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あの後は人通りの少ない場所や夜道などを巡回して他に魔獣が居ないか探した。案の定と言うべきか、林や山奥にはさも当然のように何体か居る。もちろん全部倒したが、街中でも夜中で且つ人通りが少ないもしくは無い場合は普通に湧く。臆病すぎんだろ…あの巨大ナメクジは白昼堂々と出てきたが。通行人に襲いかかろうとしていた奴を間一髪バレる前に倒せたことも一度や二度ではない。結局、イギリスでは仲間は見つかりそうにないかもな。なんというかこう、ピンとくる人にまだ出会えていない。もう深夜だし、そろそろホテルに戻るか。変装も解いて、と。


翌朝。なんとなくテレビをつけると、巨大ナメクジと謎の超能力者(俺)がニュースになっていた。というか、昨日俺が倒したちょっと後くらいにはすでに速報が出ていたようだ。英語はせいぜい日常会話くらいしかできないから、画像・映像とたまに聞き取れる単語で判断しただけだが。

内容は日本でムカデが出た時とそう大差ない。映像がフィクションでないと念押しし、魔獣たちの存在や超能力について議論するだけだ。あと、逃げるのを優先したせいで回収できなかったナメクジの残骸はどこぞの研究機関が回収したようだ。前にも言ったが、現在の科学力では観測不能な謎パワーで強化されているだけで元は普通の生物の体組織と変わらないから、調べるだけ無駄である。何度調べても「完全にナメクジです」以外の結果は出ないはずだ。

あ、みんなからメールが来てる。まあ来るよね。

まずは伊藤さん。

「なんか今までにないくらいのサイズの奴が出たみたいですけど大丈夫ですか!?映像を見た限りでは割と余裕そうでしたが…」

「見かけ倒しでしたね。」

その後のやり取りではついに一人で竜巻を出せるようになったこと、夜に戦った帰りに職質されたこと、他にも能力が進化したことなどを教えてもらった。

竜巻ってどこで試したんだ?ニュースになってたりする?バレなきゃいいけど。

次は翔君。

「そっちも大変でしょうけど助けてください、愛理の鎖がレベルアップして本数が3本に増えた上に束縛力がめっちゃ強くなって抜け出せません。しかもデバフ能力も成長してて大体の戦いが独壇場です…。デバフと鎖アタックのコンボが強すぎるんですよ!」

「すいません俺にはどうにもできません。」

やっぱヤンデレはヤバイな!いつか俺も超えるのでは??

あ、ついでに倒した魔獣の数・種類の記録も送られてきたな。帰国したら真偽確認してから給料を出そう。

愛理さんからは何も来ない。翔君以外には関心が無いんだろうなあの娘。

帰国まであと二日か。仲間が見つかるといいが。





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