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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第三章 旅路 アズアン聖神国

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第42話 実験と検証と考察と

実験

 さぁ。実験開始です。

手始めに最初の被験体にはオークさんになって貰った訳です。


 森の中へは、忍者スーツ(もちろん、頭巾着用済み)で姿を隠して気付かれないようにオークをポコポコと殴ります。

 だいたい五回ぐらい殴ってから刀でオークを殺せるまで斬りつけます。


 気配遮断の影響で私が五回殴った頃にオークは何者かに攻撃を受けていると認識し、その相手を探すように周囲を見回します。

 オークに気付かれると次は武器を刀に持ち替え斬り付けます。


 殴った回数が五回、斬り付けた回数が四回でオークは消えてしまいました。

この動作を殴った回数と斬りつけた回数の両方が二十回になるまで続けました。


 オーク五体で二十回に達したので次に進みます。


 次のオークは弓の攻撃や投擲ナイフを投げたぐらいではダメージを受けていないようでした。

 すんなり行くと思いましたがオークには通じないのでは仕方ありません。


 戦斧バトルアックスを使ってとどめを刺します。

斧で一回と弓で攻撃一回と投擲ナイフは六回は数えておきます。


 オークでは弓や投擲ナイフでは厳しいので次はゴブリンを相手にします。

ゴブリンが相手だと弓の攻撃が一回、投擲ナイフで四回でゴブリンを倒せました。


 先程のオークと回数も含めて両方が二十回になるようにゴブリンを倒します。

先に投擲ナイフを投げる回数が二十回になったので、弓での攻撃のみに切り替えたので倒すのに手間取りました。


 ゴブリン三体目で投擲が二十回を迎え、ゴブリン七体目で弓の攻撃も二十回を迎えました。


 ここまでの成果はオーク六体(魔石のみ)とゴブリン七体(魔石のみ)です。

「刀で攻撃」「殴る」「投擲」「弓で攻撃」「ナイフで攻撃」が各二十回づつ出来ました。


 投擲ナイフを投擲する行為が「投擲(物を投げる)」と「ナイフで攻撃」として判定して貰えるかどうかは分かりませんが、投擲とナイフで攻撃に分けて判定して貰えると良いなと思います。

 

 次はトラバサミ(罠)を使ってゴブリンや一角兎ホーンラビットで実験です。

罠だけではモンスターを倒すまでに時間がかかるので、草刈鎌を使ってとどめを刺します。

 

 罠にかかったゴブリンに鎌で足を切り転倒させて、とどめに首を狩るといった具合で二回の手順を踏みます。

 一撃で倒せる首を狙ったけど微妙に私の背丈では届かなかったです。


 一角兎ホーンラビットの場合は簡単で罠に掛かったら即首を狙えば倒せます。

こんな具合にモンスターを罠にかかり次第とどめを刺して行きます。


 ゴブリンを五体と一角兎ホーンラビットを十五体で罠は二十回、鎌での攻撃は少し超えましたが二十五回を充たせました。


 次は「バトルスタッフ」という杖、大木槌おおきづちという名の私には巨大なハンマーの二つの打撃武器でカウントを稼ぎます。

 カワギシ村の武器屋には色んなタイプの武器が揃っていたので色々と試してみるつもりで購入しています。


 用意していた武器の残りは、鞭、フレイル(長い棒の先にトゲトゲが付いた武器)の二つですが、鞭を使うと何度やっても身体に巻き付いて上手に使えませんでした。フレイルも何度も頭に当たりそうになるので鞭とフレイルは諦めました。

 

 六時間ぐらいこんな感じにしてたので、そろそろカワカミ村に戻って食事にしようと思います。


 オークが六体、ゴブリンが四十三体、一角兎ホーンラビット十五体で魔石のみでドロップアイテムは兎の毛皮十五枚のみです。

 今日の収穫はまた別の日に一緒に生産するとします。


 宿屋に戻るまでに教会で神の恩恵(ステータス)の更新をしようとしましたが「本日。終了」の看板をみると茫然としました。

 明日の朝、神の恩恵(ステータス)を更新するしかなさそうです(;^_^A 


 おはようございます。今日も元気なカスミールです。


 今日は、昨日の実験結果の確認の目に教会で神の恩恵(ステータス)の更新をします。更新後は魔の森の中でスキル:クラスチェンジで実験の結果の確認します。


 他の人はどうなっているのか分かりませんが、私は神の恩恵(ステータス)を更新しないとクラスチェンジ候補が更新されません。これが結構面倒です。


ー昨日の実験の結果ー


 「刀で攻撃」「殴る」「投擲」「弓で攻撃」「ナイフで攻撃」「罠を使う」「鎌で攻撃」「杖で殴る」「槌を使う」を各二十回づつの行動しました。鎌で攻撃だけは二十五回と五回ほど超えてしまいました。


 モンスターは、オークが六体、ゴブリンが四十三体、一角兎ホーンラビットが十五体。

私の実の犠牲になって貰ったモンスターたちです。


 「杖で殴る」「槌を使う」では、それぞれモンスターを二十体以上倒しています。それ以外のの行動ではモンスター二十体以上は充たしていません。


 「杖で殴る」「槌を使う」で新たなクラスが追加されてしまうと両方の条件を充たしてしまったので原因の特定は出来ません。

 新しいクラスが確実に増えていて欲しい所です。


 行動回数二十回、モンスター討伐二十体でスキルレベル0だったスキルがレベル1になっているとスキル:クラスチェンジに新たな候補先のクラスが確認出来ます。


 ですが、二十では足りないのであれば何一つ新しいクラスが発生しない訳です。

まずは、スキルレベル1を目指す条件が二十回か20体かの検証です。

 

 新たな職業は、【刀使い】【短剣使い】【杖使い】【槌使い】【弓使い】【鎌使い】【盗賊シーフ見習い】【格闘家】の八つのクラスが増えていました。


 〇〇使いは剣使いと同じ分類になるので下級職業(クラス)になります。

問題は【盗賊シーフ見習い】【格闘家】の二つのクラスです。


 転職クラスチェンジしてスキルの確認します。


 刀使い:刀術レベル2

 弓使い:弓術レベル1

 槌使い:槌術レベル1

 鎌使い:鎌術レベル1

 杖使い:杖術レベル1

短剣使い:投擲レベル1、短剣術レベル1


盗賊シーフ見習い:短剣術レベル1、投擲レベル1,罠レベル1、隠密レベル3、気配遮断レベル3、忍び足レベル3


 格闘家:身体強化レベル3、格闘術レベル1、


  剣士:剣術レベル6、短剣術レベル1、身体強化レベル3

  戦士:剣術レベル6、斧術レベル7、槍術レベル6、盾術レベル5、身体強化レベル3

  斧士:斧術レベル7、身体強化レベル3

  槍士:槍術レベル6、身体強化レベル3

魔法剣士:剣術レベル6,魔法剣レベル1、身体強化レベル3

魔法戦士:剣術レベル6、槍術レベル6、斧術レベル7、盾術レベル5、初級魔法レベル5、身体強化レベル3


 こんな具合にスキルの変化のあったクラスもありました。


 格闘家と盗賊シーフ見習いは、スキル構成とスキルレベルから考えると下級クラスのようです。

 確か、スキルレベル5のスキルがあれば中級クラスへのクラスチェンジ条件だったはずです。


 忍者スーツを使用したことでスキルの熟練度上げの実験にも影響していたようです。これでおおよそのスキルレベルについて検証結果が出せます。


ースキルレベルアップの検証結果ー


 ①戦闘で得られる経験値の方が大きな熟練度を得ることが出来る。

素振りよりもモンスター相手に攻撃した方が効率が良いです。


 ②行動回数と討伐数の両方をカウントする。


 ③防具や武器などを装備・装着することで得られるスキルの効果もスキルレベルに関係する。

 

 忍者スーツのスキルも熟練度を得ることで装備している者のスキルレベルがアップする。

 格闘家と盗賊シーフ見習いのクラスへのクラスチェンジ条件が特定出来ませんでした。


 盗賊シーフ見習いには多数のスキルの確認出来たので戦士や魔法使いのような特殊な条件を持つクラスの可能性があります。


 格闘家は、身体強化と格闘術の二つのスキル。

身体強化スキルがなくても格闘家になれるのかどうかが判断出来ませんでした。


 さすがは青の勇者の情報です。

実験と検証を行って正しいのか確認してみましたがほぼ正しかったです。


 「なりきり衣装 忍者服(ピンク)」の存在がなければ正解です。

青の勇者の手元に、なりきり衣装シリーズが無かったのかもしれませんね。


 王都の冒険者ギルドのギルドマスターの執務室で見つけた「とある実験のレポート」という青の勇者のレポートがありました。

 ギルドマスターは極秘事項だけど見ても構わないと言った理由は分かりませんが参考になりました。


 青の勇者の研究レポートは国立図書館で閲覧出来るそうです。

ただ、閲覧料金が凄く高額だそうです。執務室にあったのはコピー品(複写した本)だそうです。


 金貨百枚の価値がこの情報にあるかどうかは私には分かりませんでした。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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