第75話 剣神ジョア
剣神ジョア様は何処にいた?
こじつけ感満載です(笑)
天源流は剣神ジョア様が生み出したという剣術の流派です。
元の世界には柳〇〇流っていう剣術の流派があるけど、剣術の流派って音の響きが凄く恰好良く聞こえたそうで天源流剣術と名付けたそうです。
剣神ジョア様がソードマスターのクラスになったことで流派として認められらしいです。認めたのは神と思われます。青の勇者様の元の世界の知識を参考にして【天源流】と名付けたんだとか。
天源流は、川岸太一(かわぎしたいち)という青の勇者様の本名が由来なのだとか。本名の何がどうなれば天源(てんげん)となるのか私には分かりませんでした。
この世界にも海や川があり川岸や海岸もあります。
その海岸の【岸】や川岸の【岸】が、本名の川岸(かわぎし)と同じ文字だということを剣神ジョア様に伝えたそうです。
「僕のいた世界には、この海岸に使われる【岸】という文字は僕の名前にもある川岸の【岸】は同じなんだぞ。」みたいな感じで話したのではないかと思われます。
そこから「センガン」という意味不明な言葉に発展し、賢者アレク様の【天眼】といいうスキルから【天】の文字とその意味を教わったのではないと思われます。
センガンとテンガンは音の響きは似ていますしね。テンという音の天という文字とその意味を知ってセンがテンに変わります。
天という文字の意味を知り【天】という文字を気に入ります。このままでは天岸(テンガン)ですから天源(テンゲン)には程遠いです。
その天岸(テンガン)という言葉を天源(テンゲン)にしたのは意外にも魔王ガリア様でした。
天は万物の源という説がこの世界にはあるそうで、雨の恵み、神の恵み、人や生物が生きて行くための恵みは天=神が住む世界が源(始まり)だという説だそうです。
その源が、天源の源(ゲン)という字になったのだとか。
天源流という言葉の始まりは青の勇者様が剣神ジョア様に元の世界の漢字とその意味を教えたことから始まったのでした。
アズアン聖神国でも見かけた勇者文字を剣神ジョア様も教わっていたみたいです。勇者文字は青の勇者様がパーティーメンバーに教え、それが行く先々で広まっていったのでしょうね。
この世界の人には読み方や文字の意味は分からないが、勇者様の世界の文字ということで勇者文字として世界に広まったのでしょうね。
剣神ジョア様がソードマスターとなった時に、天源という剣術の流派が神に認められたのでしょう。
天源流剣術が自称や我流の流派ではなくなり、剣神ジョア様に憧れるという形で今では色んな人が天源流剣術を使っているそうです。
青の勇者タイチ様は、この世界と異なった世界から召喚された人物です。その勇者のお仲間である賢者アレク様や聖女アンズ様がパーティーに加わった理由が勇者を助けるクラスとして理解出来ます。
最終防衛線を守っていた魔王ガリア様の勇者パーティーから誘われて加わるのも分かります。
では、剣神ジョア様は何処でパーティーに加わったのでしょうか?
それと、加わった理由も気になります。勇者一行と共に世界の脅威と戦うのは命がけです。ヘタすれば死ぬかもしれません。
何処で何をしていたのか分からない剣神ジョア様をどうやって勧誘したのかも気になります。
青の勇者様の足取りは、現在のグランドワール王国付近にあった国に勇者として召喚されます。勇者として召喚されたと言っても召喚に応じた異世界の人が、この世界の何処かに勇者として姿を現します。
この部分は青の勇者様は覚えていました。
グランドワール王国の前時代の国名は調べても分からなかったです。
青の勇者様が召喚された国であることと世界の脅威によって最初に滅ぼされた国ということぐらいしか情報はありませんでした。青の勇者様も国の名前を憶えてはいなかったです。
次に青の勇者様は、現在のアズアン聖神国へと向かっていました。
ここは聖女アンズ様の故郷があった国です。ここでも滅びる前の国の名は知られてしませんでした。
記録や記憶にはないのです。ここで聖女アンズ様が青の勇者様の仲間に加わったのでしょう。
グランドワール王国とアズアン聖神国は隣の国という関係なので、大きな地形の変化でもない限り、今も昔もその位置関係は変わらないはずです。
聖女アンズ様が加わった青の勇者様の足取りは、おそらく現在のグランドツール共和国で賢者アレク様と出会って同行するようになったと思います。
ここでも滅びる前の国の名は記録にありませんでした。
私が気になっているのはここから先の青の勇者様パーティーの行き先です。
青の勇者様、聖女アンズ様、賢者アレク様が次に何処の国へと向かったのか記録にはないのです。
何処かで剣神ジョア様が仲間に加わり、最後の仲間である魔王ガリア様は最終防衛の国なので、青の勇者様一行が行動した範囲は広範囲なのです。
剣神ジョア様はソードマスターのクラスでレベル1,000です。
青の勇者様と出会った時には既にソードマスターのクラスに就いていた可能性があります。
ここまで高レベルになるには、ランクSでレベルが上がっていた冒険者ぐらいしか思い付きません。国に仕えているような騎士などでは決して届かない領域のレベルと思います。
世界の何処のランクSクラスのダンジョンで修行してたと言われても信じられます。
カスミ:
剣神ジョア様と青の勇者様は何処で出会ったのですか?
タイチ:
ジョアと出会った場所?
それは僕が召喚された国だよ。
剣神ジョアこそ僕の剣の師匠なんだ。
僕が召喚された時から剣の稽古をつけてくれたり、この世界のことを何も知らない僕の世話を焼いてくれたりと僕の恩人でもあるんだ。
だから、アンズとアレクを仲間にしても無事に戦闘に勝利出来た訳なんだ。
この世界に来たばかりの僕は素人同然だし、魔法でしか戦えない後衛職の二人を守りながらなんて例え勇者と言われても僕には無理なことだったんだ。
召喚された僕は低レベルだったしね。
ジョアが助けてくれなかったら、今頃どうなっていたかなんて分からないからね。
当時の僕らは世界の脅威=魔王と思っていたから最終防衛線を守っているのが当時の魔王であったガリアとは知らなかったしね。しばらくの間、レベル上げや熟練度稼ぎに魔王の元でいたって訳さ。
カスミ:
・・・。
青の勇者パーティーの意外な一面を知ってしまったような気がする今日この頃です。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




