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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第四章 継承と覚醒

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第67話 聖剣

模擬戦?本気の戦いの始まりの予感。

魔王ガリア:

この刀剣の説明をしていなかったので説明しておく。この刀剣は聖剣だ。

勇者の指輪を左手と右手にしていることから分かると思うが、右手の赤の指輪には赤の勇者の力が備わり、左手の青の指輪には青の勇者の力が備わっている。

二刀流を使う時は、右手に赤の聖剣が現れ、左手には青の聖剣が現れる。

刀剣一本で戦う時は二本の聖剣が一本の聖剣となる。

二刀流の時は刀タイプに変形し、一本で使う時は剣タイプで使用出来る。

一本で使う時でも刀タイプに変形も可能だ。使う場面と仕様で使い分けてくれ。

赤の勇者専用の聖剣だから、名称は赤の聖剣ってことになるが青の勇者の聖剣も合わせると二本分の聖剣の力を発揮することになるので聖剣の取り扱いには注意するようにしてくれ。

知っていると思うが、カズンワールの国境のように地形を変えてしまうことになるからな。

あれは、青の勇者の()()()()()というものだからな。


タイチ:

それは言わないって約束だろ?


魔王ガリア:

もう、百年以上も経過すれば約束なんて時効だ。


カスミ:

あのう。

これ以上、強くなる必要ってあるのでしょうか?


タイチ:

強くなる意味はある。

カスミは、赤の勇者として目覚めたばかりだ。

発揮出来る勇者の力を十分に使えないんだ。

勇者の証の【カラー】を持つ宝石が光り輝く時を迎えると本当の意味で勇者に覚醒したと言える。

今はまだ綺麗な宝石のままだろ?

宝石の輝きが増すように強くならないとな。


 勇者のクラスにクラスチェンジ出来るようになったけど、初めて勇者にクラスチェンジした時の新太郎の姿は一体何処に行ったのかやどうして新太郎の姿だったのかなど一切不明のままです。  

 クラスチェンジするとカスミールの姿のまま勇者のクラスに就けたので気付いてしまいました。


 両手に指輪と肩掛けポーチにウエストポーチは私の身体から離れない呪いの装備みたいな気がしてきました。特にポーチ関係は寝るのに凄く邪魔ですからね。


 ディーネさんが緑の勇者様の元へ行くことが決まりました。


 賢者アレク様が言うには、私が五人の力を継承出来たので私の元にいる必要はなく、次は緑の勇者様のサポートに回って欲しいからだそうです。

 緑の勇者様と何代目か分からないですが今代の聖女アンズ様とは世界の脅威との戦いで共に戦うと思うからサポートが必要しておくべきだとか。


 緑の勇者様はレベルアップが当面の予定になるだろうし、ランクSのダンジョンにチャレンジするかもしれないと考えると足手纏いや陥れる為の刺客とかを考えるとディーネさんがサポートした方が安心出来るからだそうです。


 緑の勇者様をプチジェルスライムでレベルアップさせる計画はありません。

 

 これは青の勇者パーティーを慕う会が裏技的な要素して発見したことなので緑の勇者様に行ってしまうと公表したのと同義になるからだそうです。

 公表出来ない内容ですからね。


 緑の勇者、赤の勇者、聖女、賢者の四人パーティーは確定になりそうです。

後、一人か二人ぐらいは増やしたいのとサポートメンバーも必要だそうです。

 資金の管理や物資の購入などや交渉なども担当する事務方が出来る人も数人は必要なのだとか。


 青の勇者パーティーを慕う会からパーティーメンバーに加えるのかと思っていましたが、こちらも別口でサポート担当の方になるのでパーティーメンバーに加わることは予定していないそうです。


 世界の脅威が復活すれば、前回同様に世界が崩壊するぐらいの惨状になるかもしれません。

 それを回避出来るなら回避したいし、抵抗出来る勢力を作れるなら抵抗出来る勢力も育てておきたいのです。


 主戦力が世界の脅威ですが、その配下なども同時に現れないとは言えないからです。

 実際に初代の聖女アンズ様の故郷は誰にも助けられることなく配下によって滅ぼされた訳ですからね。


 青の勇者様と世界の脅威との戦いが終了したのは、青の勇者様が召喚されてから二十年後も経過したぐらいだそうです。

 緑の勇者様が召喚された訳ですから、十年後ぐらいまでには世界の脅威の復活が予想されています。ただ、どんな具合に復活するのかまでは予想出来ていませんが・・・。


タイチ:

そろそろ、ジョアが我慢出来ない頃なんじゃないか?


剣神ジョア:

えっ? 戦わせてくれるのかい?


 剣神ジョア様が凄く喜んでいるような気がします。


タイチ:

いいぞ。

ガリア。例の仮想空間って使えるかい?


魔王ガリア:

魔石が少し足りないが何とか出来そうだ。


タイチ:

カスミ。脅威度の高い魔石があるだろ?

それをくれないか?


カスミ:

構いませんが、一体何をするつもりですか?


剣神ジョア:

今からやるぞ。直ぐにやるぞ。

さぁ、準備しろ。


タイチ:

ジョアと戦ってやってくれ。

彼女は、いわゆる戦闘狂って奴で、自分より強い奴をみると戦いたくなるんだ。

殺すつもりで本気で戦って貰っても構わない。

一度、死んだ身だから死ぬこともないし、仮想空間だからカスミの方も怪我や傷付くこともあり得ないからな。

お互いの全力が見れる機会だから実は僕も見てみたいんだ。

ジョアが終わったら、僕とも戦って欲しい。

青の勇者としての力が赤の勇者に何処まで通用するかも知っておきたい。

世界の脅威と討伐するために何が足りないかも知っておきたいからな。


カスミ:

私の力は現状のままでってことですか?

剣神ジョア様と戦う時は、剣神ジョア様の力がない状態で戦ったり、青の勇者様と戦う時は青の勇者様の力がない状態だったりしますか?


タイチ:

そんなことにならない。まず、ジョアがそれを嫌がる。

万全の力が使える状態のカスミと戦ってみたいはずだ。

それに僕も万全のカスミが何処までの力を発揮出来るか知りたいしな。

青の勇者の力やジョアの力を使えないカスミと戦う意味はないからね。

ただカスミは、僕らを(仮想)世界の脅威と思って本気で戦ってくれたら良いんだ。

もちろん、手加減する必要はないからね。僕らも手加減しないからお互い様だけどね。

だから、僕の想定通りの剣神ジョアや青の勇者の剣技を使いながら、賢者アレクの魔導を使うなんてことをしても構わないからね。単純に剣技だけで戦って技量を測る訳ではないからね。

カズンワールの国境のように地形が変わったりもしないから、そんな配慮も必要ないから純粋に本気で戦おう。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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