【今日も冒険者たちは逃げ惑う】
案外、早く纏まってので投稿しておきます。
始まりはいつもそうだ。いきなりやってくる。どうしてその事を俺は忘れていたのだろうか…
「畜生、話が違うじゃないか!」
そう言った奴は悲鳴を上げながら真っ先に黒い波へと飲み込まれた。
「いいから煙を焚け、さっきみたいにあいつらに食い殺されるぞ。」
東洋の服装をした奴が何かを投げると辺りが煙に覆い尽くされた。
「クソ、早く引き上げるぞ。」
リーダー各の奴は自分も含めた5人はその場から離脱する。
その後からもアイツらの這う音が耳を離れなかった。
必死に走った。脇目も振らず、みんなバラバラに逃げていった。誰かの悲鳴が聞こえたかもしれない。
けど、俺は必至だった。今すぐここから逃げたかった。逃げた道の先に古ぼけたドアがあった。
「ドアだ、やった!ここから出れる。」
だから俺は目の前のドアに突撃しようとした。
「バカ、お前、わざわざ自分から袋小路に入る…」
俺を止めようとした先輩は喋り終わる前に黒い波へと飲み込まれた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛痛でえ゛え゛え゛お゛っ゛え゛あ゛あ゛…」
悲鳴が目の前で、憧れる先輩が悲鳴をあげて無残にも生きたまま食われていく。
「っひ、嫌だ嫌だ嫌だ死にたくない!」
俺は夢中になりながらドアに壊しながら入り、そのまま階段を文字通り転げ落ちていった。
最後に見たのは下の階層であるダンジョンだった。
俺君は生き残れるのか、そもそも残りの2人がフェードアウトしているぞ。合わせて3人はダンジョンを抜け出せるのか…執筆まで暫し待たれよ。