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思わぬ戦力が手に入ったが、その後は特筆するようなこともなく帰国の日を迎えた。

強いて何か挙げるとすれば、キャサリンの火属性能力が少し強くなったくらいか。「ライターの方がまだマシ」から「紙くらいなら一瞬で焼ける」くらいにはなった。テレパシーはもともと強かった分、あれで上限らしくあれ以上の強化は一切なかった。まだ目覚めて一日か二日くらいだから早計かもしれないが。

とにかく帰国である。帰りの飛行機で空を飛ぶタイプの魔獣に襲われるなんてアクシデントも無く、何事もなく日本に着いた。着いた頃には夜だったが。


翌日、三人から俺がイギリスに居る間に倒した魔獣の数・種類の報告を受け、嘘をついていないか念のため感情視認で確認した後に規定通りの給料を払う。基本的に弱いのばかりだったので一人10万円くらいだった。が、思った以上の金額になったせいか全員驚いていた。特に中学生である二人は「こんな大金…!?」みたいな顔でしばらく硬直していたな。

俺からしてもそこそこの大金だったけど。いくら株限定の未来予知があるとはいえ、あまりにも当てすぎると怪しまれるだろうし、うまく調整しないといけないという問題もある。しかも未来が分かっても株の動きを制御できるわけではないので、もし世界中の株価が暴落したらそれだけで詰む。資金源を見直した方がいいか。

まあそれは後でやるとして、キャサリンの給料はどうしよう?日本円を換金するのは普通にやればいいが、問題はそれをどうやって向こうに運ぶかなんだよな。しかも討伐の確認のために俺が向こうまで出向かないといけない。どうしたものか…。

待てよ?

テレパシーに感情視認を使えないだろうか?正直だいぶ無理がある気はするが、使えたらいちいち向こうに行って確認する手間は省けるんだが。

給料はもう地道に運ぼう。それしか無いわたぶん。

『キャサリンさん、今ってテレパシーはできますか?』

『はーい!大丈夫ですよ!』

お、つながったな。言語の壁を無視して話せるのは本当にありがたい。

とりあえず事情を説明しよう。

『…というわけなので、嘘なのかどうか分かりにくいことを言ってもらえませんか?』

『分かりました!それでは…』

『私はこれまでに三回告白されたことがある!〇か×か!』

あ、そういう感じ?どれ…?

おお?なんか色が見えるぞ?

もう一回言ってもらおう。

うん、やっぱり虚空に色が見える。この色だと…

『嘘ですね?』

『せいかーい!…一度も告白なんてされたことないですよ…はぁ。』

『そ、そうですか。』

なんか微妙な空気になってしまったが、実験は成功…でいいんだよなこれ?

実際にやっておいて何だが、テレパシー越しに感情視認が使えるってなかなか意味不明だな。今更か。



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