第85話 エリアボスと対峙して・・・
初ボス
おはようございます。今日も元気なカスミールです。
今日の予定はランクSでの最初の上層のエリアボス戦からスタートです。
上層のエリアボスは脅威度Dのモンスターなので私一人でも大丈夫です。
既に何度も脅威度Dのモンスターは倒しているという実績もありますしね。
脅威度Dのオークを大量に狩ったのは良い思い出です。
今更 脅威度Dのエリアボスに後れを取ることはないかも。
ボス部屋へと入って行きます。部屋に入ると入り口の扉が勝手に閉まりました。ボスと戦えるのは扉が閉まる一定時間内に部屋の中に入ったメンバーだけです。
もちろん、これは他のダンジョンも同じ仕様でボスに勝利するか負けるまでは扉は開きません。
ボスと決着がつくまでは外からも中からも開けることも出来ません。
先程の冒険者さんのお話からするとボスに勝利した後になら、ボス部屋の中から入って来た側の扉を開けるとボス部屋を通り抜けることが出来るそうです。
ボスを倒して次にボスが現れる準備が整うと自動で扉は開きますが、部屋の外から無理矢理中に入ることは出来ません。
これはボスを倒した直後に襲われないようになっているそうです。
ボスが倒された状態でボス部屋に誰もいなくなった状態が一定時間が経過すると再度出現する仕組みを利用して通り抜けを行っていました。
誰かがいるとボスの再出現を防げますが、これならボス部屋に常に誰かがいるとボス部屋にモンスターが不在な状態を維持出来てしまいます。
そうならないようにボスが倒されてから部屋の中に人がいても一時間経過するとボス部屋にモンスターが再出現するそうで、ボス部屋を占拠してボスが出現しないようにすることは出来ないようです。
ランクSで私の初めての相手となるモンスターは、スケルトンウォーリアーが十体です。ランクSで初めて戦うことになるモンスター。
ランクSで初めてのエリアボスとなるモンスターです。
私の初めてづくしの対象となったのはスケルトンウォーリアーでした。それも十体とは肩慣らしには丁度良い感じの数です。
十体のモンスターでも脅威度D+ぐらいにしかならないので相手にはならないでしょうね。
てか、そう言っている間に聖剣の一振りで十体全てのスケルトンウォーリアーを倒せてしまっています。
スケルトン系のモンスターはアンデッド系なので聖なる力を持つ聖剣は弱点でしかありません。
これがオークやホブゴブリンぐらいだったら、ちょっとだけ手間がかかったと思います。ほんのちょっとだけですよ。五十歩百歩レベルなので気にはしていませんよ。
十階層でエリアボスを倒したので十一階層への階段を探します。
ボス部屋の中に下への階段が現れるのでは無く、ボス部屋の次の部屋は地上への転移魔法陣と下への階段がある部屋です。
転移魔法陣はランクEにもありましたが、魔法陣の上に乗るだけで地上にある魔法陣へと転移出来ます。
地上の魔法陣とランクSにある他の転移魔法陣とは繋がっているので何処からでも地上の魔法陣へと転移出来ます。
ただ、地上の転移魔法陣からダンジョン内にある魔法陣へは行けない一方通行なので、これだけが転移魔法陣の不便な所です。
地上からでも行ったことのある階層の魔法陣まで転移出来たなら、ランクSだけでなく他のダンジョンも攻略は進んでいたのでしょうね。
十階層で会った冒険者さんの話通りに十一階層もマス部屋でした。
一階層~十階層までは反時計回りで十階層のエリアボスを目指しましたが、十一階層からが時計回りで二十階層の階層ボスを目指します。
十階層でエリアボスを倒して十一階層に入るとこれまでの脅威度Dのモンスターに加えて脅威度D+のモンスターも加わって来ます。
ニ十階層では上層の締め括りとして階層ボスが出現します。階層ボスは脅威度Cのモンスターです。
これまで上層で戦って来た脅威度Dよりワンランク上の脅威度が二十一階層から出ます。
脅威度D+のモンスターは、オークリーダーなどオークの亜種やゴブリンメイジやゴブリンリーダーなどのゴブリンの亜種です。
脅威度Cのモンスターは、オーガやホブゴブリンソルジャーなどのホブゴブリン亜種が代表格です。
十一階層も先行している冒険者さんの痕跡を辿って行けば階層ボスまでモンスターと戦わずに行けそうな予感がします。
十一階層も上層だからか五部屋x五部屋(十五マスx十五マス)のこれまで同じ部屋数です。
十階層から降りて来て、左へと四部屋(十二マス)進んで右に曲がって四部屋(十二マス)進むと下への階段のある部屋に到着します。
今更ですが、一階層~十階層までを時計周りに進むとモンスターが出て、十一階層~二十階層までは反時計回りで進むとモンスターが出て来るんじゃないかと思われます。
ここまでモンスターが出ないのはおかしすぎます。
こんな法則みたいことまでも調べないと楽には進めないんだと思います。
ここまで調べているからこそ後発のサポートメンバーが楽に補給物資を運搬出来る=メインメンバーの攻略が助力になるんだと実感もしました。
そのお零れみたいなことに助けられながら進んで行っても良いんでしょうか。
先行している冒険者さんの痕跡があるんだから、それはそれで仕方ないと思います。誰でも痕跡があれば頼りますからね。
十二階層に階段を使って降ります。
ここもマス部屋であることは変わらないです。
時計周りに攻略して下への階段のある部屋を目指します。四部屋(十二マス)進んで右に曲がって四部屋(十二マス)進みます。この部屋に下への階段があります。
十三階層もこれまで通りに下への階段が部屋を目指します。
たまには、反時計周りに進んでモンスターと遭遇するのも飽きが来ないので良いかもと思いましたが、まだ脅威度Dぐらいのモンスターしか出現しないので戦闘も面白くないので避けて進もうと思います。
もう少しモンスターが強くなって来てからじゃないと腕試しの意味がありませんからね。
脅威度Dならオークがいる場所へ行けば倒せるんだし、オークはもう私の敵ではありませんしね。
深層ぐらいになってもモンスターが出ないようなルートなら選択するかもしれません。弱いモンスターは魔石やドロップアイテムにしかなりませんからね。
高レベルになると経験値にもならないです。
経験値を稼ぐなら脅威度の高いモンスターが出現するようになってからと思う今日このごろです。
ー補足ー
ランクEのボス部屋後の小部屋そのものが転移魔法陣を組み込んだ部屋です。
今回のように下への階段がないランクEでは魔法陣=小部屋となっています。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




