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隻腕の召喚術師  作者: 天地優
序章
7/18

第7話

俺はしばらく呆然としていた。いや、だってワイズ君の言うとおりに女神にも会えたし、隠蔽のスキルももらえると思うじゃん??てか、普通はもらえるよね?だって、ただの隠蔽だよ??めっちゃ、強いチートスキルとかじゃないよ?ほんとにほんとの只の隠蔽だよ?い・ん・ぺ・いですよ??


「なんども、言わなくてもわかりますよ。」


呆然とする俺に女神は言葉をかけてきた。てか、こいつ心の中が読めるんだったな。すっかり忘れていた。


「まぁ、人にとっての5年は長いですからね。忘れるのも無理ないでしょう。」


また、読みやがったなこら。女神の前ではプライバシーもあったもんじゃないな。・・・って違う違う。


「それよりも、なんでスキルをくれないんですか!?」


「与える必要が無いからです。」


はぁ??いやいや、俺とゴブ丸君たちの話し合いとか見てたんだよな?なんで必要ないってなるんだよ。あっもしかしてボケ・・・・はい、なんでもありません。そんな事を考えていると女神さまに睨まれてしまった。・・・ちょっと怖い。


「ごほん。話を続けても?」


「あ、はい。ええっと何で必要ないんですか?」


「そもそも、あなたは自分の配下を含めて自らのステータスを他の者に見せたことがありますか?」


「ありますけど?それが何か?」


確かワイズ君をはじめ俺の配下の3人には俺のステータスについて説明したはずだが・・・・。それが一体何だというんだ?俺は目の前の女神を見返す。あれ、今溜息着きました?つきましたよね!?なんで!?


「はぁ、もう一度聞きますよ?あなたは他の者に自分のステータスを()()()()()()?」


「だから、説め「見せたのですか?」・・・・」


なんだよそれ。さっきから答えてるだろうに。ちゃんと説明し・・・て・・・あれ?まてよ、確かにステータスについて説明はしたが見せたことはなかったはずだ。うん、間違いない。


「そういわれると、見せてないですね。・・・でもそれがどうしたっていうんですか?」


「それが、答えですよ。私が必要ないといったことの。」


は?意味が分からん。俺がワイズ君たちにステータスを見せてないことと何の関係があるっていうんだ?・・・・・・・・・・ん?おい、まさか・・・


「なぁ、まさかとは思うんだが、その、俺が今考えていることで合ってる?」


俺は恐る恐る女神に尋ねた。いや、そんなはずはない。いや、あり得ないから、ほんと。あり得ないって言ってくれない?ねぇ?


「しつこいですよ。・・あなたの考えている通りですよ。おめでとうございます。正解です。」


「・・・・・・・・・・・」


「黙りこんでどうしました?」


ちょっと待ってくれよ。そんな落ちありですか?散々引っ張ってこの落ちはダメだよ。いや、ほんと笑えないからね。なんか、ちょっとカッコつけた話し合いまでしてたし。

多分今恐ろしく間抜け面をしているであろう俺に対して、女神は言葉を続けた。


「えぇ。ほんとに笑えませんよ。ステータスに記載されている転生者の称号が()()()()()()()()()()()()()()()()()()から隠蔽は必要ないなんてオチ。くだらなさすぎです。」


うおーーーーーーーーーー。みなまで言うな!!余計恥ずかしいだろうが!!!ほんとに恥ずかしい!!てか、もうちょっとなんか違うオチあっただろうが!!なんか思いつかなかったから無理やり入れとけみたいな感じだぞ!!


「さっきからうるさいですよ。・・・それにこれはあなたの爪の甘さのせいでもありますよ。きちんとあのハイスケルトンたちにも説明してあげることですね。」


そうだった。ワイズ君たちになんていえば・・・・。ここは素直に話すか?いや、そうすると俺の威厳が・・・いや、でも隠蔽貰えなかった理由をどう説明すれば・・・・。


「まったく、そういうところは変わっていませんね。」


「ん?今、なんか言いましたか?」


「いえ、何も。それより、そろそろ時間ですので戻らねばなりません。久しぶりに会えてよかったですよ。」


そう言うと、ここに来た時のように再び真っ白な光が俺の視界を覆った。


「ちょ、え、もうですか!?」


「私はいつでもあなた達を見ています。・・・あと向こうに行ったら自分のステータスを確認してみてくださいね。ささやかですがあなたにも恩恵を与えましたから。それではまた。」


「お、おい!!!!!」


そうして俺は強くなった光に飲み込まれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


気が付けば俺は女神の像に祈りを捧げる姿勢のまま、聖堂にいた。また、一方的に追いかいされた感じだな。


「今のは一体!?」


俺の後ろにいた司祭様が声を震わせながら近づいてきた。


「いや、何だったんでしょうね~。何がどうなってるんでしょう。」


俺はとりあえずごまかしておく。女神にあったなどとは言えないからな流石に。俺がそう言うと、司祭様は俺の顔を一度見て、何やら一人で考え込んでしまった。あの~、早く帰りたいんだど。俺がそんな事を考えていると聖堂の入り口が勢いよく開いて見覚えのある男が飛び込んできた。


「タク!!大丈夫か!?今の光は一体なんだ!?」


父様が飛び込んできた。まだ1番めんどくさいイベントが残っていたな。俺はステータスの問題が無事?解決したにも関わらず、再び憂鬱な気も分になった。



ほんとにオチが思いつきませんでした。すいません。

この作品を読んでいただき本当にありがとうございます。

これから、もう少し物語の展開を早くしていくつもりです。どうかこれからもこの作品をよろしくお願いいたします。

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