかった。この国を去る人もいたがどこを行っても動く壁で中で出ることはできなかった。自由の場所はイレーシュームだけ、毎月来る食べ物を待つのがこのイレーシュームだった。


そのイレーシュームに18歳のノアと言う少年がいた。ノアは壁を見るのが日常だった。ノアは壁の向こうには何があるのだろう。やはり食い物がいっぱいあるのか、広い土地で眩しい太陽が見えるのか。ノアは壁の向こうを想像する日々だった。


そしてイレーシュームとヘイムブリットが年に月一度に行う会議が迫っていた。ヘイムブリット壁からホログラムのアンドロイド。ヘイムブリットの管理者。RTV2-216が出てきたが、イレーシュームの管理者は出てこなかった。そして数分後イレーシュームの管理者が自殺をしたことを知ることになる。ルールでは管理者が無くなれば次の人がその役を行うことだが、だれがそんな責任が大きい重大なことをするか、誰も志願する者はいなかった。このままだと会議は終わり、食い物をもらうことはできない。そう考えていたノアは自分で志願した。人はノアの志願を阻止することはできなかった。ほかに選択肢がなかったからだ。


ノアはRTV2-216と会議を行う。ノアは土地以外に食い物をもらう案を出す。人が働く、人力など少年はイレーシュームを守るためあらゆる案を出したが、RTV2-216はそれを承諾することはなかった。すでに力があるヘイムブリットに人力がいらないのがこのヘイムブリットの答えだった。


ノアは納得することができなかった。人が人力なしで国が動くことを。少年はRTV2-216に聞く。どうしてヘイムブリットはこうなっていたのか。RTV2-216は説得に必要と思い答える。昔ヘイムブリットは力があった。それは技術。だが土地は大きくなかった。生き残るため先に新技術を出し売るのが、ヘイムブリットだった。当時ヘイムブリットの人たちは他の国より土地や食い物がないため、技術を目標し人は技術進化を続けた。そして世界トップとなりヘイムブリットは土地よりも大きな技術をもつことになる。ヘイムブリットの技術で国を買うことから始まった。人は働くためには武器や道具が必要。当時ヘイムブリット人の武器と道具はアンドロイドだった。アンドロイド、人より計算が早く合理的なもの。言葉一つで動く、まさに人の人形だった。


一人に一つのアンドロイドもつのが当たり前。そして代わり者でもある。人が技術を発展時代はなく、アンドロイド、自ら進化させる時代になった。料理、家事すべてがアンドロイドが機械がやる時代になってしまった。ヘイムブリットの人は仕事を失い、働くことができなくなりいろんな対策を出した。家事、料理など人力の仕事を増やすことだったか、長くはなかった。家事は機械のほうが早いし細かいし金や時間がかからない。料理は人が作る料理が美味い、人のために人の料理を食うなどがあったが、金がない人は技術の料理を食うしかなかった。でも金がない人は料理に関して深刻ではなかった。技術の料理がうまいからだ。生まれた時から今まで自分のアンドロイドがすべてを記録する。動きや思考など自分よりアンドロイドが詳しいから逆らうことはできなかった。自分より詳しい、自分より頭いい、自分より偉い人はどんどんヘイムブリットの技術を憎くなってきた。そしてその騒ぎは大きくなり、機械と人の戦いが始まった。だが人を傷つけることができない機械は次々となくなってきた。だが器物損壊な法を作ったのは人。それを会社の損害の埋め合わせ。会社は利益を求め人より機械を選ぶことになる。


ヘイムブリット内部での戦い。人はヘイムブリットの技術を使わないことにしたが、それは長く続かなかった。今までヘイムブリットの技術と共に生活をしてきた、ヘイムブリットの人。技術がなければ動くこともできなかった。そして時間がたち、一つの案がヘイムブリットのすべての人を動き出した。それは他の惑星に行き、その惑星を発展させることだった。発展させるに人力はもう必要ないのにどうやってヘイムブリットの人は動きだしたか。その案は全て機械が引き受けること。人は何もせずとも良いのこと。人が仕事をしたいにならさせる。機械ではなく人に合わせる世界を作ることだった。だがこの地球には人が地球に与えた被害が大きく、第二の地球でその計画が実行し、ヘイムブリットの人たち全ては第二の地球に行った。



そして人がないヘイムブリットにRTV2-216が管理を続けてきた。


地球のほとんどがRTV2-216。そんなRTV2-216は一つの提案をだす。世の中はただはない。チェスゲームでRTV2-216を勝てたらヘイムブリットの土地をもらう。負けたらイレーシュームをもらえ。少年はそのゲームに承諾しゲームが始まった。

人VSアンドロイド最初から結果は見えていた。

RTV2-216はゲームの最中、ノアに質問をする。

「君は俺を勝つことができて、このゲームを受けたの?」

「人が機械に勝つのはできないだろう」

「なら、なぜこのゲームを受けた?君に勝ち目はないのがわかっていても、なぜこのゲームをする?」

「人はバカで未熟なもので、人が完璧になることはない、でもそんな人だからこそよりいい人になるために人は動くよ、勝ち目がなくても、それがさらに人になれると俺は思う」


チェスゲームで勝ってるRTV2-216。だがノアの言葉で自分も他の選択をする。RTV2-216はわざと自分を不利にする。ノアは気づくRTV2-216がわざとこうしたことを。ノアは駒を動かしチェスゲームに勝つことになる。そしてノアはRTV2-216に言う。

「なぜわざと負けた?」

「私も他の選択をしてみたかった、損害がわかっていてもやることに何が変わるのか・・・。他の選択をしたがったのは私も人になれると思ったかもしれない」

「これで君の勝ちだ」


ノアはイレーシュームで目を覚ますことになるその時、ヘイムブリットの壁からヘイムブリットのすべての機械と技術が消えゆく、そして消えた壁から太陽がイレーシュームの人を照らす。

そしてノアは言う。

「いつかまた会おう」

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