元カレの嫉妬－美波－
はーい
テスト１日前です
何も勉強していません
提出のドリルさえ
家に帰ったら地獄です
「美波ぃー！どうしたの？元気ないじゃんか。」
「……柚か。もう、どうしよー！」
「どうしたの？」
「だって…。柚ー!!」
やっぱ柚は優しいなぁ…
「ん!?えぇ!?どうしたの？」
「那智が…那智が…。」
ーーー１日前
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Ｔｏ：如月美波
Ｆｒｏｍ： 相澤那智
今日、いつもの駅前の公園にきて
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……どうしだだろう
行けばわかるか！
「どーしたの？那智？」
“ガシッ”
「ねぇ、どこいくの？」
「…………。」
「ねぇってば！」
「ねぇ那智、なんで家!?」
那智は片手で器用に鍵を開けて自室へ向かった。
イヤな予感しかしない。
那智が家につれていくときには…。
Ｈする時が多いから……。
“ガチャッ”
那智は自室の鍵を閉めた。
肩をさわってきた。
“ビクッ”
背中には冷や汗が流れた。
あの頃はとても気持ちよかったこの手。なのに今は気持ちよくもない。
逆に悪いくらい。
「……っ、んっ。」
長く激しいキス。やめてよイヤだよ、那智っ！
「…んっ！んん!!イヤっ。やめて！……っ。」
「お前が、お前がいけないんだろ…。僕を裏切って。
僕がどんだけお前を、美波を愛していたか！お前には分からないだろ！」
「あっ…」
“バフッ”
私はベッドに押し倒された。
「イッイヤ！やめ……っ！」
またキスをされた。
私は抵抗するねだがビクともしない。
私の両手を片手で押さえているのに力が強い!!
こう襲われると異性であることがより強調される気がする。
「ねぇ…。那智......。」
うぅぅ。もうイヤ…。
「なんだよ…。美波、お前もう彼氏つくってんのかよ！まだ僕と別れて２ヶ月だよ？」
「そんなことない！彼氏じゃ……んん!!」
「余計な言い訳は要らないんだよ。」
“シュルップチプチッ”
ヤバい…。ネクタイとワイシャツを脱がされた。
肌がスースーする。
キスをしながら脱がされたその合間に私は目を１度だけ開いた。
那智がものすごく悲しそうな、でも冷たい瞳で私を見ていた。
腰の圧迫感がなくなった。
体力が削られてきてあまり強く抵抗ができなくなってきた。
どうしよう。されるがままにはなりたくない!!
「那智、イヤっ！やめて!!」
「…………。」
「ねぇ！あっ……。」
私が今身に付けているのはブラとパンツだけみたい。
これ以上脱がさないで!!
「本と……！んっ…。あっ！」
那智は私の感じやすい場所を知っている。だからさっきからそこを触って黙らせようとしてるんだ！「ん…！あっ……。」
ヤバい、理性が崩れ落ちていく…。
お腹と胸がとくに感じてしまうのだから。
でも、次第に悪感となる。
“ポンッ”
あー。もうダメだ。那智は最後までヤる気なんだ。
なぜ分かるか？そりゃ、ブラを外されてパンツの縁に手をかけられているから。
「ねぇ、イヤだよ。私としたって気持ちよくないよ…。」
「うるせぇ!!」
“ビクン”
「あぁ…っ！あっ!」
左手でお腹を触り、胸を唇と右手で愛撫している。
あー。もうヤバい。胸の先端を吸われている。
右手は……私の谷間でもて遊んでいる。
“チリッ”
胸に強い痛みが走った。
そしてだんだん………。手が下りてきた！
感じてる風になりたくないのに!!感じやすい場所を触られるとホントに感じてしまう。
もうこいつとＨしたくないのに、なんで少しだけ甘い声がでるの!?もうイヤ……！
ついにはもう産まれたままの姿に。
なにも身に纏っていない状態に…。
那智は私の下半身で遊びながら…。
もう私は声が出せなかった。怖かったから…。
「美波っ！美波っ！美波っ！」
私の名前を連呼しながら、那智は私の中へ侵入してきた。
「痛っ！痛いよ…やめてよ…。」
那智は息が少し上がっている。
でもやめる気はないみたい。
「痛いよぉ…。」
いつもならこの辺でもの凄く気持ちよく感じていたのに、今日は何も気持ち良くない。
心の気持ちが冷めてしまうと体も覚めてしまうんだね。
「………っ！」
また長い長いとても長いキスをされた。
どこからもなく始まった２回目で私の記憶は曖昧になった。
「ってわけです。柚さん。」
「そりゃ大変っすね。如月さん。」
「すごい気持ち悪かった～！こんなの初めて。」
「如月さ、真面目なんだよ。今生理中だから無理とかいった？しかも隙を狙って逃げようとか考えなかったでしょ？」
「……うん。ご想像の通りです。」
「うちと一緒に少林寺習おうよ！絶対に単になるからさ？」
「うーん。親に聞いてみるよ。」
ハァ……。ホント最悪。まだ名残で腰痛いし…。
なによコレ。
私は授業に集中できないまま１日が終わった。
相澤那智
科学部所属
水月高校に通っている
普通科所属
２年１６組
美波の元彼
周りには大抵猫をかぶっている
神崎柚
文芸部所属
水月高校に通っている
芸術家所属
２年９組
