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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第二章 旅路 グランドワール王国

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第25話 旅路 アルフレン領ラガリア~領都アルフレン

王都へ行く計画を立てます。

 ー私が王都に行く理由ー


 ・武器や防具の新調

 そろそろ戦斧バトルアックスでは厳しくなって来ました。

 

 特に、先日なんとか倒せたオーガ以上のモンスターが相手になると今までのようにはいきません。

 予備の武器も、短い剣(ショートソード)と槍もまともな武器というには厳しいです。


 王都から少し離れた所にダンジョン街と呼ばれる都市があるそうで、王都またはそこで武器を新調しようと考えています。

 そのついでに黒虎ブラックタイガー関連も、その時の冒険者ランクと相談して売る予定です。


 黒虎ブラックタイガーは脅威度Aのモンスターなので、その特殊個体の脅威度はA+。

Bランク冒険者やAランク冒険者ぐらいが売らないと目立ってしまいそうだからです。


 さすがにCランクになったばかりの冒険者が黒虎ブラックタイガー(脅威度A)を倒せるとは思われないでしょうしね。


ー王都に行くルートー


 ①ラガリアの町から直接行くルート

馬車で約二十日~三十日ぐらい

 

 ②領都アルフレン経由で王都へ行くルート

高速馬車に乗ると約十日ぐらい。馬車の定期便だとラガリアの町からと同じぐらい日数がかかるそうです。

 

 ③領都サラブから王都へ行くルート

サラブ領まで一旦戻って領都サラブを目指すのに約十日ぐらい。そこから高速馬車で約十日ぐらい。

 馬車の定期便で更に約二十日~三十日ぐらい必要です。サラブ領まで戻るので一番日数がかかるルートです。

 

 ④カワギシ村から川を北上して船を利用していくルート

カワギシ村から船で北上して約十五日ぐらい。そこから馬車で約五日~六日ぐらいです。


 四つのルートがありますが、最短は領都アルフレンからの高速馬車です。

高速馬車がどんな馬車か分からないですが、高速と名がついているので料金割増と言ったオチもありそうです。

 時間とお金を使えば目的地に早く到着出来るってことのようです。


 私が選んだのは、領都アルフレンから高速馬車に乗って行くルートです。

領都の近くまで来たのに領都アルフレンを見てみる&レイラちゃんが行く予定だった魔術師学園を一目見ておこうと考えた結果からです。


 大きな都市を見るのは初めてなので一度ぐらいは見たいです。

王都は領都よりも更に大きい都市だと聞きます。その大きさの違いも知りたいです。

 

 それに高速馬車という物にも興味があります。

私の予想では高速馬車は領都から王都までのきちんと整備された街道を進む行路で、村といった所へ立ち寄らず大きな町のみに停車する馬車と考えています。


 元の世界の高速道路や新幹線のような整備された道を各駅停車しないで早く進むってイメージです。

 そんな整備された行路を行くなら、道中もモンスターに襲われることなく安全に進めると考えたから領都アルフレンから高速馬車に乗って行くことを決めました。


 まぁ、予想と違っていても定期便で馬車旅ってのもアリですからね。

幸いにもお金にも余裕がありますし、急いで王都に行く必要性も感じないので興味本位で動くも良いかなと考えた結果です。


 えっ? いつも興味本位で自由気ままじゃないかって?

そうですけど駄目じゃないですよね?


 次の日、領都アルフレンまで向かった馬車は約八時間もかかりました。

聞いた話だと約六時間~八時間で到着するという話でしたが今回は大幅に遅れたそうです。


 今回の馬車は、領都へと向かう性か乗客は、商人風の男性が多く、冒険者パーティーも結構いました。

 商人風の男性が六人、冒険者パーティーが男性二人、女性二人の四人、私の十一人です。

 どうやら、私は身体が小さいので子供扱いして貰って馬車の収容人数(最大十人)を超えても乗せて貰えました。


 (普段なら子供扱いされるのは嫌だけど今回だけはOKとします)


 馬車の道中にモンスターと思われる集団に通行を邪魔されました。

モンスターが襲って来た訳ではなく、馬車の行路上にモンスターが長い渋滞を作り進行していたのです。


 TVで牛の群れが大渋滞でその群れが通り過ぎるまで通過出来ないなんて場面を見たことがあります。今回はこれと同じようなことが起りました。

 

 モンスターが馬車の行路上に長い渋滞を作り、そのせいで馬車は通行を遅らせる結果になりました。

 下手にモンスターを刺激する訳にもいかないので、ただ見守って通り過ぎるのを待つしかありません。

 

 幸いにもモンスターではなく、動物の群れだったので襲われる心配はなかったそうです。動物の大渋滞で馬車は約二時間ぐらい遅れて領都へ到着という訳です。


 流石、領都って思わせる大きな門には衛兵さんが入場者全員に身分証を求めていますが、入り口から長い長い行列が出来ています。


 今日中に中に入れるのか心配するほどの大人数は生まれて初めて見ました。


 南門と北門と呼ばれる大きな門があります。

その大きな門の傍に小さな門があって、その門に貴族か商人が乗ってそうな豪華な馬車が通行して行きます。


 南門から中に入ると正面に大きなお屋敷が見えます。

その左右に大きな屋敷ほど大きくはありませんが、周囲よりも大きな建物があります。


 魔術師学園がこの内のどちらかでしょう。

もう一つの建物は想像が出来ないですが、図書館と博物館とかだったら良いなと思いました。


 これだけの人数がいるので今夜の寝床を確保しておかないと泊まれないかもしれません。出来るのであれば、て〇れ〇れ亭に泊まりたいです。


 例の【高速馬車】の乗り場は北門の方から乗車するらしく、領都の反対側まで行かないと乗れないそうです。

 乗合馬車で反対側まで行かないとならないのは何だか大きな町も不便と感じました。


 高速馬車の情報収集に努めます。


 高速馬車は私が予想してた通り、領都から王都までを結ぶ街道上にある大きな町を中心に停車するそうです。

 その大きな町で宿泊したり食事などの補給や休憩を行って次の大きな町を目指すそうです。


 目的地は王都なので、定期便よりも大きな馬車(最大二十人)で行くそうです。

運行は領都→休憩→大きな町と言った具合に途中で一回の休憩を挟んでを繰り返して最終目的地の王都を目指します。


 定期便だと約二十日~三十日もかかるのに、高速馬車が大きな町だけを選んで進んでも約十日ぐらいで王都に着くのは早い過ぎると思います。

 馬車を引くのは普通は馬(動物)ですが、馬(動物)よりも力のある馬のようなモンスターが高速馬車専用に馬車を引きます。 


 (馬じゃないけど馬車って・・・)


 馬のようなモンスターで引くから早くなるのと早い速度に耐えられるように工夫された馬車を使うそうで高速馬車が成立するそうです。


 (これって元の世界の人の知識だよね?)


 過去に勇者様ってたくさん居たのかな?

有名な建国に携わった青の勇者様しか名前は挙がらないけど、他にも元の世界からの人がいないとここまで広範囲に知識は利用されないと思いました。

ールートのイメージー

日本の甲府、前橋、水戸、宇都宮から東京に向かうイメージです。

実際の距離(数値)とは異なります。


評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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