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僕と妖精さんの夏休み!  作者: 岩田凌
夏休み編!
11/29

番外回! ぷんすかリーナ

今回は番外回です。

ある真夏日、りゅーすけはリーナとアニメの一挙放送を見ていた。

ーーこういう暑い時はアニメに限るよ……。

りゅーすけは麦茶を飲み、梅のお菓子を食べながらこくこくと頷いた。

りゅーすけとて高校生。丁度アニメにハマる時期だろう。

今日はりゅーすけとリーナが楽しみにしていた、『魔王は妖精になっちゃった!』。通称『よーまお』と呼ばれるアニメの一挙放送なのだ。

りゅーすけの肩にはリーナがせんべいをガリガリ食べながら、じっとスマホの画面を見ていた。

ーー妖精とせんべい……合わんな。

ちなみに、リーナはりゅーすけと違い初見である。りゅーすけよりも期待に胸をふくらませていることだろう。

さて、いよいよ『よーまお』の一挙放送が始まった。……始まったのだが。

物語が進むにつれて、リーナの顔が不機嫌になっていった。

それだけではなく、あーだこーだと愚痴を言い始めるようになった。

「魔王様が妖精になんかなれないよー! 魔王様は葉っぱでドロンできるタヌキじゃないんだよ!」

「…………」

「魔王様が悪い人なわけないよ! 魔王様は単に魔力が多いだけの優しいへっぽこなのー!」

「…………」

「むむむ……どうして妖精の男の子がいないの? リーナわかんない……」

「…………」

りゅーすけはそっとスマホの電源を切ると、リーナの頭を優しく撫でた。

ーー今度からは日常系アニメを見せよう、うん……。

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