表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

異世界

「ん・・・ここは」

太陽の眼が覚める・・・。

すると太陽が自分の体の異常に気付いた。

傷が一つもなく、ライと一体化した感覚があるのだ。

「おい、ライ出てこい。」

すると頭の片隅でライが語りかける。

「ハイ御用ですか。」

すると太陽はライの様子がおかしい事に気がつく。

「なぜ、姿を現さない?」

悪魔というものは、この人間や悪魔以外の生き物が住むところに来るときは、霊体化れいたいかしなければならない。

しかし遊馬家には、それが見える。

いつもなら、霊体化した悪魔がそこに見えるのだが・・・

姿を現さない。

「遊馬様は、神の毒を受けて、死ぬ寸前でした・・・。悪魔と一体化することで毒をかき消すことができる。だがアナタの体ではそれに耐える事はできない。しかし神を喰らったことににより、アナタの力は

 異常に膨れ上がってました。それにより、一体化し、最後の力によってこちらの世界のに飛びました。」

太陽は周りを見まわした。

見渡す限りの草原。

「元の世界と違うのは、解った。だが何故飛ぶ必要があったのだ。」

「神の力を消費する必要があったのです。あのままでは、光の気が、一体化した私と太陽までも焼き尽くした。

  その光の気の大量消費が、世界を飛ぶことだったのです。」

そのまま安心してください。とライが続ける。

荒れ狂った神だった故に光が薄かった、だから神の力の一部はまだ太陽の一部。

言語も神の力により、伝わるようになる。というのはライの弁。

それから、草原を歩き始める。

咄嗟の判断だったから、どんな世界にきたのか、解らない。

そう危惧しているとその危惧が当たった。


グォォォォ~~


そう魔物が現れたのだ。

一匹や二匹ではない。

数えきれない数の魔物だ。

しかも数種類。

ゴリラに鎧をつけた様な奴や、チータのような姿で炎を纏っていた魔物もいた。

「おい、ライ。お前の力も使えるってことだよな。教えてくれ。面白そうだ。」

するとライの記憶の一部が頭に傾れ込む。

「ホントに面白そうだ。」

そう呟くと太陽が左手をあげる。

するとその手に、雷が落ちる。

そして、飛びあがった。

「飛翔、雷落とし。」

飛びあがってボスの様なゴリラの脳天に落ちる。

地面を伝って周りの魔物も感電して倒れる。

大半の魔物が逃げてしまった。

「まだやるのか。」

そう睨みつける。

すると右眼を見た魔物がすべて逃げだした。

一匹も残らなかった。

すると魔物の大群のど真ん中に一つの馬車が見えた。

既にボロボロだったが、生命は感じられる。

馬車を開けて中に入ると一人の美女がいた。

青い髪を腰のあたりまで下ろし、眼は淡いブルー。

女性らしい体型。胸もそこそこ。


驚いたように眼を開いた。

「もう死ぬと思っていたのに。アナタが助けてくれたのね。ありがとう」

そういうと、太陽の顔を覗き込んだ。

か、かっこいい。

そう思った。

何もかも包み込む様な黒の髪。美形としか言いようがない顔立ち。常に潤っている唇。すっきりとした鼻。

何よりも悪魔の様な右眼|(実際に悪魔なのだが)に秘められた美しさに。

太陽自身も気づいていないのだが、左眼は神の神々しい光が秘められていた。

「そうだわ。アナタ旅人でしょ。なら私の家に泊らない。そこで珍しいものも見れるでしょうし。」

「ああ、行くあてもないんだ。頼む。俺は遊馬太陽。太陽って呼んでくれ。」

「ソルか、いい名前ですね。私はミラノ・ソフィア。ソフィって呼んで。」

そうして、この世界で食事にありつけるかもと安堵していた。

不定期更新(えぇ

かもしれません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ