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プロローグ

2020年世界を巻き込んだウィルスが猛威を振った人々は混乱し、不安の最中生活をしていた。経済活動も停滞し失業率の増加した。

これは、現代社会においてアンチテーゼ唱える若者たちの物語である。


2019年10月僕は日光東照宮の華厳の滝を見に彼女と出かけに行った。


「天気が良くてほんとよかった。」

「ほんとだね」


何気ないデートだったはずが、そこで彼女との別れが来た。


「え、どうして。」


一番最初に言った言葉がそれだった。


「私は君にはもったいないよ」


そうすると、彼女は足早に立ち去っていった。僕はそれを追いかけようと走りよった時、つまずいて高さ10メーターほどある滝から転落した。それから意識が戻らず2ヶ月後目が覚めたときには、世の中の景色が一変していた。


周囲の人々は、マスクをつけ、緊急事態宣言と言う名のもとに、日本人独自の自粛ムードと言う言葉を耳にした。

私自身は、会社を休業会社を休業していた。

医者の判断だと全治2ヶ月ほどだと言う。足の骨折と右肩の打撲で済んだそうだ。生きているのが奇跡だと言っても良いらしい。目覚めたとき母が近くで看病してくれていた。


「目覚めてよかったよー、本当に」


「ボクって誰だっけ」


不思議なことに、ボクや周りの人は僕の名前を忘れてしまった。

なぜだかわからないけど、世界がそうさせた。そんな気がしたんだ。


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