はじめに~私利私欲満載のエッセイふう創作論
みなさんこんにちは、一沙です。「君と異世界を自由に生きてゆくための冴えたやり方」という作品を書いている者です。読者の皆さん、お久しぶりです!
大変ありがたいことに本作がコミカライズ編集者の方の目に留まり、来年(令和7年)の1月25日(土)、正式に全ストアから配信されることになりました。
皆さんの応援がなければ、ここまで書き続けられることもなかったと断言できます。本当にありがとうございました!
しばらくは本業の仕事とコミカライズに向けた構成作業とに追われ、投稿再開もできていませんでした(楽しみにしてくださっている読者のみなさん、すみません……)。しかしその甲斐あって、コミカライズの方は予定どおり順調に進み、めでたく配信日も決定ということに相成りました。
私の作品に目を留めてくれた担当編集者のU氏、コミカライズを引き受けてくださった漫画家のD氏に心より感謝申し上げます。
自分にとっては本当に貴重な経験でもあり、なんとか記録として残したい。読者の皆さんへのご報告もかねて、近況ノートを更新したい。なんて考えていたはずが、あっという間に今年(令和6年)も残りわずかとなり、ずいぶん長く感じていた配信予定日も気付けば来月という……。
そして気づきます、「そもそも、宣伝もなにもできてなくね?」、と。
焦りと恐怖が一気に湧き上がってきた次第です。
いや、本当に忙しかったし――というか今も年末で忙しいし。という言い訳にしかならない心の叫びを脇に除け、とにかく一人でも多くの方に本作「君と異世界を自由に生きてゆくための冴えたやり方」を知ってもらわねば! と勢い込んだはいいものの――宣伝って、どうやってやればいいんだ?
という難題にぶち当たったわけです。カクヨムで宣伝しようにも、しばらくは投稿もできていなかった本作を誰が見てくださるのか。SNSに至ってはアカウントがあるだけで、せいぜい思いついたときに書き込む程度でしかない。もちろんフォロワーなんて存在も皆無です。
そもそも、いきなり「読んでください!」って言ったところで誰も気にも留めませんよ。私だってそうだろうし。
目に留めてもらうためには、読者の方にとって少しでも有益な投稿をしなければいけません。普段目にするCMや広告だってそう、視聴率、再生数、発行部数のあるコンテンツほど宣伝効果が高まるのは当然です。
そこで考えたのが今回の投稿というわけです。私自身、書籍化を目標に投稿していたとき、いろんな方の体験談や創作論を楽しみながら読ませていただきました。おおいに勉強になったことはもちろんですが、それ以上に(自作が商業化される)妄想がはかどり、かなりのやる気と刺激をもらいました!笑
ただ、他の先人たちと同じようなことを言ってもあまり読者の方の役には立ちません。みなさんにとっても周知の事実だったりしますので、わざわざ私の投稿を読むまでもありません。
私だけに書ける、みなさんの役にたつ、私だけの体験とはなにか。そのことを考えたとき、タイトルにある内容が思いつきました。
つまり、打診がくるほどのフォロー(カクヨム)やブクマ(小説家になろう)なんて全然なかったにも関わらず商業化された、という。
人気作を書籍化し、コミカライズまで至った作者の方は結構な数いらっしゃるかと思いますが、本作のような作品がいきなりコミカライズに至った例は本当にめずらしいのではないでしょうか。
なかなか多くの方に読まれない……けれどなんとか「この作品」を商業化したい……そんな強い思いを抱いている作者の方は、決して少なくないはず。
私と同じような作者の方にとって、少しでも有益なコンテンツにできたなら、自然と私の作品にも興味を持ってくれるかもしれない――つまり宣伝になる、と!
そんなわけで今回、この私利私欲満載のエッセイふう創作論を始めるに至りました。興味のある方はぜひお読みいただければ幸いです。
本作、「君と異世界を自由にいきてゆくための冴えたやり方」の方も、何卒よろしくお願いいたします。