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1時間もしないうちに3桁死ぬ奴…いみわかぁ…

 真っ暗な画面だったスマホにポンコツと言った瞬間、大量の、死、という文字が表示された。


 そしてさらに新たな文字が表示される。


 [ゲンザイノシボウスウ…38カイ]


 …なんだこれ? 現在の死亡数38回とか。…っ! …なるほどな。


 つまり、お前は38回もポンコツになったということか。…ふっ、雑魚が。


 この俺を良く見たまえ。ポンコツスマホ君。


 ……現在の化け物通称イノマン(俺命名)に追われ続けているんだぜ? 


 しかも、未だに死んでない! さすが、俺! 


 さっきのイノマンに殴ったけど、俺には何のダメージもないことから、体も強化されていることがわかる。


 さすが、俺!


 …足が速いからイノマンの攻撃が当たることはないが、俺の攻撃がイノマンに聞くこともない。…この2つの事から導き出される答えは、


 イノマンが諦めるか、俺の体力が持つかの2つだ。


 だがな、良く聞け。俺の足の速さと体が強化されている。つまり、体力も強化されていても不思議ではない。


 …おっと、前方に大きな岩を発見。これは、あの岩にイノマンをぶつけるしかない。


 さらばだ。イノマン。俺はお前が岩にぶつかって動きを止めている間に全速力でこの場を離脱する。


 …イノマンを引き付けて…引き付けて……っ今だ!


 ドッゴォォォォォォォン……


 あばよ! イノマン! はっはっはっはー!


 ……ドッガアァァァァァァン!!


 ……えぇ。うっそぉーん。


 「グガァァァァァァァァァァァ!!」


 イノマンは、あの岩をぶち壊し再度追いかけてくる。


 ……なぜか、赤黒いオーラみたいなのを見に纏って。


 「おいまてやごらぁ!」


 …くっそイノマンの足が速くなってて、普通に追い付かれそう。


 ……いや、追い付かれた。


 「グラアァァァァァァァァ!!」


 …あ、これ俺死んだわ。


 イノマンに突き飛ばされ、俺の意識が暗闇に落ちていっ…おちて…おち……ないんかーい。


 俺、今めっちゃ空中に突き飛ばされてもうスピードで進んでるんだけど…何で俺死んでないん?


 ティロリン♪


 [死死死死死死死死死死死]


 [ゲンザイノシボウスウ…124回]


 ……思ったんだけど、これさ……


 ……俺の死んだ回数じゃね? 表示されてるの? 


 

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