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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第四章 継承と覚醒

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第56話 人とエルフ ※

人とエルフの違いについて

 ー人とエルフのステータスの違いー


 人         エルフ

 レベル100    レベル100

 

  力:1,000   力:  800

 知恵:1,000  知恵:2、000

 防御:1,000  防御:  800

 早さ:1,000  早さ:1,600

  運:  100   運:  100

 魔力:1,000  魔力:2,000

 生命:1,000  生命:  800


 人とエルフのステータス(能力値)の違いです。

 

 青の勇者様の調査結果から得た情報では多少個体による誤差があるそうです。

私やジンくんやライムくんやレイラちゃんがレベル1の時に能力値に差があったのはこの個体差って奴なのでしょうね。


 レベル100の人の力の能力値が2,000を超えるような異常な値になることはありません。

 誤差と言っても100前後ぐらいまでの範囲だそうで、殆どが最大値の1,000付近の値に落ち着くみたいです。実際にはレベル100以上が存在するので参考ぐらいにしかならないそうです。


 ディーネさんの魔法が先程から早くなって来ているのは気のせいですかね?

私には【火球ファイヤーボール】で相殺しろと言っておきながら、ディーネさんが使う魔法もいつの間にか【炎球ファイヤーボール】から【火球ファイヤーボール】になっているのですが(;^_^A


 ディーネさんの使う【火球ファイヤーボール】は私のと比べると小さいし早いです。

私の場合は、何とかビー玉ぐらいになるように魔力を抑えることが出来ましたが、ディーネさんのはパチンコ玉ぐらいの大きさだし恐ろしく早いです。


 これでも賢者のクラスにクラスチェンジして対応しているのですよ?

賢者のクラスは賢者アレク様の力と同等の力を出せるはずなのにどうしてこんな目に合うのでしょうか。


 ディーネさんは賢者アレク様を超えた存在になっているのでしょうか?

それとも何か原因があって私には賢者アレク様の力を上手に使えていないのかもしれませんね。


 ただ言えるのは、これ以上魔法が早くなると相殺出来なくなって被弾しそうってことです。

 魔法の三連発も使って何とか持ち堪えているけど、それもそろそろ限界を迎えてしまいそうです。


 しばらく経って、私が疲れて来たと判断したのでしょうか?

さすがに無理があると判断したのでしょうか? ディーネさんの魔法が最初の頃のように【炎球ファイヤーボール】(遅め)に変わりました。緩急をつけたタイミングを外しているのでしょうか。


 これは【炎球ファイヤーボール】ではありません。

私は手早く三連発でディーネさんの魔法を相殺し事なきを得ました。


 相殺した時に発生した音が「ドゴーン」というぐらいですから、中級の【炎球ファイヤーボール】よりも威力の高い魔法なのでしょう。

 ディーネさんを見ると「良く気付いたな」というような顔で微笑んでいました。


 この人。本気で私を殺す気でしょうか?


 絶対そうとしか思えないような行為が時折見受けられます。

打ち上げ花火のような大爆発を間近で体験するはめになるし、急に速度が速くなったパチンコ玉のような大きさの魔法、最後の魔法しかり。


 最後の魔法はおそらくは上級魔法と思われます。

中級よりも威力が高かったし、相殺出来た時の音量と衝撃も激しかったですからね。


 ・初級の魔法【火球ファイヤーボール】で中級の魔法【炎球ファイヤーボール】を相殺

 ・パチンコ玉のような魔法を相殺

 ・上級の魔法を初級の魔法【火球ファイヤーボール】を相殺

 

 それぞれを一時間づつで三セットも相殺させられました(><)


かすみ:

もうむり、もうもり、もうむり、もうむり、もうもり、もうむりのよ~。


ディーネ:

カスミ様も限界が近いようですね

それでは、次で最後にします。

私が使う魔法を再現して下さい。

たったそれだけのことです。

開け異界の門よ。地獄の業炎よ。我の呼びかけに応じよ。炎の神アグニの名において。神炎の矢の力で吹き飛ばせ 【神炎の矢(メルギド)


 【神炎の矢(メルギド)

上位クラスの魔法職が使える上位魔法。青い炎を持つ矢は全てを焼き尽くすと言われている。

 まさに、神が放つ炎の矢と呼ばれる魔法だ。その青白い炎の矢が出現したと思うと轟音と激しい衝撃が私に襲い掛かります。

 術者であるディーネさんは結界に守られているらしく涼しい顔をしています。


 これを私に再現しろと?

五節に及ぶ魔法が上位魔法の特徴ですが、賢者の力を使い熟せていない私に扱えるのか疑問が残ります。

 

 魔法の呪文を詠唱して魔法が発動するまでは出来ると思います。

ですが、その発動した魔法を制御出来るかまでは自信がありません。


ディーネ:

何を迷っているのですか?

カスミ様ならきっと出来ます。大丈夫です。

あっ、あの的を狙うのを忘れないで下さいね。


 何やら、筒状の大きなタルのようなものに的として二十丸が書かれています。

その異様さはまるで目玉です。中心の黒い部分が何故か強調されているようにしか見えないからです。


カスミ:

開け異界の門よ。地獄の業炎よ。我の呼びかけに応じよ。炎の神アグニの名において。神炎の矢の力で吹き飛ばせ 【神炎の矢(メルギド)


 私が魔法を使うと瞬時にタルは消滅します。


ディーネ:

()()()終わりにしますね。


 今日はと強調されていた所を私は見逃しませんよ。

明日もこんなことをしなければならないと思うと憂鬱な今日このごろです。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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