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詩、紡ぐ場所(α)

サクラ、さくころ

作者: 蒼井托都

桜咲くころ 思い出す

桜散るころ 思い出す


校門抜け 手を合わせて

卒業後の未来に夢馳せ

語り合った あの帰り道

「もう昔のこと」なんて話す

あれから僕らは

けして平坦な道を歩いてない けれど

鮮やかな思い出さえ

消してほしくなかったんだ


桜咲く頃 思い出す

あの日あの時の僕らのことを

桜散る頃 振り返る

僕ら別々の道歩きだしたことを



それぞれの道 歩きだして

僕らの心も擦れ違った

噂ばかり 齧り合って

本当の心見ようともしないで

先を行くひとの 背中に惑わされていただけで

思っていたより 君の背中は小さかった



桜咲く頃 思い出す

僕ら未来を語り合っていたこと

桜散る頃 振り返る

僕ら互いに分かりあえなかったこと


桜咲く頃 思い出す

僕ら傷つけ合った日々のことを

桜散る頃 振り返る

僕ら過ごしたあの毎日のことを

毎日のことを




○お読みいただきありがとうございます。

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いやはちゃめちゃもうとっくに散ってる。

とか思いつつ2006年頃に書いてたものシリーズの移植を。

当時何を思って綴っていたかはやはり記憶の彼方ではあるものの、恋でも友情でも当て嵌まるような、逆に限定しないような関係性を書きたかったのではないかなと思います。

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