7話 15R 美人神主と危ナイ過去!
残酷描写が有ります。嫌いな方は、避けてください。お願いします。
ノリトさんのバッドエンドは、今でも鮮明に思い出せる。
バッドエンドルートに入ったこと気付かずゲームを続けていると2つの選択肢がでてくる。
1つ目は“一緒になる”
2つ目は“断る”
これは、結婚のことだな!と1つ目の選択肢をほいほいと選んだ。
“一緒になる”
『ありがとう。トワちゃん』
いつも通りの笑顔で近づいてきたノリトさんは、私を抱きしめる。
次の瞬間、胸に衝撃が走った。
『の……りとさん?』
私が刺されたと認識した時には、次のナイフが迫っていた。
滅多刺された私が、動かなくなったことに満足したノリトさんは――――
私だったモノを、むっしゃ、むっしゃと……食べた。
『これで、ずぅーっと、いっしょ、だよ』
顔や服を真っ赤に染めて綺麗に笑うノリトさんは、私の名前を呼ぶ。シアワセソウニ。
「トワちゃん!」
ノリトさんが、私を呼ぶ声で回想から戻ってきた。彼が本当に心配そうにしてくれている。でも、私にとっては地獄の続きを見せられているようだ。本能的な恐怖に、鳥肌がたつのが止まらない。
この人は、まだ、あのノリトさんじゃないってわかっているのに!
「姉貴!」
私は、綾君の声が聞こえたことに安堵の息をはいて、気絶した。
なんかすいません。