プロロ~グ・終わり
俺は、悪魔使いに生まれてきた。
ここは、遊馬家。
荒れ狂った神と捻れた世界を直すために、生まれた家系だ。
そのために、その為だけに悪魔と契約する。
契約した悪魔と術者の力や相性によってその禁断の能力を得る。
ある者は武器を作る能力に長け、ある者は魔力を得る。
そして俺は、人とは、すこし違う能力を得た。
そう・・・それは、あまりに黒かった。
体を悪魔に貸す。
それによって力を得る。
そんな契約内容だからいつしか友情に近いなにかを悪魔と得た。
「おい、悪魔貴様の名前なんだ。悪魔、悪魔と呼ぶのは面倒だ。」
「私アナタに名前を貰いたい」
「ならライLieと書いてライだ。貴様にぴったりの名だろう。」
「ええ、遊馬太陽がそう思うなら・・・」
------------それから5年ほどの時が経った。---------------
時が満ち神と戦う時が来た。
仲間がどんどん死んでいく、自分も右目が無くなり、毒も回っていた。
傍らに倒れていた父が話しかける。
「太陽・・お・・お前・は、左腕を悪・・悪魔と契約し、か・・神を喰らえ・・・。」
そういうと、父が息をひきとる。
俺は、左腕を契約した。契約により、ライに腕が引き渡され、悪魔の腕になる。
「サービスですよ。その右眼も契約してあげましょう。」
すると右眼までも悪魔の眼に変わる。
父が追い詰めたであろう神がそこにいた。
神は、風前の灯火だった。
しかし、神はすぐに、体の再構築を始める。
しかし、ムダな努力とは、神は判っていた。
目の前には、友情を帯びた悪魔によって左腕と右眼を悪魔に転生した、悪魔が立っていたのだから。
悪魔の左腕が神を喰らう。
しかし太陽の命も終り近づいていた。
神の作った毒。神ですら解毒は不可能だった。
「太陽が死ぬなら私も死んでやろう。しかし生憎死ぬ気はない。だから・・・
異世界に神を喰らったエネルギーをつかって飛ぶぞ。」
そう生きる為に。
飛んだ
13歳の暇人ここに光臨!!
作者の現実逃避に付き合ってください(えぇ