飯テロ 〜深夜、カロリーは免罪符〜
掲載日:2026/04/08
フライパンを火にかける。
夜中のキッチンは、やけに静かだ。
油を落とすと、じゅっと音がした。
その音だけで、少しだけ安心する。
卵を割る。
白身が広がって、すぐに固まっていく。
次に、晩御飯で残ったシワッシワのシャウエッセンと、餃子をハサミで刻む。
切って、投げる。
油がはねる。音が凄い。
冷凍ご飯をレンチンしてから入れる、塩胡椒を多めに入れた、入れ過ぎた、多分。
炒める。混ぜる。押す。返す。
何も考えてないのに、
手だけが勝手に動いていた。
何か忘れている気がしながら
マヨネーズを入れる、入れ過ぎ。
でかい皿に盛る。
少し多い。いや、かなり多い。
あ、思い出した、チーズだ。
スライスチーズを一枚入れる。
2枚は何とか理性が勝つ。
溶けるように混ぜる。ここで卵をもう一つ入れる。半熟になって美味しいから。
少しだけ、間を置く。
一口食べる。
晩御飯で余ってた目玉焼きを乗せてはいけないのは分かってる、
卵は一日に二個までだ。なのに乗せた。
「……うま」
その一言で、全部が報われた気がした。
夜中のチャーハンは、
いつも少しだけ、世界をマシにする。
カロリーはご愛嬌。




