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エピローグ

エピローグ


 あれから約1年後。高校の卒業式が終わり、義之はクラスの友達の誘いを断って誰よりも早く帰路に着く。既にまとめてある大きなキャリーケースと一枚の手紙を持って家を出ると、そこには見慣れたメンバーが揃っていた。

「おやおやー、彼女にでも会いに行くのかな?」

「もうお姉ちゃん! 義之はそんな軽い男じゃないんだよ?」

「あははー、頑張ってね義之」

「乗って行くか? これから長いんだろ?」

 三人もまた誘いを断り義之の見送りに来ていた。隆次は既に大学進学を果たしていたのだが、この日のためにわざわざ帰郷して合流している。

「いや、俺は一人で大丈夫だ。それよりな、俺はかなり真剣なんだぞ?」

 この一年間、義之は受験勉強もそこそこにアルバイトに明け暮れた。全てはこの旅の資金を稼ぐためだ。

「それじゃあ、もう電車の時間だから行くよ」

 四人に別れを告げ、義之は歩き出す。手紙の差出人に会うために。いや、あの日新たに交わした約束を果たすために。


終わり

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