表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/21

3人の女神 1

今回登場人物数人増えます

次回の後書きで登場人物全員まとめます!

グラウンドの端、無駄に長い距離を走りようやくたどり着いた俺は、1年生がまだ俺1人という事実に驚かされていた。1回目の人生の時は少なくとも俺含め6人は居たはずなのだが…

体操服の色を見ればわかる、2年生は入っている線が青。3年生は緑だ。数えてみると2年生4人、3年生3人、合わせて7人…少ねぇ…

いつから陸上部はこんな少数部隊になったんだ。だが、この時点で1度目の高校生活と一致することがある。それは、2年生の数だ。

2年生は極端に数が少なく部長が嘆いていたのを、ハッキリと覚えている

 

「こ、こんにちわ…」

 

俺は看板を持って立っている、部長らしき男の人に挨拶をした。くっそ、人見知りって辛いなぁ。年上って怖いなぁ。運動部って怖いなぁ…

 

「こんにちわ、新入生は俺の後ろにいてくれ」

 

「り、了解です」

 

そう言われ部長の後ろに回り、ふと校舎側を見るとヤンデレ3人組が走ってこちらに来ていた。普通に可愛い子達なんだがなぁ〜

 

「やば、可愛くね?」

 

「え、今年当たりじゃん」

 

3人が近づいてくるにつれ、男の先輩達がザワつき始める。やっぱり普通に見ると可愛いんだよ、でも関われば分かる…俺も出来れば第3者が良かった

 

「1年生俺の後ろに回ってね〜」

 

…なんでだろう。部長、さっきあんな優しかったっけ?

 

部長の一言で3人共俺の後ろに回り、1列に並び、体育座りをする。それを確認した3年生、2年生も1年生の隣に1列で並び新入生歓迎ミーティングが始まる。ってか1年生本当に俺たち4人だけかよ…

 

「よし、じゃあまずは自己紹介からしようか俺は部長の氏原 海斗(うじはら かいと)よろしくな。気軽に部長って呼んでくれ!とりあえず3年生から順番に自己紹介しようか」

 

部長がそう言うと2年、3年が同時に返事をし、3年生のみが立ち上がる

 

「副部長の桜 陽菜(さくら ひな)です。よろしく」

 

副部長は女性で、ショートボブの大人じみた女性という感じの人だった。口調を聞く限りクールな人のようだ。部長とは真反対だな

 

「…日向(ひゅうが)

 

…んん、無口!!3年生最後の日向は男で、とても無口のようだ。フサフサとした髪の毛で前髪は長く目が隠れている。それで、走れるのか…

 

3年生全員の自己紹介を聞き、俺は記憶をたどる。俺は部長も副部長も知っている。これは1回目の時と同じだ。そして他にも3年生は3人程俺が知っている先輩がいるはずなのだが、姿が見えない所を見るといないのだろう。そして、日向

見たことも聞いたこともない新キャラだ

まぁ、とにかくこの日向って人は後々関わってくる気がする

 

「日向、もうちょっとまともな自己紹介できんのか?まぁ、いい。次2年生」

 

部長がそう言うと今度は2年生が立ち上がり、3年生は体育座りをする

 

「次期部長候補の木村 小和(きむら こより)です。みんなで頑張りましょー」

 

そういいエイエイオーのポーズをとる女性は、2年生で次期部長候補の小和。髪はポニーテール、見た目と同じく明るく活発な、女の子という感じだ

 

「次期副部長候補の山岸 剛(やまぎし たけし)です。楽しんでやるのが1番、レッツエンジョイ陸上!!」

 

…キャラ濃!!しかもレッツエンジョイまで英語で言ってんだから、陸上も英語で言いなさいよ。ほんとに、こんなのが次期部長で大丈夫か?

剛は言うまでもなく明るい男子だ…うん。やっぱ、個性って…大事じゃん?


とりあえずここまで聞いたけど、割りと全員個性強めで1度目の人生と違う点もあるが、そこまで問題はなさそうな気がする

 

「どうも長谷川 蓮(はせがわ れん)です。よろしく、生意気なやつは嫌いなんで」

 

うん、刺激しちゃダメなタイプの人だ。蓮は髪を刈り上げヤンキーの様な風貌の、部長達も手を焼くトラブルメイカーらしい。ちなみに蓮の事は1度目の時から知っている。嫌味な奴で事ある事に食いついてきて、皆に嫌われていた。まぁ、その性格は健在のようだ

 

「どーも、井上 颯太(いのうえ そうた)。基本年下嫌いだから」

 

なんだこいつ。こんなやつ知らねぇぞ。ってか2年で知ってるの蓮だけって、なかなかにやばい。颯太は蓮と同じく刈り上げてはないものの、ワックスで髪を固め見た目からして関わりたくない人、つまり蓮と同類だ。あー、敵はヤンデレだけじゃないのかなぁ…

 

頭の中によぎる嫌な記憶。蓮はプライドが高く、年下にタイム負けるなど言語道断らしく、俺はいつも陰口や、嫌がらせをされていた。それだけでも人見知りの激しい俺からすれば、それだけでメンタルがズタズタになる、それなのに、なんでもう1人増えちゃうかなぁ…

 

「じゃあ、次1年生の男の子から行こうか」

 

はぁ、マジか。まー、そりゃそーですよね。1番最初につきましたもん

 

「新入部員の木下 翔です。精一杯頑張りますのでよろしくお願いします」

 

我ながら完璧な自己紹介だ。蓮が睨みつけて来ているのが気になるが、まぁ、気にしちゃ負けだ

 

「新入部員の高橋 夏樹です。マネージャーとして入部しましたよろしくお願いします」

 

…部員がザワついてんなぁ、蓮なんか面白いぐらい鼻の下伸ばしてんなぁ

 

「新入部員の如月 結衣です。よろしくお願いします」

 

なんで、俺より雑な自己紹介なのにザワつきが俺よりでかいんだよ!

2年の男連中なんてスタンディングオベーションしている

 

「新入部員の黒瀬 菜々です。陸上未経験なので足を引っ張るとは思いますが、頑張りますのでよろしくお願いします」

 

流石学年トップ。言うことが違う、頭がいいから何も言えないわ…

 

「よし、終わったな。先生は今日出張だから、んー、どうしようか。新入部員のタイムも知りたいし50m走ろうか、それでグループ分けして明日リレーをしよう」

 

部長がそう言うと全員が返事をし、部長のあとに続く。しばらく歩くと50mの白線で出来たコースが2本現れる

 

「新入部員はスパイク持ってないから、お前らランシューな」

 

部長が新入部員に気を使いそう言うと全員ランシュー、すなわちランニングシューズに履き替え準備をする

 

そして、全員が履き終わると、3年、2年と50mのタイムをはかっていく。タイムはマネージャーである夏樹が、ストップウォッチで計測する。スタート合図は勿論部長だ

 

やがて、結衣、菜々も走り終わり最後は俺1人になる

 

「よし、じゃあ翔、いちについてよーい…ドン!!」

 

部長の合図とともに全力で走り出す。が、寝不足のせいか思うように動かず、とても遅い。やがて、残り10mと言うところで俺の意識は魂が抜けたように吹き飛んだ

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ