婚約破棄を叫ぶ婚約者へ。
書いたことない初心者が書いたので内容はひどいかも。
あらかじめご了承ください。
「クリスティーナ、貴様との婚約は破棄だ!
婚約者はカルヴィナとする!」
今日は学園の卒業式、生徒が集まり、さぁこれから始まる・・・という所でこれ。
大勢の人がいる中で、何を考えているのでしょう?・・・というか。
(殿下は知らないのでしたっけ?王様から知らされているはずですが???)
わたくし達の婚約は、殿下有責で解消されております。
昨日決まりましたが知らされていないのでしょうか?
自己紹介がまだでした。
わたくし、クリスティーナ・ローズクロイツ。
公爵令嬢です。
壇上で叫んでいるのはこの国の第一王子であるアラン・クォーツ殿下。
その隣にいるのがカルヴィナ・ラベンナート子爵令嬢ですわね。
「おい!聞いているのかこの悪女!
貴様は王妃教育も全くしておらず、学園にもほとんど通っておらず試験も散々!!
単位も足りなく卒業できないくせに今日ここにいる!
それに比べ子爵令嬢ながら成績優秀なカルヴィナに嫉妬し登校するたびにいじめ、先月は暴漢を雇い襲わせただろう!!
幸い私と近衛騎士達が駆けつけ、全員捕縛したがな!その時に暴漢の1人がお前に雇われたと吐いた!
もう限界だ!無能で性格の悪いお前ではなくカルヴィナと一生を共にする!」
叫ぶ殿下とくっついてニマニマ笑っているカルヴィナさん。笑い顔が下品ですわよ?
いつも一緒にいる側近達はいませんわね。皆様お馬鹿王子から離れていきましたから。
離れるのが遅れた方数名は廃嫡させていたはずですが。
「ご機嫌ようアラン様、
私たちの婚約は昨日解消されました。
国王陛下からお聞きになりませんでした?
それにわたくし、王妃教育はとうに終えております。あなたの分の公務をこなしておりましたの。
あなたが全然公務をこなさず、そこのカルヴィナ様と毎日遊び呆けておりましたから。
毎日王宮におりましたの。
なので学園は試験を受ける時だけ登校しておりました。もちろん全部合格して卒業資格は得ております。
カルヴィナさんは成績は優秀ではありませんわよ?
教師を脅したり賄賂を渡したり、体もお使いになって誤魔化していましたもの。本来の成績は下の下ですわね。
いじめも暴漢も彼女の自作自演ですわよ?
我が家できちんと調べましたし、王家にも協力をお願いして影を動かしております。
殿下も留年ぎりぎりでしたが、王様が学園長に卒業させてほしいと懇願されてましたわ。」
わたくしが言うと
「な・・・」「嘘・・・?」
そういってお二人は絶句し。
「あの王子、とうとうやらかしたな」「カルヴィナ様、噂本当だったんだな」「王が懇願・・・」
会場はひそひそ声がそこかしこで聞こえます。
「ああそうそう、殿下はこの後廃嫡に平民落ち、カルヴィナ様もご一緒なので。よかったですわね?
余計な種を撒かれては厄介なので大事な所は落とされます。一生一緒にいられるよう婚姻届を提出済みですので。
お二人とも末永くお幸せに。
この事、父である公爵に報告する為、退出させていただきます。
それでは皆様ご機嫌よう」
「待て、廃嫡だと!?しかも平民に!?断種!?
ありえない、何かの間違いだ!父上がそんな事」
「私も平民?何かの間違いでしょう?
せっかく王子落としたのに王妃になれないの!?」
後ろから声がしますが私は無視してカーテシーをし
会場から去ります。
「もうあの馬鹿王子の尻拭いをしなくてすむ。
なんて素晴らしい。」
第一王子は正妃の子ですが頭はカラッポ。
正妃を寵愛し、この子供をも可愛がる王は、
どうしても王位につけたくて、支えられる者がわたくししかいないと王命で結ばれた婚約。でも
最初から最後まで馬鹿王子は遊んでばかり、勉強もしない。
問題を起こしてはわたくしが尻拭い。
子爵令嬢と付き合いだしてからは悪化。
キレた公爵家は王を脅し、婚約解消に漕ぎ着けました。
王位は側妃の子の第二王子が継承するでしょうね。
もともと優秀ですから。
終
やっぱ書くのはムズいよね。