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夏の匂い

作者: Soraきた
掲載日:2026/10/04

ようやくあなたの言葉を聞けた

懐かしい感じがして

あの夏の匂い

忘れてないなと思った


『つらいこと、たくさんあるね

だけどね、そればかりじゃないよ

楽しいこと、まだこの先に

たくさんあるんだから』

あなたが何度も言ってた

どんなときでも


これ以上、励まされなくても

わたしは大丈夫だから

わたしがそう言うと

寂しがり屋のキミだから

無理はしなくてもいいんだよ、と

まるで、子ども扱いなの?


何処にいても

誰といても

寂しいときはあるよ

あなたに早く会いたいと思うから

ごくあたりまえのように

となりにあなたがいれば

それだけでいいのだけど


静かに振り返る

あの夏の匂い

ずっと忘れない


瞳を閉じたら

波の音と

もうひとつ

ようやくあなたの言葉が聞けた









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