魔人
「よし、ではこの者も勇者と認める。ということで異論はないな。」
「ない」
「ないぞ」
ん、読者の皆さんご機嫌よう。
なぜこんな事態になったかって、
よし
回想
太陽は聖剣を抜いた。
いや抜いてしまった。
今は鞘にしまったが、もし見ているものでもいたら・・・
「おいっそこの者。今聖剣を抜かなかったか。」
「私も見たぞ」
「俺も」
いた。
しかも一人や二人じゃない。
言い訳できそうにない。
「あの~、勇者しか抜けない剣ならこれ、偽物なのでは。」
すると王の間はザワつく。
しかしソフィゆったりと俄然とした態度で
「これは、聖剣だって私は抜けないし、術式も書いてあるもの。」
その一言で、納得した様で。
現在にいたる。
------------------------------------------------------------
俺は勇者として認められたが別にこれまでと
変わらないらしい。
「じゃあ魔法学校に行こう。」
「?なんでそんなに・・・」
「ん?」
「なんでもない」
それで夜の校舎に着いた。
職員室に入る。
そこに少し太った先生がいた。
ス○ムダンクの安西先生にしか見えない。
「待っていましたよ。入学希望者ですね。ではこちらへ」
先導されるままに歩く。
一つの部屋にたどり着いた。
部屋の真ん中には大きな水晶があった。
「では、ここに手をあててください。」
言われるがままに、手をあてる。
すると近くにあった、機械からカードが出てくる。
「ほう、これは、おもしろいですね。これは、ここの学生証みたいな物です。自分の力が
書かれているので、あまり見せないのがいいでしょう。」
カードを見る。
--------------------|
遊馬太陽 職業 魔人|
|
筋力EX 精神力EX|
脚力EX|
魔力A+ 知力C+ |
|
魔法属性 創造 空間|
破壊 雷 太陽 |
---------------------
色々ツッコみ処が満載すぎる。
職業 魔人って
EXって。
創造って。
色々壊れて笑えてきたぞ。ハハッ
「なあ、ソフィの筋力何だった。」
すると出てきたカードを手にとって言った。
「B+ですね。」
「ついでに翔は。」
「・・・・・・・・・・」
翔のことだから、『ついでって↷』って言うと思ったのに。
「ま、まさかソフィ以下・・・」
「おお、C+・・・」
そういうと、項垂れた。
するとその横から安西モドキもといホウスイ先生が現れる。
「そう落ち込む事はないよ。世界の格闘技のトップレベルでもBですよ。」
「まさか、ソフィってバケモノ」
そういうと、ソルはソフィに引きずられていた。