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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第三章 旅路 アズアン聖神国

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第46話 旅路 第一門~中央管理局まで

聖神国へ向かう道中

 第一門~第二門を抜けるまでに大人でも歩くと一日かかります。


 町中を走るような誰でも利用出来る馬車は用意されていないので、持ち込んだ自前の馬車で移動するしかありません。

 一応、軍用の施設も兼ねているので軍が使う馬車がありますが軍の関係者以外は利用出来ません。


 砦に到着したタイミングで宿の調整が出来るように宿屋は、第一門、第二門、中央管理局の近くの三つあります。

 万事屋よろずやという武器、防具、道具を扱う店が第一門と第二門の近くにあります。


 第一門と第二門はどちらも国境の砦への入口と出口にあります。

王国側の第一門が入口とすると第二門が出口になります。

 聖神国側からだと逆の第二門が入口で第一門が出口になります。


 国境の砦への出入りでこれから向かう準備を整えたり、疲れた身体を休めるために宿屋が入口や出口付近に用意されているそうです。

 万事屋よろずやも宿屋と同じ理由から第一門や第二門の近くに作られているそうです。


 万事屋よろずやの商品は限られた武器、防具と多少の道具(薬と旅用品)でした。

武器は総ミスリル製の剣、斧、槍、槌、大剣のみ。防具は全身鎧、大盾、兜、籠手などの鋼鉄製の防具ばかり。

 薬は傷薬、ポーション、マジックポーションの三種のみと色々と商品を限定して販売しています。


 ドロップアイテムや魔石の買取はしているそうです。

ここで商売をするというよりは、旅の道中で破損した武器や防具や道具の補充を砦の支給される物で良ければ販売していますってスタンスのお店のようでした。

 ドロップアイテムや魔石なども「荷物になってお困りなら買い取りますよ」というスタンスのようでした。


 販売品が限定されているので私には利用しづらいお店でした。

「不用品を引き取ります」「軍事施設の備品でも良ければお売りします」というスタイルが私には道具屋とは思えなかったです。


 私はアズアン聖神国の方へ行ってみようと思いました。

グランドワーク王国側の砦の外では、私ではやって行けないと感じました。


 忍者スーツで隠密行動が出来ると言っても、脅威度B+のガルーダには隠密が見抜かれてこんな結果になった訳です。

 レベル35のCランク冒険者が一人では準守護騎士の方々のように集団で対処しないと厳しいモンスターに対処出来ないと思ったので諦めました。


 次の日の朝に、第六門の方々にアズアン聖神国へ向かってみることを伝えると万事屋よろずやで武器や防具を新調した方が良いと言われましたが、予算の都合で買えない(実は買えるけど高額だから躊躇った)とウソを吐いたら、今持っている武器の下取りと私の欲しい長剣ロングソード戦斧バトルアックススピアを各五百万ゴールドで売って貰えることになりました。


 元値は一つ六百万ゴールドです。

約三百万ゴールドも安くして貰えるので購入してしまいました。


 さすがに、防具は私の身体(特に身長)と飾られている金属の鎧を交互に見てたので絶対無理だと判断されたのでしょう。

 

 魔法の心得を教えて貰ったので、お世話になったお詫びにグランドワール王国側の万事屋よろずやで購入しました。

 アズアン聖神国側にも万事屋よろずやはありますが、武器を売ったお金がアズアン聖神国側に入るなら折角値引きして貰ったのに気の毒でしかありませんしね。


 朝七時に出発すると夜七時に到着=十二時間経過

大人の脚なら中央管理局に到着する時刻です。私の脚だと約一日の見積もりです。


 私の場合は、このタイミングでテントで休んで翌朝出発する。

朝七時に出発すると夜七時ぐらいまでには中央管理局に到着出来るはず?

 中央管理局付近の宿で休んで翌朝七時に出発する。

朝七時に出発すると夜七時で十二時間経過したのでテントで休んで翌朝出発。


 朝七時に出発すると夜七時ぐらいまでには第二門に到着出来るはず?

中央管理局や第二門付近には宿屋があるので多少早くなっても食事とか出来るので問題なしに出来ます。   

 これで「大人の脚」を私の脚では必要な時間も計算出来るはずです。


 私の計画は直ぐに破綻してしまいました(><)


 お昼の時間は太陽が真南に位置付近にいるから影が一番短くなると聞いた記憶があります。

 棒でも立てて、影の長さを測ろうとしましたが、この砦は両端が山に囲まれているので太陽の姿は見えませんでした。これでは時間の感覚が分からないです。


 私は感覚を頼りに進んで行きますが、壁の色と道路の色が僅かに違うことに気が付きました。

 この付近では休憩が出来る休憩所ベンチやテーブルがあるを設置されていたのでここで休憩しました。


 休憩が終わってそのまま進むと、また壁の色や道路の色が僅かに違いがあって道路の端には休憩所があります。

 空が暗くなって来てお腹も空いて来たのでここで今日は休むことにしました。


 こんな感じを翌朝からも続けると中央管理局が見えて来ます。

遠くから見た中央管理局の印象は「高速道路の料金所」と叫びたくなるぐらいそっくりでした。


 中央に建物があって、その左右に二つレーンづつあります。

左側の二つはグランワール王国からアズアン聖神国へ向かう人が利用するそうで、反対側の二つはアズアン聖神国からグランドワール王国へと向かう人が利用するそうです。


 国境で冒険者カードの確認が必要だった時に担当して貰った男性職員さんの話だと、第一門から丁度半分ぐらいの位置に目印として壁の色と道路の色が変化して休憩所が設置されているそうです。


 更に、その半分の位置にも同じように壁、道路、休憩所の設置で現在の位置が分かるように工夫されているそうです。

 もちろん、中央管理局から第二門へ向かう場合にも休憩所などが設置されているので移動時間の都合で調節して欲しいそうです。


 ここは山々に囲まれているので時間の感覚が分からなくなる(太陽が見えないから?)早い時間に寝る準備出来たのに無理をして宿に宿泊出来なかったことにならないようにする工夫だそうです。


 まだ暗くはなっていないので、三時か四時ぐらいと思われます。

大人の脚を私の脚で換算すると体感では約十六時間ぐらい(大人の脚では+四時間ぐらい)で移動出来ると考えても良いみたいです。

 朝の出発時には第六門の人に挨拶したり武器の購入したので予定より遅めに出発しましたしね。


 まだ、一例なので明日からの第二門に到着した時間で再確認してみます。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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