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最初の魔法(2)

すみません。予約投稿忘れてました。

 結局、父にお願いすることにした。

 おそらく父は、リビングにいるだろう。

 最近歩けるようになったからな。行ってくるか。


 _____

 

 リビングに向かう途中俺は重要なことに気が付いた。

 俺の部屋は2階、リビングは1階にあるのだ。

 そして、この体では階段を降りるのが難しい。

 どうしたものか。


 そういえば、ドラ〇ンボールの孫〇空は足からかめ〇め波を出して空を飛んでいた気がする。

 俺も魔力放出でいけるんじゃね。

 ちょっとやってみるか。


 ふんっ! はっ!


 魔力が減った気がしたが何も起こらない。

 ちょっと、ステータス確認。


 『能力値』

   MP:230,361/231,361


 イメージしたとおりに減っているな。

 もう少し繰り返してみるか。


 _____

 数分経過

 _____


 6回繰り返したところで変化が訪れた。

 体が少し浮くようになったのである。


 こういう時には、ステータス確認。

 

 『スキル』

  new 飛行魔法 LV.1


 おお、これで俺も飛行少年の仲間入りか。

 飛行wもできるようになったことだし、目的を果たしに行こう。


 _____


 父はやはりリビングにいた。

 難しそうな顔をして本を読んでいる。

 鋭い三白眼が気難しそうな雰囲気を倍増させている。

 怖いけどやるしかない。

 シルド=シルフ、一世一代の大勝負だ。


 「おとーさん」

 「なんだ」


 こっち向いた。にらまれてるような感じしかしない。

 それでもちゃんとお願いせねば。


 「まほーのべんきょーがしたいのでしょこをかしてください」


 とりあえず、上目遣いもしておこう。

 やれることはすべてやる。


 「なんでだ」


 ああ、やばい。にらまれた。怖い。泣きそう。

 今髪揺れたって、、物理的破壊力あるって今の。


 「まほーでおとーさんたちのやくにたちたい」

 「そうか…」


 黙るなよ。こっちの精神が持たないんだよ。


 「よし」

 「え?」

 「ああ、ごめん。言葉が足りなかったか。

  いいぞ、書庫を使って。魔法もOKだ。

  だけど汚したり、破いたりするなよ。

  あと、母さんには、見つかるな」

 「なんで?」

 「母さんはお前を愛しているからな。魔法なんていう

  危険なことをやらせたと知れば何されるかわからん」

 

 あっ、今ちょっと笑った。


 「だから、これは男と男の約束だ

  あと、お前が3歳になったら槍術を教えてやる」


 やばい、父さんかっこいい。

 ちょっとウルッと来てしまった。


 「あれ、なんで泣いてるんだ。

  まじいな対応ミスったか?

  どう、対処すればいいんだ?」


 父さんが困っている。

 安心させてあげないと。


 「おとーさん大好き!」

 

 そういって抱き着いてやった。

 父は困惑していた。 

 俺だって最初はこっぱずかしかった。

 だけど、父が抱き返してくれた時はなんか安心した。

 よく、父の手はおっきいっていうだろ。

 本当にそうなんだよ。


 俺は二つのことを学んだ。

  父さんはかっこいい。

  父さんは優しい。


 なんか、充実感が半端ない。


 早く、書庫に行きたいが、もう少しこうしていよう。


一人息子の力ってすごいですよねw


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