死にたくなければ撃て!
ドゴォン。
ソルがソフィがその音を聞いた。
遥か遠くからの爆音だ。
敵軍が攻めてきたのだ。
いそいでそちらに向かって走る。
「この国は、平和じゃなかったのか」
そういうと、すこし遅いスピードでついてくるソフィが枝を切りながら問いに答える。
「平和だったわよ。けどある国が魔王と手を組んで・・・」
そういうことか。
納得した。
そうこうしている内に戦争の最前線に着いた。
この世界は銃弾戦らしい
銃に魔法を込めて撃ち合っている
俺は、力の限り叫ぶ。
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだっ」
すると戦場は、もっと状態が悪化した。
飛び交う魔弾の数が遥かに増えた。
ソルは戦場のど真ん中に飛びこみ黒い剣つまりルソで立ち向かう。
後ろの兵士が肩に手を置き囁いた。
「頼んだ」
俺は、ルソで敵を切り刻んでいく。
遅れてきたソフィが、泣き崩れながら叫ぶ。
「ソルっ・・えぐっ・・死んじゃうよ・・・ひっく」
「それでも・・・それでもっ俺は守りたいものがある。だから戦うんだ。」
俺は兵士に指示をだした。
「みんな、聞いてくれっ。俺は俺、お前はお前だ。それぞれできる事がある。だからお前らは姫を守れっ」
そういうと兵士50人程残して兵士は消えた。
「死にたくなければ撃て!お前がお前を生かすんだ。