第零話 物語への序曲
禁断の果実です。
2作品同時進行となり更新速度が落ちるかもしれませんが、
今まで同様に生暖かい目で見守ってくださるとありがたいです。
あ~。
皆さんこんにちは。
俺は星伽氷夜。
見てのとおりただの高校生さ。
俺は奇妙な光景を眼にしている。
上下とも黒の服を着た・・・男の人。
正確にはその幽霊。
俺には霊が見えるらしい。
最初に見たのは6歳の時に死んだ爺ちゃんが十歳の誕生日に見えたときだな。
その幽霊が俺のことをガン見している。
「ちっ・・・。なんだよ。」
と口に出しつつ睨み返した。
すると男はどこかへいってしまった。
なんだったんだあいつは・・・・・?
まあいいか。
とりあえず学校へ行こう。
俺は遅刻日数がギリだから次の遅刻で留年が決定する。
「・・・・・・・・・・。」
まああれだな。
俺はなんだったんだろうな。
今日は土曜日だった。
歩いてる人が少ないと思ったらそういうことか。
遅刻ではなかったからいいが・・・・・。
・・・・なんなんだろうこの感じ。
妙に虚しい。
とりあえず帰り道につくことにした。
っていうかもう昼過ぎだ。
どうせ家に帰っても誰もいないし飯食って帰るか。
体を反対に向けると何かがいた。
なんか・・・・・増えてるな・・・・・。
みんな同じ顔してるから気持ち悪い。
クローンですか?
「あんたら何なの?」
というとまたどこかへ消えてしまった。
「ったく・・・・。」
今日も天体観測するか。
なんて考えているとどこからか悲鳴が聞こえてきた。
ふとそちらへ目をやると・・・・・・。
刃渡り三十センチを超えるナイフ(もはやナイフでなく小刀だと思うが)を持った男がいた。
それを女子高生の首にあてがっていた。
ん?よく見たらあの制服は同じ学校か?
さすがに同じ学校の奴が殺されるのはいい気分がしない。
「おいおっさん・・。」
俺はできるだけ刺激しないように声をかける。
「誰がおっさんだ!俺はまだ25だぞ!」
・・・・・逆に刺激してしまったようだ。
今俺何かミスったか!?
「お、お兄さん。落ち着いてください。」
「いまさら訂正しても遅いわ!」
おっさん(もとい、お兄さん)が興奮している隙に少し間をつめた。
俺は昔から習っている武道(剣道や柔道はやっていない)を使い何とかしようと試みた。
「何でそんなことすんだよ!」
「お前に何が分かる!?」
さらに声を荒げる。
「普通に学校へ行きのうのうと生きているお前に!俺の何が分かるというんだ!?」
その瞬間捕まっていた女子は男の股間を蹴り上げその隙に逃げた。
・・・・・・・・痛そー・・・・・。
何かみたことあると思ったら生徒会長だった。
俺はその隙をついて一気に間をつめる。
男はとっさに体勢を立て直した。
その時俺の胸部に激痛が走った。
「うっ!?」
とっさに胸に手をやる。
手を離してみるとそこには赤い液体がべっとりと。
・・・・・・・・・・・・・刺された・・?
俺は耐えられずその場に倒れこむ。
雨が降ってきた。
どこからかって言うか周りから悲鳴が聞こえる。
サイレンの音がする。
あぁ、よかった。
他に怪我した奴はいないな・・・。
西暦2011年3月11日。
そこで俺の16年の人生の幕が下りた。
作:さあ始まりました!第二作『星降る世界の物語』!
氷:お前、第一作目も完結してないのに大丈夫なのか?
作:大丈夫なわけないじゃん。
氷:ならどうして?
作:一作目の進みが悪くなってきちゃったからだよ。
氷:ならそっち考えろよ!
作:さてこの物語を書き進めていく上で何か質問等あったら。
氷:俺は今無視されたのか?
作:感想として投稿してくださいね!
氷:俺、お前嫌いだ!
作:ギャー!!
作者は緊急ログアウトしました。
氷:こんな感じでやっていくんでよろしく!