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前代未聞の冒険者  作者: クソラノベ量産機
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第3話 戦闘と混浴と儀式

 フェンリルとドラゴンに挟み打ちにされた状態の俺は両手に薄い火炎と濃い水の玉を出現させ混ぜ合わせると洞窟内をサウナにする。


「武器なんて必要無い、行くぞマジックサウナ!!」


『何のつもりか? 姿を隠し撹乱する作戦か?』


「更にマジックハンド・水!」


 俺は手を魔法の水に覆わせるとボサボサなフェンリルの体毛を整えていきモフモフに仕上げていく。


『何だこれは!?』


「ロイド様、何をされているのですか? 全く見えませんよ!?」


「ロイドのことだ、既に2体倒していることだろう。」


「いや、フェンリルとドラゴンの気配は健在だよ?」


『ぬああああ♪』


「なに、この声? キャンベラなんだか気持ち良さそうだよ?」


 フェンリルの毛並みをサラサラにした後にドラゴンの方には鱗の隙間に付着している汚れを取り除きスッキリさせる。


『おっほう♪ 痒いところに手が届くのは良いのう!』


 熱気が晴れるとミザリー達の見ていたフェンリルは毛並みがサラサラでドラゴンは艶のある綺麗な鱗になり殺気が嘘みたいに無くなっていた。


「凄いわロイド様!」


「まさか、本当に戦わずして戦意を喪失させるとはな流石わたしが認めた男だ。」


「キャンベラ凄いね、あのロイドって人。」


「ああ、アタシなんて足元にも及ばない。」


「どうする? まだやるか?」


『うーむ、もはや戦う気は失せた……そもそも私は住処を荒らされて怒っていただけなのでな。』


『ウヌは強者を探し腕試しをしていただけじゃしな。』


「そうか、依頼にフェンリルとドラゴンの討伐が含まれてるが別に悪い奴等じゃないみたいだし俺の仲間にならないか?」


『良かろう、これほどの力の差があるのだ従おう。』


『ウヌも汚れを取り除いてもらったからの力を貸そう、とその前にこの姿のままじゃと何かと不便じゃろう。』


 二体は人間の姿へと変わっていきフェンリルは耳と尻尾を残し長い銀髪で黄色い眼をし豊満な胸部とくびれがありスラッと脚の長い体型へとなり、ドラゴンは角と翼と尻尾を残し紅い髪が肩までかかる黄色い眼をし子供の体型になるが二体とも裸でキャンベラが吸血鬼ヴァンパイアの少女の眼には見えない様に檻の前で隠す。


「キャンベラ? なに? 見えないよ?」


「何で服着てないんだよ!」


「着ておる訳無いだろ、魔物が服を着てるのが普通とでも?」


「そうじゃ、ウヌらにとっては何の不思議もありゃせぬ。」


「しょうがねえなあ、ほらこれでも着とけ。」


 俺は亜空間から服を取り出しフェンリルとドラゴンに服を渡す。


「後は、キャンベラって言ったか?」


「ん、ああ。」


「その首輪、さっき逃げてった奴隷商から付けられた物だよな?」


「そうだが……」


「なら、そこの吸血鬼の娘と一緒に書き換えておくよ。」


「待て! この首輪は無理に外そうとすると毒針が……あれ?」


「よし、書き換え完了だ。 このまま檻の中ってのも可哀想だし君と共に俺の仲間になってくれよ。 誰か知らない人に飼われるよりは大分マシなはずだ。」


「良いの!? リリアお兄さんに飼われるなら安心できる!」


「そうね、これから宜しく頼むよロイド。」


 リリアと名乗った吸血鬼ヴァンパイアの少女は檻を両手にでひしゃげさせ中から出てくると俺達はアサイラム王国へと歩を進める。


「これから何処行くのー?」


「アサイラム王国だ、別に君達を売り飛ばしに行く訳ではないから安心しなよ。」


「ですが、依頼を受けたのはアストラム王国ですよロイド様?」


「心配要らん、アサイラム王国でも同じ依頼内容があるからな別の国でも報酬は受け取れる。」


「他には目的としてはアサイラム王国には城内に温泉がある、セラムって姫と知り合いでな事情を話せば貸してくれると思う。」


 アサイラム王国へと到着し城内に入ると兵士から通されガノス・アサイラム王と長い金髪が腰まで伸びた蒼い眼をした胸は発育途中くらいの控えめな大きさのセラム姫が待っていた。


「よく来たロイドよ、大変な依頼だったようだな。」


「そんなでもなかったぞ。」


「ロイド様! お会いしたかったわ、その……やっぱり婚約者が居ても関係ありませんわ! ワタクシはロイド様と、その結婚したいです♡」


「相変わらずだなセラム、そんなことよりキャンベラとリリアは長旅で身体が汚れてるんだ。 城内の温泉使わせてもらっても良いか?」


「勿論です♡ 皆でロイド様と一緒に入りましょうか♡」


「「「「「「賛成♡」」」」」」


 美女に囲まれ温泉を満喫する俺は一人一人の身体を洗い終えると皆から今まで育んで来た愛情を感じ取り、次々と口付けをされる。


「ロイド様、ワタクシもう♡」


「長い旅になりそうだからな、全員に俺の力を注ぐ儀式を行おうか。」


 俺は美女に挟まれながらも全員に身体を密着させキスをし力を流し込む儀式を何時間もかかる。


「ロイド様のが、流れて来ます! ああああ♡」


「こんなに熱いのが、ああああ♡」


「キャンベラ、ロイドお兄さんの凄いの入って来てるよ♡」


「リリア、アタシももう……♡」


「「ああああ♡」」


「大きいのが、ウヌの中に……ああああ♡」


「私もこんなの始めて……ああああ♡」


「ロイド様、こんなに激しくされたらワタクシ♡ ああああ♡」


「くっ……皆の中に出すぞ!」


「「「「「「「出して! ロイド様の力たくさん中に注いでえ♡」」」」」」」


 勢いよく俺の持っている力を全員に行き渡らせると俺達は風呂から上がりこれからの事を話し合う。


「ふぅ……ロイド様の気持ち良かったです♡」


「力が溢れて来るぞ、こんな芸当までできるとはますますわたしの目に狂いは無かったようだな。」


「さて、今後の目標だがセラムを入れて世界中のダンジョンを攻略しようと思うが先程の儀式でお前達の力が発揮できるのは一週間しか持たないから悪いがまた一週間後に儀式を行うことになるぞ?」


「むしろ、またしてくれるならアタシは構わないよ♡」


「リリアもロイドお兄さんの儀式気持ち良かったから毎日でも良いよ♡」


「そうか、気に入ってくれて嬉しいよ。 次の目的だがドワーフや精霊を仲間に入れようと思う。」


「ドワーフや精霊を?」


「ああ、俺達の冒険者パーティーはまだまだ力不足だからな仲間は多いに越したことはないだろう。」


 次の目標を掲げた俺達の冒険者パーティーは瞬く間に世界へと名が広まり前代未聞の冒険者パーティーと呼ばれるようになった。

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追記、誤字や脱字などありましたら気軽にご指摘ください読み易い文章を心がけるつもりです。

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