表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/30

19

主人公は他人には基本敬語キャラです。

伊藤さんに話したのと大体同じ内容を話し、討伐に参加するつもりはないか聞くだけ聞いてみる。駄目だったら潔く諦めよう。

おや、即答した伊藤さんに比べると二人ともかなり悩んでるな。やっぱ年齢に反して落ち着きがある。

普通中学生がこんな異能力バトルモドキに巻き込まれたらもっと騒ぐだろう。

不安要素があるとすればこのリアルヤンデレちゃんだが、まさか吸収させた結晶の中身ガン無視で鎖とかの拘束・束縛・行動制限系の能力になったりしないよな?それはそれで強そうだからこの際いいけど。本人の性格的にもピッタリだ。

どうやら二人ともどうするか決めたらしい。

「俺やります。戦うのは怖いし、どんな能力に目覚めるかも分からないけど。」

「翔くんがやるそうなので私もやります。」

いや後者!本当に自分で考えたのか!?てか男の方は翔っていうのか?そういや自己紹介忘れてたわ。

「自己紹介を忘れていましたね、倉野明と申します。」

秋田翔(あきたしょう)です。よろしくお願いします。」

「…波井愛理(はいあいり)。」

ふむ、ヤンデレは愛理、と。

自己紹介も済んだことだし、結晶の吸収を始めようか。車を飛び出した際、一応いくつか持ってきている。

さて、二人は何に目覚める?


「おお、なんだこれ…変な感じだ…。でも、この結晶は違うな。」

「発信機か束縛系来い…発信機か束縛系来い…!」

愛理ちゃん!?できれば化け物との戦いに役立つものになって欲しいんだけど?なにその執念?こっわ。

紆余曲折あったが、二人の能力はこうなった。

翔→飛行&雷

愛理→鎖&デバフ

うん、翔くんはいい。飛行と雷の組み合わせは強力だ。上空から一方的に雷を放てばだいたい無双できるだろう。しかも覚醒したてにも拘らずすでにそこそこ強い。飛行は20mほどの高さまで飛べて、速度も自転車よりはやや早いくらい。少し遅い気もするが、初めてでこれならかなりの逸材だ、たぶん。

雷も強い。覚醒したてだし静電気くらいかな、と思っていたらムカデを貫通するくらいの雷撃を放ったのだ。しかし消耗は激しく、三発でバテた上に一発ごとに6秒くらいのチャージを挟まなければいけない。

戦闘だとわりと長いぞ6秒って。しかも一直線にしか飛ばないから相手が少しでも横にズレるとアウト、射程も微妙で6mくらいで消滅する。そして今のところはまっすぐに雷を飛ばす技しか使えない。

今後の成長に期待だ。伊藤さんの風と合わせて雷の嵐とか作れば強いな。

次に愛理ちゃん、うん。…うん。「絶対に翔を逃がさない放さない」という意思を感じる。結晶の中身ガン無視で覚醒したわけではなく、ちゃんと拘束系・デバフ系の能力持ちの個体の結晶だ。

鎖は触手のように操ることができ、相手を掴む、締める、鎖を鈍器として叩きつけるなどの応用が可能。普通に強くね?しかし現在は一本しか出せず、動かす速さも微妙。一般人なら回避は無理かな、くらい。でも骸骨蜂以上の強さの化け物たちはヒョイヒョイ避ける。避けられては応用も意味はない。特訓で速度は増しても本数はどうにかなるのか?これも将来に期待だ。

もう一つのデバフだが、これは俺の強化の反対となる「全ステータス低下」のようなもの。そうとしか表現できない。筋力(攻撃力?)や皮膚・外骨格の硬さ(防御力)、移動速度などを低下させる。こちらは最初からそれなりに強力であり、俺の強化無しでもムカデくらいなら一般人でも武器があればギリギリ勝てるかもな、くらいには弱くできる。地味に強いのだ。

相手をこれで弱体化し、味方を俺が強化すればかなり楽に戦えるだろう。これは僥倖だ。

しかし、やっぱりテレポートは無理だったな。地道に探すか。

あれ?そういえば今何時だ?普通に中学生連れまわしちゃったけど。…23時!?まずい!中学生が出歩いていい時間じゃない!

「あ、大丈夫ですよ。俺も愛理も両親が共働きで、日付が変わるまで帰ってこないんで。」

「それはそれで酷くないですか?」

いやほんとに。もしかして二人ともかなりギリギリの生活を送っているのでは?

ん?生活費…あ。そういや給料とかどうするか忘れてた!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ