第27話 ダンジョン街という町
ダンジョン探索への手続き関係
王都の冒険者ギルドのギルドマスターに言われたようにダンジョン街へ向かいました。
町への入り口は一つしかなく、まるで入場制限をしているような感覚に陥りました。
衛兵さんと目が合うと、そっと目を逸らされました。
そんな衛兵さんを無視して町へと入ろうとすると呼び止められます。
門番の衛兵:
子供はここに入れないぞ。
カスミ:
ここってダンジョン街ですよね? ダンジョン探索に来たので町に入れて下さい。
はいこれ、私の冒険者カードです。
門番の衛兵:
・・・ま、マジか。入って良いぞ。
衛兵さんは、どうしても信じられないって顔をしながら私は通して貰えました。
冒険者ギルドか支部があると思い、冒険者ギルドや協会を探します。
この町には冒険者ギルドがありました。中に入り受付の男性へと向かいます。
カスミ:
あのう。ダンジョン探索するには、どういった手続きをすれば出来ますか?
男性受付:
ダンジョン探索は、ダンジョン管理局で手続きして貰ってくれ。
ここを出て真っ直ぐ行った所に『ダンジョン入り口』と書いてある変な形の建物ががある。
その建物がダンジョン管理局だ。
町の中ではわたしを子供扱いするような人は何故か居ませんでした。
それもそのはずです。この町の住人以外の者は全てDランク以上の冒険者だからです。
後から聞いた話ですが、町に入れるのもDランク以上の冒険者なので、冒険者ギルドに入って来た見た目が子供でも冒険者と認めるしかないそうです。
町の子供は今の時間だと何処かの店で必ず働いているので、子供が出歩くことがないそうです。
私のことは、どうしても子供にしか見えないそうです。(><)
受付で言われた通りの変な建物を探します。
ギルドで教えて貰った宿(女の子も安全)を既に手配済みです。
話に聞いていた変な建物の『変な』は半球型(ドーム型)の建物でした。
この世界で初めて見る建物です。私は見たことも聞いたこともありません。
変な建物というのも強ちウソではなさそうです。
入り口付近でお姉さんが受付をしており、「ダンジョン探索の手続き」について聞くと冒険者カードの提出を求められたので冒険者カードを出しました。
冒険者カードを何かの機械に差し込み「ピッ、ピピピ」という音が鳴ると冒険者カードを返却して貰えます。
女性受付:
これで登録完了しました。改めて、ようこそ、ダンジョン街へ。
この奥からダンジョンへ入ることが出来るようになります。
入り口に冒険者カードを差し込むだけで、貴女に対応するランクのダンジョンへの扉が点灯します。
そこからダンジョンへと進んで下さい。
カスミ:
あのう。もしパーティーがいる時はどうすれば良いですか?
女性受付:
事前にパーティー申請をして貰います。
ダンジョンに入る時は代表者の方の冒険者カードで皆さんが同じダンジョンに入れます。
個々が冒険者カードを入れなくても構わないです。
でも、ダンジョンから出る時は全員の方が、この受付に冒険者カードを提出して貰います。
ーダンジョン街 ランクEのモンスター一覧ー
一階~二階:スライムのみ
三階~四階:スライムとゴブリン
五階~六階:ゴブリンとゴブリン亜種(ゴブリンリーダーなど)
七階~八階:オーク
九階~十階:オークとオーク亜種(オークリーダーなど)
十階までの出現するモンスターの情報が貰えました。
他の情報は有料だそうです。
ランクEの一階~十階までのモンスター情報はダンジョンに挑戦する者なら誰にでも教えるそうです。
ゴブリン亜種とオーク亜種といった亜種と呼ばれるモンスターは、通常個体よりも強力な個体なので浅い階層といっても注意して下さいと言われました。
ゴブリン亜種>ゴブリンと言った具合だそうです。
参考までに聞いてみました。
宿屋と家を借りるのではどちらが良いかを尋ねると、女の子の一人暮らしだと宿屋の方が割高ですが、安全に生活出来るので宿屋ですと宿屋を強調するように言われました。
宿屋は一日銀貨五枚です。三十日で銀貨百五十枚=金貨十五枚必要です。
借家は三十日で金貨五~十枚ぐらい。借家のグレード次第なので、もっと高額も場合も。
女の子が安全に暮らすには、信用のある男性(この町の住民ではない)、パーティーメンバー、女性冒険者と共同生活などで借家を借りると大丈夫ですが、一人暮らしの場合は危険なので宿屋の方が安全だそうです。
防犯のしっかりした借家もあるが高額なので一人暮らしでは家賃の負担が割に合わないとか。
この町では無闇に「冒険者には逆らうな」が基本的なルールだそうです。
冒険者の中には強い冒険者もいます。
そういう冒険者が手に負えない暴力を振るうこともあるそうです。
衛兵や警備の方も防犯に努めますが、彼ら彼女らはBランク冒険者と同程度の力しかありません。
もし、それ以上の強い人には敵わないってことです。
Bランク冒険者よりも弱い冒険者なら問題なく制圧することが可能ですが、Aランク冒険者やBランク冒険者だと敵わない場合もあるので対応には注意しなければならないそうです。
行動が悪目立ちする横暴な行為を行う冒険者は、町から追い出される可能性があります。
そこまでのことは最近では起こらないそうです。強さこそ正義を地で行く町がダンジョン街だそうです。
一度暴力沙汰を起こすと数の暴力の原理で衛兵や警備がたくさん押し寄せます。
冒険者ギルドも協力するので、冒険者カードが絡むこと全てに影響します。
・ダンジョンに入れなくなる。
・ダンジョンから出た時も冒険者カードのチェックされるので買取なども出来なくなります。
・冒険者カードでの決済(買い物)が出来なくなります。現金を持ち歩かない冒険者は多い。
・ダンジョン街から出ると再度入場することが出来なくなる。
・町から追い出される。
元の世界のカード利用停止で困っている人のようになるそうです。
ー閑話休題ー
私は【親父の店】と呼ばれている武器屋に向かいます。
この店は、王都からの馬車で知り合った冒険者さんに教えて貰った店です。
カスミ:
あのう。この戦斧よりも強力な斧ってありますか?
もしなければ、剣か槍でも良いので同等の強さの武器が欲しいです。
武器屋店主:
斧と剣と槍か? お嬢ちゃん。
そんなに多種の武器を使えるのかい?
カスミ:
はい。私の冒険者カード見ますか?
武器屋店主:
悪いが、少し見せて貰うぞ。ふむふむ・・・
使っている戦斧も見せて貰うぞ。どれどれ・・・
今後、斧を使っていく予定なのか? それとも剣や槍など他の武器も使う予定か?
カスミ:
出来れば、斧、剣、槍の全てを使いたいです。
でも、そんなにたくさんは購入出来ないので、少しづつ武器を揃えて行く予定です。
武器屋店主:
お嬢ちゃんの予算がどれぐらいか分からないが、【ミスリル銀の戦斧】【ミスリル銀の長剣】【ミスリル銀の長槍】を三つで百五十万ゴールド販売してやろう。
カスミ:
その価格で良いんですか?
武器屋店主:
ああ。魔法戦士という珍しいクラスに期待を込めた価格だ。
カスミ:
今、持ってる武器を全て買取は可能ですか?
武器屋店主:
それも構わない。戦斧は金貨十枚、槍は金貨二枚、短い剣は金貨二枚だ。合計十四万ゴールドを新しい武器の代金から差し引いておくぞ。
【ミスリル銀の戦斧】:刃の部分がミスリル銀で強化されている戦斧
【ミスリル銀の長剣】:刃の部分がミスリル銀で強化されている長剣
【ミスリル銀の長槍】:刃の部分がミスリル銀で強化されている槍
購入した全ての武器は刃の部分がミスリル銀で強化されているだけの物なので、そこまで高額とは言えません。一つ約五十万ゴールドは私には高額と感じました。
それでも総ミスリル銀製(ミスリル銀のみで作られた武器)に比べると安い方です。私が購入した武器の何倍もの金額になるそうです。
武器屋店主:
そのポーチって魔法のポーチかい?
カスミ:
・・・そ、そうです。
武器屋店主:
まぁ、良いさね。お嬢ちゃん。魔法のポーチを使う場面は考えて使いなよ。
儂は黙っているが悪い奴はそれを盗もうとかお嬢ちゃんを利用しようとか画策するから他の者には見つからないようにするんだぞ。
カスミ:
はい。ありがとうございます。
余談ですが 私は魔法戦士のクラスを選びました。
【魔法剣士】と【魔法戦士】の違いは各能力値はクラスによって差はありますが、明らかな違いは魔法剣士と魔法戦士ではスキルが違っていました。
魔法剣士は【魔法剣】というスキルが新たに使えるようになり、魔法戦士は戦士でありながら魔法士のスキルが使えるようになります。
私の場合は、属性魔法の火、水、風、土、光、闇の六つが使えるので初級魔法全てが使えます。
使える魔法がそのまま反映されるようです。初級魔法のスキルレベルは対象全ての平均レベルで決まります。
(鑑定使って調べたので間違いないはず・・・)
魔法剣か魔法かを悩んだ結果 魔法が使える魔法戦士というクラスを選択した理由です。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




