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Dear 狂愛  作者: みの
17/30

?話 名もなき男?の日常!?

 本編のシリアス展開に耐えられなくなった作者の暴走作品です。ただのストーカーの話です。不快だと思う人は注意して下さい。お願いします。※本編と全く関係ないです。


 一目惚れです。簾穣寺=トゥルーマ=トワという女の子を見て、ビビっときてしまったんです!


 道行く彼女を見た瞬間に、天使が舞い降りたのかと思った。その後は、授業に行くのもやめて、迷わず彼女の後ろから付いて行く。


もちろんこっそりと!


 それからというもの、彼女の情報収集をしまくった。小学校時代から大人しい性格の子で、あだ名は、“大和撫子”というらしい。ふむふむ。


 双眼鏡を使い、学校でお昼中のトワたんを見る。


 おっほー! よく見えるぞ! 双眼鏡を作った奴、グッジョブっすよ!

 

 トワたんは女の子なのに、胡坐をかいて、ご飯を食べている。


 大和撫子……? ぎゃ、ギャップ萌えっす! 


 っていうーかスカートがもう少しで、みえ――――ブッー!!


 鼻血が出て、前が見えなくなった。


  無念じゃ……


 トワたんが、歩く道はゴミを避け、小石を避ける毎日。


 この道をトワたんが歩くとは。ハア、ハア。


 トワたんの家は神社、回りは茂みで隠れる場所が多い。


 ひっそりと木陰に隠れること、忍者の如し!


「ぎゃああああぁぁ!!」


 俺の悲鳴ではない。この声は、俺の同志もどきA]の声だ。あの鬼畜美人神主にやられたらしい。上手く隠れられない奴は、ヤられる。


 全く阿呆な男だ!


 トワたんが神主と話をしている。


「ノリトさん、さっき悲鳴が聞こえませんでした?」


「ふふふ、気のせいですよ」


 気のせいじゃありません! そいつは鬼畜ですよ、離れてぇ!


 そう思っていると、トワたんがいなくなった。


「さぁて、変態のお方、出てきたほうが身のためですよ」


 ギクッ!! 


 出てったほうがいいのか!? おどおどしていると、ガサガサと音がする。見ると、同志もどきBが出っていたらしい。


 お前いたのかよ!


「ぐわあぁぁぁ!」


 あわわわわ! 口から心臓が出てくるかと思った。


 出なくて良かった!


 壮絶な最後を迎えた同志もどきBに敬礼!


 抜き足、差し足で逃げていると――――


 ぎゃはっ!


 顔の横に弓が刺さっていたよ、はい。それを見てダッシュで逃げる。


 ちっ、逃がしましたか……という美人神主の声が聞こえた気がする。


 次の日も、ゴミ拾いと小石拾いに精をだす。


 これが俺の、ストーカーの献身。


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