第6話 成人を迎える私の進路 ※
諸事情があって直近で続けてステータス回です。
基礎ステータス(前話)と成長後のステータス(今話)です
十歳のステータスのお披露目から早四年も経ちました。
私はもう十四歳になりました。辺境の村の子供だからか、いくら強くなっても遠出することと魔の森に行くことは禁止されています。
三日おきにいつもの仲間といつもの草原へ狩りに出ています。
いつも一角兎のとどめを刺す役割だけど、レベルも上がっているのに私のスキルとクラスだけは変わらないみたいです。
カスミール
レベル10
年齢:14歳
性別:女性
クラス:一般人
力:100
知恵:100
防御:100
早さ:100
運:100
魔力:100
生命:100
スキル:ー
※クラスチェンジ、※鑑定
※クラスチェンジ候補:聖女 勇者
※が付いた項目は他の人には見えません。
私のステータスはこんな感じです。
レベル10になって各能力値は高くなったけど未だにスキルやクラスに変化が見られません(><)
レイラ
レベル10
年齢:14歳
性別:女性
クラス:魔法使い
力: 50
知恵:100
守り: 50
早さ: 50
運: 10
魔力:100
生命: 50
スキル:火魔法レベル2、水魔法レベル2、風魔法レベル4
レイラちゃんはレベル10になって各能力値が上がってスキルも順調に成長しています。
ライムくんが火魔法使いなので殆ど使わなくなった火魔法と水魔法のレベルが低いけど、モンスターへの攻撃の際に風魔法を良く使うのでその分レベルが高くなっています。
ジン
レベル10
年齢:14歳
性別:男性
クラス:剣使い
力:100
知恵: 50
守り:100
早さ: 70
運: 10
魔力: 30
生命:100
スキル:剣術レベル5、盾術レベル2
ジンくんもレベル10になって大幅に各能力値が上がっています。
毎日の素振りの成果と思うけど、剣術レベル5になってて驚きました。
ライム
レベル10
年齢:14歳
性別:男性
クラス:火魔法使い
力: 50
知恵:150
守り: 50
早さ: 60
運: 10
魔力:150
生命: 60
スキル:火魔法レベル4
ライム君もレベル10になって各能力値も高くなっています。
レイラちゃんの火魔法との差が大きくなった印象。
そのせいでレイラちゃんは殆ど火魔法使わないからですね(;^_^A
レイラちゃんの身体つきが大人の女性って感じがするようになりました。
ジンくんとライムくんも結構身長が伸びてて、ジンくんは普段から素振りとかするからがっしりとした体形になっています。
ライムくんは火魔法使いだから少し知性的な感じがするようになったような気がします。
私の気のせいかもしれないけど・・・。
私は少しだけ身長が伸びましたが、幼児体型のまま成長してしまったみたいで悲しいです。
いつもレイラちゃんには子供扱いされるのが嫌になって来ます。
このままで成人したらお互い別々の道を歩み始めるのかな?
更に一年の月日が経過して私たちは十五歳なりました。
そうです。生まれ育ったヤマギワ村で成人を迎えました。
成人を迎えたからと言って、ステータスのお披露目の時のように村全体で成人のお祝いの行事をすることはありませんでした。
結局、私たちの子供パーティーは解散することになりました。
直ぐに別々の道を歩み始めるってことではないんだけど、ジンくんとライムくんは西にある大きな町へ行って冒険者活動をするつもりのようです。
それに成人までの約束で結成した子供パーティーですしね。
レイラちゃんはジンくんやライムくんとは別方向の東にある大きな町から学園に行く予定だそうです。
私もレイラちゃんに学園に一緒に行こうと誘われたけど、私はしばらくこの村に残ろうと考えています。
一角兎ぐらいのモンスターを一人で倒せない冒険者では流石に大きな町へ行っても足手纏いな気がしますし、レイラちゃんとの学園に関しては、勉強はしなくても大丈夫と考えたからレイラちゃんの誘いを断りました。
転生して早六年も経過しましたが、元の世界では高校二年生まで学校に通っていましたし通っていた高校は地元では有名な進学校でしたので、この世界での勉強は必要なさそうに思えたからです。
元の世界の大学みたいに専門の学業を学べるのであれば行ってはみたいですが、中学レベルや高校レベルの学業程度なら行かなくても問題ないと考えた結果です。
(おそらく、高校レベルの学業は学べないと思います)
それに、私のスキルのことは他の誰にも知られない方が良いと考えました。
普段は両親やパーティーの仲間がいるので、私自身のスキルについてまだ確認を行っていないです。
私一人で村に残って、一人で活動している時にでもこっそりとスキルを操作してみようとは考えてはいます。
だけど、【聖女】や【勇者】というクラスは、どんな結果が起るのか不安や恐怖すらあります。
スキルを確認した影響で、ある日、国の偉い人が村までやって来たり、教会の偉い人が私を迎えに来るなんてことも避けたい理由の一つに挙がります。
そんなことにならないためにも、一人で誰にも見つからないような場所でスキルの効果や仕様を確認するしかないのかもしれません。
取り敢えずの目標は、誰にも見つからないようにスキルを確認することです。
スキルの確認が出来たら、一人で一角兎を倒せるぐらい強くなる予定。
それが出来るようになると一人で魔の森でやっていけるという自信をつけることです。
ジンくんやライムくんたちよりも出発は遅くなるけど、一人で戦える自信と強さを身に付けたら私も大きな町へと出て、この世界の色んな所を見て回りたいと思います。
私より年下の村の子供で十歳を迎えた者は僅か三人しかいないです。
レナちゃんは、十四歳の女の子で茶髪のおさげが良く似合う弓使い
ニールくんは、十三歳の男の子で黒髪の剣使い
マールちゃんは、十一歳の女の子でピンク髪のポニーテールが良く似合う双剣使い
村の人口は多くないので子供も数も少ないです。
マールちゃんが最後の村の子供です。
ここ近年は新しく生まれて来た子供はいません。
この村で、しばらくは神の恩恵(ステータス)のお披露目&お祝いは行われることはなさそうです。
私の父さんも所属している狩猟団の若い世代の冒険者たち。
そんな彼らとは年も近いのでレナちゃんたちは一緒に狩猟に出ているので狩りについての基礎知識は私たりよりも十分に備わっていそうです。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm