表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

これが毎朝の風景です

久しぶりの投稿なので、なっていますが、ぜひ最後までご覧になってくれると幸いです!

私は、見えもしない未来を創造する。

ずっとずっと未来さきの事を。

想像しては現実に引き戻され、不可能と分かり、またありもしないことを想像する。

その繰り返し。

だから私は期待しない。

未来が不可思議で、幸運と幸せに満ち溢れている事に。

だから私は期待したくない。

想像して期待した分、不可能だということに気付くときの悲しみは大きいのだから。


私は、鳥のさえずりで目が覚めた。

身体を起こし、伸びをする。

サラリと長いストレートロングの銀髪が朝日に照らされ、光り輝いている。

まぶたの奥には青色の宝石のそうな一人があり、対して右目は、長い前髪に覆われていて何色かは分からない。


こんにちは。私は、キャルソワーナ・リア・フィリティアルです。

現在、16歳でミアリアス高等学校の一年生をしています。


ところで・・・転生はご存知ですか?

そう、私は1000年ほど前に生きていたフレイテス王国第一王女ルーナミティア・フレイテスだったのです。

意識が途絶えた瞬間、目の前にまぶしい光が差し、キャルソワーナへと転生していました。

何とも不思議な話です。


あ、そうそう。

キャルソワーナの名は長いですからぜひとも、キャル、とでもお呼びください。


コンコン、部屋にノック音が響く。


「入ってください」

「お嬢様、朝でございます。旦那様と奥様がお待ちです」

「分かりました」


私は急いで支度をし、メイドさんと一緒に食堂へ向かった。


















「おはよう。キャル」

「おはようございます、お父様」


この方は私の父、ルドミシェル・オル・フィリティアルです。

お父様は、まだ大変若々しくいらっしゃいます。

政治の場でも大活躍なんだそうで・・・。

外では、冷徹な者、と呼ばれているそうですが普段、温厚なお父様からは想像できません。

この公爵家、元は伯爵家だったらしく、お父様がいたから階級が上がったらしいですよ。


「キャル。今日も元気そうね」

「お母様、おはようございます」


私のお母様、ミリアンナ・リア・フィリティアルです。

お父様と同じく、若くて美しいと評判なんです。

今はお父様がいない間は、この家の女夫人として活躍しています。

お母様は、侯爵家から嫁いできたそうです。


「キャルソワーナお姉様、おはようございますわ」

「キャル姉様、おはようございます」

「レイラ、レイル。おはようございます」


こちらが私、自慢の双子の弟妹たちです。

レイランシェル・リア・フィリティアル。

我が家の癒し系美人さんです。

クリッとした青い目に、軽く天然パーマなセミロングな銀髪。

このようなかわいい顔で、おねだりされたら、断り切れません。


続いてこちらが、レイリアティリス・リア・フィリティアル。

天使のような容姿で、この国で最も多く生まれる金髪碧眼をしています。

今は8歳。可愛いで済みますが、あと4年経つともっとイケメンになっているでしょう。

将来はさぞや、美形になっていると思います。

ですが、無表情なのがたまにキズ・・・。


ですが自慢なのはそれだけではありません。

二人は勉学の天才なのです!

初等学校二年生で、高等学校卒業レベルの問題をあっさりと解いているのです。

私でも勉学はできる方なのですが、この弟妹には敵わないほど。


その代わり、私は魔法が大の得意なのです。

低級魔法から最高魔法まで。自由自在ですよ!


おまけに精霊の長、精霊王まで呼び出せます。

とはいっても、使い道がないのですが・・・。


「キャル」

やさしい声で誰かが私を呼ぶ。お母様だ。

私はふり向いて、お母様を見る。

手招きをされているようだ。


私はお母様に近付き、そっと耳を寄せました。


「あのこと、ばれていないでしょうね」

「もちろんです」


あれ、とは私の、右目の事。

私の右目は鮮やかな緑色をしている。


実はこの色合わせは神の色と呼ばれている。

銀髪右緑左青の組み合わせは神の色、と。


私は家にいるとき以外は、必ず幻影魔法を使い、右目を青色に変えている。

そして長い前髪をピンでとめている。

メイドさんや執事さんは、ごくわずかな人しか知らない。


でも実際、神の色と知られて困ることはない。だが、昔お母様が人身売買されそうになった・・・と聞いている。

だからお母様は知られたくないのである。


でも私には魔法の力がある。いざとなれば吹き飛ばせばいいのだが。


「そう。なら安心ね」

「ご安心ください。私は平気です」


最後に、気を付けてね、という言葉をもらった。

私はお母様から離れて、自分の席に戻る。


「みな、今日も楽しく過ごしてくれ」


お父様が毎朝必ずいう言葉を言って、私たちは手を合わせる。


「いただきます」


私たちはこの言葉を合図に食事を始めた。


今日も楽しく過ごせそうです。





何か、変なところがあったら、ドーンと指摘してくださいね♪


あと、ポイント、できれば、( `・∀・´)ノヨロシクです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ