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伊藤さんと出会ってから1か月。今日も今日とて化け物狩り。狩り続けたおかげか、この近辺の数はかなり減ってきている。限界はあるが、もっと遠出してみるか?いつかは無理のない範囲でメンバーを増やしていきたいな。できれば海外にも欲しい。確実に海外にも化け物は湧いている。じゃなきゃあんな行方不明のニュースは頻繁に流れない。ただ、最近は減ってきている。どうやら各国が特に行方不明者の多い山や廃墟、人目に付きにくい場所への立ち入りを禁止したらしい。警備隊まで動員して見張っているおかげか、以前よりは目に見えて減った。しかし奇妙だ。警備隊までいるのに、何故あの化け物たちに関する報道が一切無いんだ?

そういえば、あいつらは基本的には臆病で縄張りの中に入ってきた人間しか襲わないんだったか。

しかも、何がしたいのかは分からんが能力者を優先的に狙う性質もたぶんある。

警備隊が縄張りに入っていないか、入ったものの全滅したか、能力者でないため襲う気にならずスルーしたかなら筋は通るな。当時一般人だった伊藤さんが襲われたのは、あの個体が特に凶暴な個体だったからであり、報道が無いあたりそういう性格のやつはまだ他に出ていないのだろう。


人数の問題だが、二人だとどうあがいても無理。しかも伊藤さんは微妙なスペック。一応脆い個体ならエアカッターで切断できるが(俺の付き添いのもと試した)、それでも火力不足としか言えない。竜巻は起こせず、せいぜいがちょっとしたつむじ風くらいだった。一応風の鎧みたいなので多少の防御も可能。しかし、彼女に強化を掛けた後だと、エアカッターは威力、速度、射程全てが向上し、刃の竜巻のようなものも起こせるようになる。多分全力でやれば前代未聞の規模のハリケーンとかも出せるだろう。もう彼女は強化前提の戦闘員でいいんじゃないか。

いや、俺が何らかの事情でダメになったときに困るな。やっぱ特訓は続けさせよう。強化するとそれはそれで彼女の技量が追いつかずによく暴走するし。肉体や能力の強化はできても、経験や技術はどうにもできないのだ。

あと、竜巻はよほどのことが無い限り封印することになった。

大量の蝙蝠型の化け物に襲われた際に使ったのだが、周囲が大惨事になったうえ、ニュースや警報で大々的に報道されてしまったのである。基本的に「身バレは避けよう」という方針のため、話題になるのはまずい。

しかもあの山は私有地だから、木々をなぎ倒してしまったのもまずい。戦いの余波で多少そうなることはあったが、今回は規模が酷すぎた。次からは気を付けよう。

なんて考えてたらもう気配が消えた。この辺りに今回湧いたのは狩り尽くしたか?

よし、もう帰るとしようか。

車に乗って帰路に着く。もちろん戦闘中に着けていた身バレ防止用の変装道具は鞄の中だ。この辺りは夜になると人や車の数が一気に減るなあ。ゼロではないが、徒歩だとだいぶ心細…ん?

奴らの気配!?街中だぞここ!?不味い!!



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