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笑顔

作者: 雪沢るい

 嬉しい、楽しい、幸せだ、そう言って僕は笑っている。でも、実際は楽しいことばかりじゃないし、むしろ辛いことの方が多いように感じる。


 笑うのは生きていくうえで楽だ。笑顔という仮面をつけて自分を形成すればいいのだから。


 周りの目を気にして僕を隠している。傀儡のように誰かの意図で体を動かし声を発声する。そうやって周りの空気の一部となって、僕の中から「自分」が消える。


 本当の気持ちなんてわからないし、もうそれを知ろうとも思わないけれど。周りの目を気にせず自分勝手に、自己中に、自由に、なににもとらわれずに生きていたら、どんな人生だっただろう


 そんなのはもう無理だから、僕はピエロのように、道化のように、傀儡のように、誰かの意図で生きていく。

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