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BBQ(バーベキュー)

何時もより投稿が遅れて申し訳ありません。

宴会の疲れが溜まりすぎてダウンしました。もう元気です。

 秋葉は木工ギルドの工房で汗を拭いながら自転車の最終調整を行っていた。

 専門学校に通っていた頃は、自分で組み立てた自転車で通っており、大まかな構造は頭に入っていたので自転車制作をマサキから頼まれていた。

 

 大体のイメージは異世界人全員で埋め合わせ、細かい部分を秋葉が埋めるという形で設計図を完成。

 自転車のメインフレームはしなやかさと軽さと耐久力を持った竹で作られており、車輪のフレームも既存の荷馬車の車輪を細く薄く加工。チェーンの部分は隣の彫金ギルドによって難なく完成した。

 

 車輪部分のゴムの方は元冒険者であったギルド長によって解決した。

 昔、ダンジョンで空腹に襲われたときに蛇のように大きな、ミミズ型モンスターを焼いて食べようとしたが、そのミミズ型モンスターは焼くと皮が強い弾力を生み、結局食べることが出来なかったそうだ。皮を取り除き。煮込めば美味しく食べれるらしい。今度ご馳走すると秋葉は誘われたが丁重に断った。

 

 ゴムの性質を秋葉からから聞いたギルド長は冒険者ギルドに持ち込まれていたミミズ型モンスターの皮を引き取り、円形のフレームに合わせて加工。そのまま火で炙るとミミズの皮は妙な香ばしい香りと共にゴムに匹敵する弾力に仕上がった。以降、このミミズゴムは今後、車輪の発展に大いに役に立つことに。


 秋葉はミミズと言う事で、最初は触るのを躊躇していたが「ただのゴム、うん、これはゴム」と何度も自分に言い聞かせるように呟いてゴムの硬さを確認していた。何度か触ると慣れたようで、円形に仕上がったミミズ皮を引っ張ったりして強度も確認。

 車輪に接着する時は熱を加えると強力な接着力を持つ、ステディスライムの体液を使っている。2匹ともダンジョンで自然発生するタイプのモンスターだ。

 

 熱量を調整し、秋葉が満足できる弾力と硬さに仕上がると慣れた手つきで組み立て、最終調整に入った。


「今から試乗するので、少し離れててください」


「あ……ああ」


 秋葉は汗を清潔な布で拭い、艶のある長い赤茶色の髪を三つ編みに編み込み、袖シャツと迷彩柄のズボンと言った姿で木工ギルドの表に出た。

 

 外に出ると二の腕を出したラフな格好と、アデルに匹敵する胸が男性達の視線を引きつける。

 秋葉の姿を見かけると、数人の男たちが近付いてきた。秋葉は男たちの姿を見るとため息をついた。

 彼らは木工ギルドの近所で働いている男達だ。何度も声を掛けてくるが秋葉は全て冷たく断っている。

 それでもめげずに声を掛けてきている。


「秋葉ちゃん、それが領主様に頼まれてた奴かい?」

「はい、今から試乗するので離れて下さい」

「良かったら俺がやるよ!」

「嫌です。それに慣れてない人が乗れるわけないじゃないですか」

「それ終わったらご飯でもどうかな? 奢るよ」

「お断りします」

「いやいや、足湯というのが完成したみたいだからそっちにいこうよ」

「試しで使わせてもらったのでいいです」

「豚と罵って下さい!!」

「この豚野郎! って誰今の!?」


 冷徹な表情で、アタックし続けてきた男達を軒並み斬り捨てていく。試乗できそうな広いスペースに出ると、道の先から見慣れた姿を見つけた。マサキとアデルだ。ただし、その距離はまだ1km以上あったが、秋葉はマサキの姿を見つけると冷徹な表情から一変、笑顔になって身だしなみを整えた。

 

 秋葉の『眼』は元の世界に居た時より良くなっているが、その『眼』を更に強化しているのは秋葉が身に着けた〈遠視〉のスキルだ。

 戦争中に身に着けることになったスキルは、今は遠くにいるマサキの顔をしかと捕えた。

 それと同時に隣に並んでいるアデルの姿を見て、チクリと秋葉の胸が痛む。

 

 その事をごまかす様に身だしなみを整え終わった秋葉は足早にマサキの下へと自転車を押しながら駆け寄っていった。





◆◇◆





 足湯を堪能し、タツマから秋葉が自転車を完成させたと聞いた俺は、冒険者ギルドがある大通りの裏手にある木工ギルドに向かっていた。

 木工ギルドがある通りは職人街のような感じになっていて鍛冶ギルドや彫金ギルドなど軒を連ねている。


 昼食の時間帯ともあって店から多くの人が出て来ていた。混雑を避けようと広い場所に出ると、遠くから秋葉が自転車を押しながらこっちにやってきていた。

 秋葉が試乗をするという事なので人が少ない広場の方に移動する。試乗する場合は人が少ない方がいい。

 

「おおお、本当に完成したみたいだな」


「素材に竹が使えるってのは覚えてたんだけど、何とか木工ギルドの人達に手伝ってもらって作ること出来ました」


「あれが自転車というものか。随分と小型で細いのだな。あれで乗れるのか?」


「人が乗るには十分な強度はあるぞ。大体一人から二人までしか一緒に乗れないけど、無理やり乗ったら7人位は乗るはずだ。そうなったら曲芸の類になるけどな」


「なるほど。そこまでの強度があるのなら大人でも乗れそうだな。しかし、マサキ。何故馬の代わりの乗り物を作ろうと思ったんだ?」


「ああ。一番の理由は皆の移動速度をあげておきたいと思ってな。これが一般的に普及できるようになれば馬を使わずとも、移動が手軽にできるようになる。馬車を急いで走らせた速度には流石に負けるが、徒歩と比べると随分と速くなるぞ。秋葉、試しに乗って見せてくれ」


「うん。それじゃ、見ててくださいね」


 秋葉が自転車にまたがると、手慣れた様子で漕ぎ始めた。右に旋回したり左に曲がったりと、自由自在に動き回っている。手作りとは思えない程のいい出来だ。

 ブレーキも完成しているようで、軽快に動き回っていたかと思えば、急停止。ある程度のアクションにも耐えれるようで、ウィリーからの跳ねまわり、勢いをつけて段差を飛び越えるなど見せてくれた。秋葉はこういうのも得意みたいだな。

 

 だが……その薄手で動き回ると豊かな胸が上下に揺れて視線がそっちに向かってしまう。気づかれたら気まずいので視線を顔に出来るだけ集中しておこう。

 

 ある程度。動き回り、試乗が終わったのか俺の方に向かって走ってくる。

 光る汗が秋葉の健康さを引き立たせている。スポーツ少女という言葉がしっくりくる。年齢は聞かないことにしてるから少女なのかはわからないが。背が低いのと童顔で少女に見えがちだ。

 日が上り少し暖かくなってきた所為で、秋葉が汗をかいているな。あとで温泉にでも誘ってみるか。


「秋葉、ご苦労さん。これなら量産しても大丈夫そうか?」


「そうですね。今のところ違和感もありませんし、大丈夫だと思います。サイズの方も合わせてありますし」


「サイズ?」


「アデルにはそっちの事も言ってなかったか。コレの利点の一つだが、……実はこれ。アイテムボックスの中に入るんだ」


 アイテムボックスは俺達異世界人だけの特権ではなく、値段は張るが魔道具として売りに出されている。容量は2mx2mx2mで重量制限は200kgまでとなっている。

 冒険者なら、装備と食料を除けば一番真っ先に入手を目指す魔道具で、これを手に入れてから本番になるらしい。

 自転車の横の長さが丁度2m以内に納めてある。素材が竹で出来てるので重さも大丈夫だろう。多分、10kgだろうな。


「確かに……。持ち運びが解消されるとなると流通がスムーズになるな」


「移動手段を増やすのは出来るうちにやっておいたほうがいい。軍事面でも商業面でも」


 自転車部隊というのが元の世界でも存在していた記憶がある。維持コストがかからないのはいい。邪魔になった時はアイテムボックスの中に仕舞っておけるからな。

 装甲の硬さは、馬と大差ない。この世界の基本的な移動手段は徒歩か馬か船だし。王子のような飛竜は論外。

 

 車を量産するよりはこっちの方が技術的にまだ現実的だ。アルミなんてどうやって生成するのかわからんし。


「ママチャリっぽくなっちゃいますけど、前後に籠を付ければ荷物も運べますからね」


「難点な自転車の事故は最初からルールをきっちり教えていけば大丈夫だろう。後は自転車専用道路の整備も、まだアタミが発展してる最中ならねじ込み易そうだしな」


 ルール作りは一番事情に詳しいジロウに聞きながらになるだろう。量産体制が整い次第、王国に行ってジロウと念密な話をしないとな。

 

 朝食を取った後、随分と歩き回ったし足湯でのんびりしていたので気づけば昼の時間だ。

今日はとっておきのがあるからそれを使おう。春香に感謝しなければいけない。


「そろそろ昼食の時間になってきたな。秋葉、よかったら一緒に飯でも食べないか?」


「え? えっと……いいの? アデルさんと一緒なのに……」


 横目で秋葉がアデルを見ている。どうもデート中に飯に誘われた感じなのが気になるのだろう。


「私は別にかまわない。それに食べるなら二人よりも三人で食べたほうが楽しいしな」


 アデルはこういうのは比較的気にしないタイプなんだよな。寛容というか心が広いというか。大勢での食事は俺も好きな方だし。


「それじゃあ……言葉に甘えちゃいますけどどこで食べます? この時間帯だと近所の店は大体埋まっちゃってますよ?」


「それなんだが、バーベキュー用の広場ならまだ空いてるだろ。材料とか買ってそこで食べよう」


 食事街の近くに丁度いい空きスペースがあったので、試験的にやってみると好評だった。近所の店で燻製肉や野菜、魚を買い各々に焼くというのは節約したい冒険者達や、アウトドアな気分を楽しみたい住民に受け入れられた。

 炭はこの世界でも開発されていたので、今は竹炭を量産してもらっている。竹炭が量産できれば冬の燃料費の高騰も抑えられるだろう。寒さは温泉があってもきついからな。


 近所の店で鶏肉や魚介、豚肉に近いイノシシ型モンスターの肉など、玉ねぎっぽいのやピーマンに近い形の野菜を購入してバーベキュー用の広場へと向かうと、そこには大勢の冒険者や家族連れが訪れていた。

 場所と道具代は無料だが、炭には金が少々かかる。それでも店で食べるよりは価格は安くなっている。

 

 隅の丁度いいスペースが空いていたのでそこを借りることにした。隣が家族連れなので特に目立つことも無いだろう。


「んじゃ、まずは焼けにくいキノコと野菜だな。後は肉と魚は中心においてしまおう」


 野菜を竹串に刺して炭の量が少ない位置に置いてじっくりと焼いていく。

 肉や魚も斬って食べやすいサイズに。包丁が無いので手持ちに持っていたミスリルナイフだ。切れ味が良すぎてまな板ごと斬りかけた。

 そしてここからがとっておきだ。アイテムボックスから一つの野菜を取り出す。

 

 トウモロコシだ。無性に食べたくなったのだが、まだ収穫に時間がかかる。なので春香に頼み込み、スキルで無理に作ってもらった。土が疲労するので乱発は出来ないとの事だ。

 今度するときは植木鉢を必ず用意するようにと、ニコニコ笑顔で言われた。その時、笑顔という名の暴力を知った。


 トウモロコシ用に用意しておいた醤油ベースのタレを塗って網の上に置くと、ジュワァと香ばしい香りが漂う。

 

 パチパチと美味しそうな音を立てながら肉と野菜が焼けていく。イノシシ肉と魚が早く焼けたので先にアデルと秋葉に配る。

 肉用のタレには生姜ベースの特性タレだ。女性はニンニクの香りが気になるだろうし。因みにアデルは普通にニンニクも大丈夫だ。あの伝承って単純に匂いがきついからという理由でニンニクが選ばれただけだしな。日本ならクサヤになっていただろう、


「二人とも魚は大丈夫だったよな?」


「好き嫌いはないな」

「私は魚好きな方ですね」


 好き嫌いが無くてよかった。こういうのは材料を買う前に把握しておくべきだったな。今度やる時はしっかりと聞いておこう。


 俺も自分の分でイノシシ肉が刺さった串を摘まみ、肉を口の中に入れる。

 家畜用の豚肉よりは硬いが、下処理はしたので難なく噛みきれる。噛むと口の中に甘い脂が溶け、肉本来の味が口の中に広がる。

 このイノシシ型モンスターは肥えてたようで脂が良く乗っていた。いいものを引いたようだな。次にピーマンを食べる、じっくりと焼いたおかげで程よく苦みが抜けて肉と相性がいい。

 口休めようにキャベツに似た野菜も焼いてある。ぱりぱりと口の中で軽快な音を立ててこれも美味い。キャベツそのままな気がするが、ちょっと風味が違う。似たような種類なのだろう。


 じっくりと焼きながら鶏肉やキノコも全員で分けながら食べていく。食用になる鶏肉は鳥型のモンスターだ。今後は食肉用に大人しい種類の飛べない鳥を家畜として育てる案も出ている。成功してくれれば更にうまい飯が皆で食べれるだろう。

 パンも網でトーストにして焼いていく。コメがあったら焼きおにぎりをするところだ。


 次々と食べていくと、トウモロコシが焼けた。ナイフで三等分に切り全員が食べれるようにする。


 トウモロコシを手に取り、口を大きく開けてがぶりと食らいつく。口の中には甘いトウモロコシの粒と、しょっぱい醤油の味が混ざって合わさる。実に美味い。

 収穫したてはもっと甘みが強くて美味いらしい。トウモロコシの収穫が待ち遠しいな。


「ほう、これは甘い。だが、デザートのような甘さではないな」


「お姉ちゃんのトウモロコシって糖度凄いみたいですからね。果物と同じくらいって言ってたような気がします」


「それは凄いな。一本を3等分したからこれだけじゃ足りないな。あと一本焼くか。それと二人とも口の周りがソースで汚れてるから拭いてくれ」


 俺の言葉にはっとなって二人があわてて口元を布で拭い去る。

 気づかないくらいに食事に没頭してたみたいだ。気持ちはよくわかる。


 肉と野菜の量が減ってくると網のスペースが空いてくる。この時を待っていた。

 網の上に鉄板焼き用の鉄板を敷いて軽く俺も魔法を使って一気に鉄板を熱する。加減ももう慣れたものだ。……鍛冶で失敗して一度溶かしたからな。

 

 熱く熱した鉄板の上に、小麦粉で出来た麺を投入、すかさずそこに醤油と玉葱を刻んだタレを入れてかき混ぜる。

 ジュワァァ! と大きな音とタレの芳ばしい香りが立ち上った。その音と匂いは周囲の家族連れ達が一斉にこちらに集中するほどだ。

 小さくなった肉や野菜の断片を具として投入。手早くフォークとナイフでかき混ぜていく。

 作るのは焼きそばだ。これは欠かせない。


「マサキさん手馴れてますね」


「縁日の屋台でバイトしたことあるからな。本当なら卵もあった方が良いんだがっと」


「私も料理が出来たほうがいいだろうか……」


「アデルさん、料理は出来ないんですか?」


「あ……ああ。食事は毎日、料理長が作ってくれていたからな。自分で作るという機会はなかった。何度かやってみたんだが、全然ダメで」


 アデルは料理が出来ない。以前、教えようとして見たが、なんというか……料理に関すると大雑把に仕上げてしまう。肉も殆ど強火で中が生焼け。野菜は焼け焦げる。鍋は煮過ぎるという事をやらかした。

 それ以降、俺はアデルに料理をさせるのは諦めた。ヨーコは旅暮らしが多かったので上手だった。特に煮物が絶品だったな。


「何でもできるよりはそう言う所もあった方がいいさ。俺的にそっちの方が可愛らしいとは思う」


「そ……そうか」


 現代日本なら飯マズ奥さんはきついものがあるが、ここは異世界で、俺には料理長がいる。だから特には気にならないんだよな。元が貴族なら料理しないのも当たり前だし。

 

「あの、それでも料理じゃなくてもお菓子位は作ってみませんか? 私、お菓子作りなら自信ありますし、教えますよ」


「お菓子! あ、ああ。是非お願いしたい」


「ほー、秋葉は菓子作りが得意なんだな」


 ある程度の料理は出来るが、俺は菓子はほんの少ししかできない。出来てクッキーを焼いたり、ホットケーキを焼くくらいだ。スキルで作ると普通の味にしかならないから微妙なんだよな。


「はい。お姉ちゃんの誕生日には毎回ケーキとか自分で作ってましたよ」


ケーキまで作れるのか。それはすげぇ。


「ケーキまで出来るのなら、今度頼んでもいいか? 久々のあの味が恋しくなってきた」


「はい! 頑張って作ります! アデルさんも一緒に頑張りましょう」

「あ、ああ!」


 ケーキかぁ、久しく食べてない。っと、麺がそろそろ良い頃合いだ。

 焼きそばを二人の皿に分けて、俺の皿にも盛ると周囲から「あぁ……」という声が聞こえた。声の方を振り向くと……


「うおっ!?」


 大勢の人達が俺達の方を囲んでいた。しかも何人もが皿と麺を抱えてる。焼きそばの音と匂いに惹かれてきたのかこいつらは。

 その中で一人の家族のお父さんが俺の方に向かってきた。嫌な予感がする。


「あ、あの! その料理作ってくれませんか!」


「はあ?」


「お願いします! 子供達もすごく食べたそうにしてるので……」


 視線を下に向けると、子供達が皿とフォークを持ってじーーーっと俺の方を見ていた。純粋な目で「食べたい」と訴えてきてくる。

 周囲の目も同じだ。断ってもこのままじゃ大人しく食えそうにないか……。


「はあ……これ食ったらな」


「おお! ありがとうございます!」

「ありがとうございます!」

「お、俺も!」

「あたしも!」


 焼きそばを急いで食っていると、秋葉が耳元で囁いてきた。


「マサキさん、いいんですか?」


「この状況だと仕方ないだろう。二人とも、悪いが食べ終わってからでいいから炭の追加持ってきてくれ。火力が足りん」


「分かった」


 〆の焼きそばを焼いていたらとんでもないことになった。領主に焼きそば焼かせる領民とか聞いたことないぞ! 今はお忍びで来てるから知らないんだろうけどさ!


 その後、俺は一時間は焼きそばを焼き続ける羽目になった。子供たちが良く食べる良く食べる。はっはっは。畜生。のんびり食後を楽しむ予定だったのにどうしてこうなった!







◆ ◇◆






 その後、この広場は近くには焼きそばを焼く専門の屋台が数件ならび、まるで縁日のように賑わって更なる顧客を掴んでいた。この屋台の設立には領主が直接料理指導をしたという奇妙な噂があるが、その真実は明らかにされていない。


今日もTRPGの日です。おすすめされたBBTも卓を立ててくれる人がいるようなのでそちらも遊べそうです。


さぁ、モヒカンと甲殻機動部隊と、黒幕と戦闘凶な仲間と共に暴れてきます。

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最近はこちらの方も日曜更新で頑張ってます。 宜しければこちらの方も感想や評価諸々を下さると大変喜びます。 TSさせられた総帥の異世界征服!可愛いが正義! re:悪の組織の『異』世界征服記~可愛い総帥はお好きですか~
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