おちてましたよ?
クソゲーマスターです
「やべ!ここ斜線切れてないのか!」
頭にはヘッドホンを付け、片手でカチャカチャとキーボードを鳴らしもう片方の手で素早くマウスを動かして最近流行ってる銃撃戦バトルロイヤルを1人薄暗い部屋で遊ぶ。
「うわぁ、さすがにか……」
敵の斜線を切れずに攻撃を受けて死んでしまった。
「喉乾いた」
ゲームをやってるとついつい独り言を言っちゃうから喉が渇く。でも一人暮らしだから親にうるさいなんて文句を言われることも無い!一人暮らし最高!まぁ騒ぎすぎると隣の人に怒られるんだけど……
ヘッドホンを外して冷蔵庫にある麦茶を取りに行こうとすると家のチャイムが鳴った。
「お、今日も来たのか」
玄関に行って鍵を開けるとすぐに家の扉が勝手に開かれた。目の前にたっているのはちゃんとした制服を着てランドセルを背負ってる八重歯が特徴的な小学生。艶のある頬をほんのり赤く染めて嬉しそうに笑ってる
「ししょう!今日も遊びに来ました!」
「入っていいぞ」
「ありがとうございます!」
家の中に入れると丁寧に脱いだ靴を玄関に並べてから入る。俺なんて友達の家に行っても靴なんて並べたこと1回もないのにここに居る小学3年の幼女、もとい弟子は毎回当たり前のようにやる。
「ちょっと手を洗わせてもらいますね!」
「つかえつかえ〜」
洗面台に行って念入りに手を洗う。ハンカチをポッケから出して洗い終わった手を拭いている。
「毎回思うけど、なんというか偉いな」
「あたりまえの事ですよ!」
「うぐっ……」
その言葉はやめてくれ!俺の心に大ダメージが……小3で出来てるのに高2の俺が出来てないんだ、もうなんか泣けてくるよ
手を洗い終わっていつも一緒にゲームしてる俺の部屋に入る。
「それで今日は何しに?」
ランドセルを床に置いてちょこんとベットの上に可愛く座ってる。
「今日はおかしとおもしろそうなゲームを持ってきましたした!」
確かによく見ると手には紙袋のようなものを持っている。でも面白そうなゲームって言っても結構な本数ゲームをやってきてるぞ?王道からマイナー、神ゲーからクソゲーまで色々やってきてるからもしかして知ってるやつかもしれない
「どういうやつだ?」
「これなんですけど」
紙袋の中からゲームソフトを取り出してそれを渡される。
「ん?なんだこれ」
RealQuest?聞いたことないぞこんなの、ネットでも1回も見た事ない。けどあんまり古いゲームではなさそうだ、余程マイナーなのか?パッケージにはPZ4って書いてある。あらすじを見る限りRPGゲームっぽいな
「これ家にあったのか?」
「ううん、なんか道におちてました!」
「落ちてた?」
「はい!ししょうの家に来るとちゅうの道に!」
家に来る途中に落ちてた?そんな事あるか?だって道にゲームを落としたか置いて言ったやつが居たってことか?でも嘘つくとは思えないし、このゲーム買ったやつがクソゲー過ぎて道に置いていったのを拾ってきたってことか?
「とりあえずやってみるか!」
「はい!やりましょ〜」
モニターにPZ4を繋げてディスクを入れて立ち上げるとちゃんと読み込まれて表示されている。どうやらディスクに傷とかはついてなかったようだ
「よし!じゃあやるか」
「じゅんびOKです!」
コントローラーを持って○ボタンを押すとPZ4から聞いた事ないウィーン!と嫌な音がする。
「なんかこれ不味くないか」
「これだいじょうぶですか?」
「た、多分」
どんどん音がおっきくなってってるんだけど、しかもなんかモニターも光強くなってってるし壊れたか!?とりあえずディスク取り出した方がいいか
ディスクを取り出そうとPZ4に触ろうとした時……
「うわ!なんだ!」
「ししょうまぶしいです!」
モニターから凄まじい光が放たれて部屋中真っ白な光で包まれて何も見えなくなった。
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