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第7話 最後の冒険の始まり

パーティーは解散を迎えると・・・。

 私たちは成人を迎えて冒険者登録が出来るようになったので早速冒険者登録を行いました。


 私たち子供パーティー全員の冒険者ランクは【Fランク】でした。

 登録前にモンスターを狩ったりしていても、その実績は冒険者のランクには影響しないそうです。

 

 それぞれがFランクであるのとFランク冒険者パーティーという二重の意味があります。

 私たち子供パーティーは安全な南の草原で一角兎ホーンラビットをたくさん狩ったに過ぎないからとも言われました。


 魔の森のゴブリンを倒せるようなパーティーなら【Eランク】でスタート出来たそうです。

 子供は魔の森へ近づいては駄目と言われてたので、それを守っていただけなのに魔の森でモンスターを狩るなんて無理な話です。


ライム:

今日から魔の森に挑戦しようと思うんだけどどうかな?


カスミ:

他の皆が良いなら私も良いよ。


 レイラちゃんとジンくんもライムくんの案に賛成で私たちは魔の森に冒険へ向う方針になりました。

 魔の森の情報を支部で手に入れることは出来なかったので、それぞれの両親から情報を集めて来るという課題が出来ました。


 ー魔の森についての集めた情報ー


 ・浅い所と深い所でモンスターの強さが段違いである。

決して深い所には行くなと注意されました。


 ・浅い所と深い所は、森の葉を見れば良いそうです。

具体的には、浅い所だと葉の緑が濃い木が多くて、深い所の葉は少し黄色味がかった木が多くて、見ただけで誰でも分かるぐらい色の違いが分かるそうです。


 ・浅い所と深い所との境には強いモンスターも行き来するので、勝てないと思ったら直ぐに逃げるように言われました。

 逃げる時にも葉の色に注意して深い所へと逃げないようにって言われました。


 ・浅い所は、ゴブリンという人型のモンスター、ウルフ(狼のモンスター)、お馴染みの一角兎ホーンラビットと野生の動物が主に出るそうです。

 

 ・とにかく見かけたら直ぐに逃げて、村の支部に必ず発見報告するモンスターもいるそうです。

 熊のモンスター、ヘビのモンスター、虎のモンスターは特に注意するモンスターだそうです。


 私のメイン武器は戦斧バトルアックスで予備の武器に剣を持って行くことにしています。

 ジンくんは剣使いなので、勿論剣と予備の剣も持参しています。


 レイラちゃんとライムくんは、魔法職のクラスなので杖です。

 理由は分からないですが、魔法と金属武器の相性が悪いらしく、杖や木製槌などの素材に金属が使われていない武器が魔法職のクラスには良いそうです。


 魔法を使う時に手に持っているとか身体を覆うような金属鎧を装備していることが駄目だそうで、背負ったり近くに金属の武器があるのは魔法を使うのに支障はないそうです。


 今回は二人共が杖を持参しています。

 非常時用に腰に帯剣はしています。


 防具は、私は皮で出来た鎧一式。それも特注品です。

 特注と言っても、私の身体の大きさに合う防具が無かったからです。


 辺境の小さな村では子供用の防具の準備はしていないそうです。

 子供用にサイズ調整すると殆ど特注するのと変わらないと言われました(><)


 子供用の金属の鎧は無くて、大人用の金属の鎧を装備しようとすると金属の鎧は重くて私は動けませんでした。

 てか、金属の鎧は装備すら出来ませんでした。


 私の身長と鎧の一番大きな部分の長さがほぼ同じで、鎧から何とか顔が出ている状態になります。

 よく見ないと、鎧が動いているように見えてしまうそうです。


 そんな金属の鎧の私の姿を見て皆がクスクスと笑います。

 防具屋のおじさんも何とも言えない感じで平然を装っていました。


 ジンくんだけが、一部金属で補強した皮装備の防具を装備しています。

 成人したと言っても、子供と大人の中間ぐらいの体型なので皮鎧を金属で補強した皮装備です。

 そろそろ金属の装備でもという話もあったけど、金属の防具だと動きが阻害されるから嫌だとか。


 魔法使い系の二人は言わなくても皮装備です。

 魔法に影響が出ると困りますからね。

 帯剣ぐらいでは魔法の行使に影響はないですし。


 これらの武器・防具とは別に普段持ち歩かないバックパックをそれぞれが背負っています。


 普段の狩りで利用する村の南の草原は、村近くでは安全な地域で一角兎ホーンラビットに怪我を負わせるような不覚を取ることもないので、皆の昼食と皮のシートが入っているだけのライムくんのバックパックを一つ用意しているだけです。

 普段使わないポーションx2本、傷薬x10個、毒消し薬x2個、各自で用意した昼食、皮のシートがそれぞれのバックパックに入っています。

 

 初めて行く新しい狩場なので、私も含めて全員が凄く緊張した様子だったのです。魔の森の入り口付近に到着した私たちは、森に入る前に緊張を解す意味も兼ねて少し休憩しようとなりました。

 ここまで来るのに子供の足で約三時間ぐらいは掛かっていると思います。


 緊張しているので、もっと時間が掛かっているのかもしれないです。

 休憩が終わったら魔の森へと入り狩りの時間が始まります。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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