プロローグ
CAUTION!
*このシリーズは作者の処女作です。暴力的な(までの恥ずかしいミスや)表現が含まれることが予想されます!多めにみてネ!
*シリアスと銘打ってますがたぶんコメディも多少含まれることが予想されます。
*この作品に登場する神様や妖怪などには作者独自の解釈、また完全オリジナルのものも登場するので史実と勘違いして広めると大火傷を負います。
*この作品はフィクションです。実在する人物、団体、史実とは一切関係ありません。
長くなってしまいましたがこれにて前書きは終了です。お粗末なものではありますがどうぞ、お楽しみください。(今回はプロローグだけだけどネ!)
--それを、貴方達が望むなら。
降らせよう、恵みの雨を。吹かせよう、軽やかな風を。
たとえ終わらぬ雨で大地が腐ろうと。吹く風が瘴気を運ぼうとも。
降らせ続けよう、吹かせ続けよう。際限なく。分け隔てなく。
貴方達がこの地に生きる限り、私は恵みを与え続けよう。
さあ、潤え。癒せ。満たせ。
--それが、貴様らの願いなのだから。
<???>
「!!!??」
心の底から凍えるような声にはっと目を開ける。
...どうやら悪夢を見ていたようだ。
重い身体を何とか起こし顔を上げると、そこには思わず見惚れるほどの美しい紅葉の森が...
(...あれ?紅葉?森?)
さっと辺りを見渡す。...どうやら山の中に倒れていたようだ。
(あれ、何で僕はこんなところで寝てたんだ?というか...あれ?)
ふと、この景色の中で一番の問題点に気づく。
美しい秋の山中の景色、それはいい。川のせせらぎも近くに川があるのだろう。しかし...
自分の身体に目を向けると、そこには黒い人型の影が立っていた。
「...は?」
思わず間の抜けた声を上がった。
(まてまてまてまて、ナンデ?なんで影?しかも立ってる?え?というか目とか口とかどうなってんの?というか何より...)
「僕って...誰?」
僕の疑問は、秋の山の中に虚しく響いて消えていくのでした...。
<木陰にて>
「何故、貴方様がここに...」
困惑する「彼」の姿、迷い人かと近づいてみれば、見紛うはずなく、また見えるはずのない「あの方」の姿で...
「兎に角、あの方をお助けしなければ!」
御恩を返すため、またあの方に仕えるものとして。そして何より、決して消えぬかつての贖罪のために。
私はこの身を捧ぐと誓ったのだから...
To be continue...
不定期ですがなるべく二週間に一回の投稿目指して頑張ります!