第22話 ランクアップ目指して ※
魔法の呪文を購入し いつものように・・・魔法の連打です
ステータス回もあります
オークは森にいるという情報を得たので、今日は森にオークを狩りに出かけます。草原を超え森に近い所で一休みして森に入る予定です。
カスミ:
今日は、オークのステーキが食べられるといいな。
もう今夜の食事のことを考えている私がいます。
先日までの魔法の呪文の詠唱で火魔法使いと水魔法使いのクラスに就けるようになったので、魔法使いのクラスにも就けるようになっていました。
今日は魔法使いで魔法を使って戦い、駄目そうなら戦士の予定です。
森の方から「ブモ、ブモ」と何かの鳴き声が聞こえて来るようになりました。
警戒しながら森を見ていると1体のオークが森から出て来ます。
「あっ。ステーキが出て来た。」と私は感嘆した声を上げてしまいました。
オークは、まだ私に気付いていなさそうなので慌てず魔法の呪文を詠唱します。
カスミ:
火よ。我が敵を打て 【火球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
風よ。我が敵を切り裂け 【風刃】
何故か三連発で魔法の呪文の詠唱が出来るようになっていました。
魔法はオークに当たりはしましたが、全く影響がなく私に敵意を向けて来たので、戦士にクラスチェンジしてオークとの戦闘に備えます。
オークは長めの槍を構えています。
対する私は戦斧なので、間合いは槍のオークの方が断然有利なのです。
私の身体の大きさも考えると少し無理どころか、かなり厳しい状況ではないでしょうか。リーチが短い私がかなり不利です。
そう思っていた時が私にもありました。
オークは槍の達人って訳でもなく、ただ普通に武器として槍を使っているだけのモンスターでした。
斧術レベル5の冒険者と槍を持った一般人のどちらが勝つでしょうか? ってぐらいに私の方が強かったです。
スキルがある&スキルレベルが高いは戦闘に於いて有利なのでした。
オークは魔石を残して消えましたが、私のステーキはありませんでした。
「私のステーキは?」と大声で叫んでしまいました。
少し後悔しましたが、何体かオークを倒すと念願のオーク肉を手に入れることが出来ました。だけど、ドロップアイテムは一つしかありません。
これでは私が食べてしまうとお金を稼ぐという目的が達成出来ません。
オーク肉を食べるか売るかは迷う所です。
お金を稼ぎに来たんだから、もう少しドロップアイテムが欲しい。
残り三つの魔法の呪文が買えるぐらい稼ぎたいと思います。
少なく見積もっても後二つは欲しいです。
私がステーキを食べる分が無くなるけど魔法の呪文を三つ買えます。
オークは現在八体ぐらい倒しているので依頼一回分ぐらい結果報告出来そうです。後、ニ体倒して今日は帰りましょう。
また、明日狩ればお金は稼げるはずなのです。
オークをニ体倒した所で私は戻って来ました。
先に、魔法の呪文を購入してオークを探しつつ、呪文の詠唱をすることにしたからです。
呪文を購入するお金が無かった訳ではありません。
このままお金を稼ぐことなく使い続ければ、今後お金が足りなくなるのでその補充です。
カスミ:
依頼達成報告に来ました。
ここにオークの魔石十個あります。
女性受付:
あら? 依頼二回分の魔石の納品ですね。
カスミ:
はい。そうです。
女性受付:
無事で良かったわ。オークは結構大変でだったでしょ?
カスミ:
そこまで強いモンスターとは思えませんでした。
女性受付:
そんなに強いと感じなかったの?
カスミ:
はい。私にはそう強いとは思わなかったです。
女性受付:
単体のオークはそうでもなかったみたいだけど、オークは群れになって来ると大変だから十分に気を付けてね。
カスミ:
はい。ありがとうございます。
後、オークのステーキって何処のお店で食べられますか?
女性受付:
オークのステーキは、て〇れ〇れ亭が良いと思うわよ。
でも、ステーキなんて食べると折角稼いだのにお金は大丈夫そう?
カスミ:
ステーキって、そんなに高い物ですか?
女性受付:
ええ。そうよ。
オークのステーキは一万ゴールドもするのよ。
次の日は魔術師ギルドで残りの魔法の呪文を購入に向かいます。
土魔法は【石礫】という小さな石塊が真っ直ぐに飛んで行く魔法です。
「土よ。我が敵を砕け 【石礫】」が呪文です。
光魔法は【光矢】という光で出来た矢が目標に向かって飛んで行く魔法です。
「光よ。我が敵を貫け 【光矢】」が呪文です。
闇魔法は【闇矢】という闇で出来た矢が目標に向かって飛んで行く魔法です。
「闇よ。我が敵を貫け 【闇矢】」が呪文です。
私は魔術師ギルドで三つの魔法の呪文を購入しました。
カスミ:
この初級魔法以外の魔法の呪文って買えますか?
男性職員:
残念ですが、魔術師ギルドでは購入出来ません。
領都アルフレンの魔術師学園の講義を受けて貰わないとお売り出来ません。
カスミ:
魔術師学園の生徒であれば購入出来るってことですか?
男性職員:
はい。その通りです。
魔術師ギルドで全ての魔法の呪文を購入が出来てしまいますと魔術師学園の生徒が減ってしまいます。
魔術師ギルドのルールについて色々と聞いてみた結果です。
・魔法は誰でも使える訳ではないので、初級魔法は魔法を使いたい者に幅広く販売しています。
この中には魔法が使えない者や魔法が使えた者のどちらにも贔屓なく販売しています。
・魔術師ギルドに登録するには、火魔法使いなどの魔法が使えるクラスの者のみ登録が可能です。
・魔術師ギルドで魔法を購入する者は、主には魔法使いや魔法士など複数の魔法が使える者が他の魔法を使えるようになる為に購入するそうです。
稀に、火魔法使いが新たに水魔法を使えるようになる為に購入することもあるそうです。(他の属性魔法を使えるようになる為)
・魔術師ギルドに登録すると魔術師学園に入学出来る推薦状が貰えます。
レイラちゃんの進む道だったのかな。
(魔法が使えるか使えないか分からない者や信用のない者には売る気はありませんってこと?)
今日も草原のいつもの場所で呪文の詠唱の練習を開始します。
付近にモンスターや人がいないことを確認してからの実行です。
カスミ:
土よ。我が敵を砕け 【石礫】x20
光よ。我が敵を貫け 【光矢】x20
闇よ。我が敵を貫け 【闇矢】x20
土魔法、光魔法、闇魔法を各ニ十回づつ詠唱してみました。
十八回目か十九回目ぐらいで魔法の効果が表れた始めたのでクラスにも変化があるでしょう。
魔法が使えるクラスのスキルの熟練度を上げるのは大変そうです。
初級魔法だけでも六種類もあるのに、回復や解毒など回復系の魔法も考えると凄く大変としか思えないです。
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カスミール
レベル16
年齢:15歳
性別:女性
クラス:魔法使い
力: 60
知恵:160
防御: 60
早さ: 80
運:160
魔力:160
生命: 80
スキル:火魔法レベル1、水魔法レベル1、風魔法レベル1、土魔法レベル1、光魔法レベル1、闇魔法レベル1
※クラスチェンジ、※鑑定
※クラスチェンジ候補:剣士、斧士、槍士、盾士、戦士、聖女、勇者、火魔法使い、水魔法使い、風魔法使い、土魔法使い、光魔法使い、闇魔法使い、魔法使い、回復魔法使い
※が付いた項目は他の人には見えません。
いつの間にかレベル16になっていました。
昨日のオークを十体倒したことが原因でしょうね。
クラスチェンジが可能なクラスが大幅に増えて嬉しいと思う今日このごろです。
コピペ止めてみました。
魔法の連打は変わらないです。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




