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プロローグ

初めての小説投稿です。

大好きな本達がズラッと並び、少し薄暗くも静かで心地よい空間。


それが俺、見島(みしま) (れん)の働く書店である。


幼い頃から自分の知らない知識や世界を教えてくれる物語を読むことが好きだった。

社交的な兄とは違い俺は人見知りが激しく、そのせいか友達はほとんどいなかった。

そんな俺にとって物語を読んでいる時間は本当にかけがえのないものだった。


(まあ別に?俺は好きな本を読んでる方が楽しいし?今は大学で気の合う友達ができたし??)


そんなことを考えながら今日発売したばかりの本を新刊コーナーに持って行く。

新書コーナーは書店の中でも特に心躍る場所だ。

新たな物語との出会い。

それが待ち受けていると考えているだけで気持ちが高ぶる。


そしてもうひとつ。

今日はなんと、俺の最も敬愛する小説家、立風(たちかぜ) (まこと)先生の最新作が発売される日なのである。


(はわぁ〜早く読みてぇ…。

最近は電子書籍とかも増えて来たけど、やっぱり紙だよな〜!

ミステリーものとかは残りのページ数で展開を予想するのが楽しいし、何より手元にあるという優越感が違う!)


5年前に立風先生の小説に出会ってから俺はこの人の大ファンであり続けている。

立風先生は恋愛ものからミステリーまで幅広く手がけている。

そのどれもが美しい文体で書かれており、時折感じる儚げな表現に心奪われるのだ。

まだ若いらしいが、とても豊富な知識と経験を感じさせる文体であり、サイン会やインタビュー記事の写真などでの顔だしは一切しない為、大変謎大き小説家である。

性別は男であることと猫が好きなことは公表しているが、それ以外は本当にわからない。


(まぁ、こんなに素敵な小説を書く人だ。

きっととても落ち着いていて大人で優しい人なのだろう。)


新書コーナーに並び終えると俺は前もって書いておいたポップを添えた。


『立風 真先生 最新作!』


本来ならばもっと、こう…過去に出版された作品について沢山綴りたいのだが、以前それをやって店長に怒られたからな。

少ししょんもりしつつ、新書コーナーを立ち去ろうとした時、1人の男に声をかけられた。


その人はとても綺麗な顔立ちをしていて、同じ男である俺も思わず見とれてしまうほどだった。

読んでいただきありがとうございました。

書き方のアドバイスや感想などコメントして頂けると幸いです。

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