第289話 獣王様からの依頼
獣王様の依頼
獣王様にどういう方法で面会を求めるか考えていたのに、思わぬルートから面会の伝手を手に入れましたの。
ルードさんから獣人領の獣王様に依頼を引き受けてみないかと言われたのです。
魔石に関しては保有する魔石は十分に余裕がありますし、カートを使っていないので魔石を頻繁に使うこともありませんの。
力の制限に魔石を使いますが、ピィーリスでの模擬戦も終了したので今の所は魔石が必要になる場面は見当たりませんの。
カスミ:
魔王ガリア様。
何個ぐらいなら魔石を放出出来ますか?
魔王ガリア:
魔石を売る必要はないと思うが、脅威度Bクラスの魔石が四十個、脅威度Aクラスの魔石が四十個、脅威度Sクラスの魔石が四十個ぐらいなら支障がないと魔石の数だが・・・
カスミ:
脅威度Dや脅威度Cの魔石がありませんが・・・
魔王ガリア:
それは魔石を合成してしまったからな。
脅威の低い魔石と脅威度の高い魔石は用途を考えると必要だから確保しておきたい。
それ以外はアイテムポーチで無限に保有出来ると言っても使わないからな。
魔石を合成して脅威度の高い魔石として保有していた方が都合が良い。
脅威度Bの魔石は五万ゴールド(金貨五枚)、脅威度Aの魔石は十万ゴールド(金貨十枚)、脅威度Sの魔石は百万ゴールド(金貨百枚)が冒険者ギルドの各魔石の買取価格なのです。
脅威度Bの魔石は二百万ゴールド、脅威度Aの魔石は四百万ゴールド、脅威度Sの魔石は四千万ゴールドで売れるので合計四千六百万ゴールド以上の価格であれば販売に応じようと思いますの。
大量の魔石を所有していますが、ランクSに挑戦した時に不自然にならない程度の魔石を販売しましたがまだまだ大量の魔石が手元にあるようですの。
これは用途の無い脅威度の魔石を魔王ガリア様が魔石を合成したから調整された結果なのです。
普段使いする魔道具は容量の低い魔石を使いますの。
脅威度Fの魔石は百ゴールド(銅貨一枚)しますが、一番用途が広い魔石なので大量に求められていますの。
一般家庭の生活に欠かせない魔石と言っても過言ではありませんの。
脅威度Fと脅威度Eがあれば生活するのに必要な魔石の規格なのです。
脅威度Dや脅威度Cの魔石が個人的には中途半端なのかもと思いますの。
高容量の脅威度Aや脅威度Sの魔石と比べるとエネルギーを得られる量が少ないですし、脅威度の低い魔石と比べると価格高いので使い勝手が悪いと感じてしまうのです。
一般に流通している魔道具に使用する魔石は脅威度Fや脅威度Eに合わせて作られていますの。
安価である必要もありますが、比較的容易に手に入るという魔石である必要もありますからね。
脅威度Dクラスのモンスターを簡単に倒せるかと言われるとそうでもありませんの。
ランクDの冒険者さんが倒せるレベルのモンスターなので戦闘経験がないと厳しいのです。
脅威度Fの一角兎や脅威度Eのゴブリンぐらいなら何処にでもいるようなモンスターなので冒険者がいればその魔石も手に入りやすいのです。
脅威度Eの一つ上の脅威度Dになるだけでモンスターも強くなると低ランクの冒険者では倒せなくなります。
脅威度Fの魔石と脅威度Eの魔石が比較的手に入りやすい魔石が魔道具に使われているのです。
旅の途中でも現地で補充出来るから魔石が無くて魔道具が起動出来ないと困らないですからね。
脅威度Dの魔石や脅威度Cの魔石を使う魔道具もありますよ。
脅威度の低い魔石より出力が高いので少し大き目の魔道具に使われていますの。
脅威度Bの魔石は、転移門に使われていますの。
転移門の間でしか使えませんが大きなエネルギーが必要なのです。
バーチャルバトルに使う魔石がどれぐらいの魔石が必要かまでは分かりませんが、脅威度Bクラスの魔石を求めていると考えているのです。
もし、それ以上の魔石が必要というのであれば転移門よりも大きなエネルギーが必要ってことなのでバーチャルバトルの規模の大きさが伺えるのです。
獣王様に面会を求める前に補佐の人に獣王様の依頼の内容を伝えられましたの。
依頼を受けるなら獣王様から直々に依頼を受ける儀式的なことをするそうですの。
依頼を受けないという返答する場面が獣王様の和えでは獣王様の立場というのもあるので事前に依頼内容を伝えて返答を聞いてから面会になることが通例なのだとか。
まぁ、そうなるでしょうね。獣王様が依頼内容を伝えて「お断りします」と言う場面を想像すると分かり易かったですの。
それに依頼内容が「緑の勇者様とバーチャルバトルで戦う」って依頼内容だったので丁寧にお断りしたのです。
バーチャルバトルがどんなものか分からないですが、全力で戦っても怪我することも死ぬこともないバトルになると思ったのです。
そうでなければ緑の勇者様である必要がありませんからね。
獣人領のNo.1とか獣王様自身がバーチャルバトルすれば良いだけですからね。
バーチャルバトル=お互いに全力で戦ってね(怪我や死ぬことはないよ)と言われた気がしたのです。
魔石も手に入ったしバーチャルバトルの装置を起動させることが出来ますし、今話題の緑の勇者様をグランドツール共和国の獣人領へ呼べれば獣人領の人集めにも役に立ちますからね。
それに私が「攻略の幼女」と呼ばれているSランク冒険者であることも探られていると思いますの。
宿屋や入国時も平気で冒険者カードで決済に使っているので、その情報が伝わっていてもおかしくはありませんの。
ルードさんも初見で私のことを直ぐに冒険者と見抜いた訳ですし、獣王様の依頼も身元を確かめずにスムーズに説明しましたからね。
少し怪しい程度の人物でも獣王様という立場の人に面会するなら身元を明かすよう求めてもおかしくない場面ですからね。
ルードさんも最初から私が攻略の幼女と呼ばれているSランク冒険者のような情報を得ていたと考えた方がおかしくないのです。
ここで緑の勇者様と攻略の幼女の本気のバーチャルバトルとなれば興行としては十分な話題になると思うのです。
バーチャルバトルとなると力の制限の効果が十分の一(40,000)になってしまいますの。
バーチャルバトルは魔力のが関わる大型装置ですから何か影響がある思うのです。
百分の一(4,000)の能力値で緑の勇者様とバーチャルバトルで負けるという設定はアリですが、十分の一(40,000)の能力値にしか制限出来ないと私が勝利してしまうのです。
バーチャルバトルという観衆にが見守る中で緑の勇者様に勝利するのは不味いですからね。
それに私の力の制限の機能がバーチャルバトルの装置に影響を与えて不具合が起っても困りますからね。
あっ、魔石は総額で一億ゴールドで売れましたよ。
魔石の相場より五千万ゴールドも高く買い取って貰えて助かりましたの。
新しいスキルやクラスについての情報は得ることが出来ませんでしたの。
獣王様から新しいスキルやクラスの情報を得られるという情報は間違っていたかもと思う今日このごろです。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




