開始の地点でいみわか!
はい。みなさまおはようございまーす。やあやあ、やあやあ! ああ! そちらの方もやあやあ! 本当に本当に元気でいいねぇー。
…まぁ、俺1人しかここにいないんだけど。
俺がどこにいるのか教えてほしい? だって? …おいおい、よしてくれよ。そんなこと言って俺に会いたいだけなんだろう? いやぁ~、モテる男はつらいな!
…まぁ、俺もここがどこだかわからないんだけどさ。
そっれにしてもぉ! ここはゆか……げふんげふん……豊かで良いなぁ! 見てくれよ! この見渡す限りの大・草・原! おぉぉぉぉ! 空気がうまいぞぉぉぉぉ!
…まぁ、俺の人生はクソまずい道をたどっているけど。
それでもさ! いつもどおりの日常! さらに! いつもどおりの日常!! そして! いつもどおりのにちじょぉぉぉぉぉう!!! よりは、楽しくなりそうじゃないか?
…まぁ、ここに連れてこられた説明はほしいけど、
ぉおっと! こんな気持ちじゃこの先、生き残れないぜ! いいか! こんなときこそ笑顔! 笑顔が大事だ! 笑顔があれば大抵な事は退けられるだろう! え・が・お・! え・が・お!
………………
さぁ! 皆叫べ! え!! が!! おぉぉぉぉぉぉ!!
ふぅ…これでこの先も生き残れるだろう! さらばだ! 諸君。俺はもう行く。せっかくこんな大草原にいるんだ! 走り回るぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
「……グゴガァァァァァァァァァァ!!!!!!」
「…………」
急に地面から現れたのは言うなれば…イノシシ……いや、マンモスと言った方がいいか。
大きさは、普通のイノシシサイズ。鼻はイノシシみたいな鼻。その鼻の両隣には、マンモスみたいな鋭い牙。体はマンモスみたいに毛におおわれている。
…こ、こいつはやべぇ……イノマンと呼ぼう。
「グゴガァァァァァァァァァァ!」
…ま・じ・で・すんませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!? こっちに来るなぁぁぁぁぁぁ!!
ドシン! ドシン! ドシン!
あぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!? 大声出して悪かったから! 俺だってさ! いきなりこんな所で目を覚まして混乱してたんだよ! だから許してくれ! イノマン!! いや! イノマン様!!!
「グゴガァァァァァァァァァァ!!」
…ですっよねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! 無理ですよねぇ! そもそも言葉わからないですよねぇ! この言葉もわからない低能イノマンが!
「…っ! グルガァァァァァァァァァァ!!」
うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!? なんでだよぉぉ!? お前言葉わからないんだよな!? なんで、急にスピードあげんだよぉ!?
…………あれ? ……俺速くね?
書いてる途中で、手に持っていたスマホをぶん投げたくなりました