第21話 呪文の詠唱は後始末がたいへんです
途中で第三者視点が加わります。
ご注意ください
かすみ:
いいこと、おもいつ~いた♪
私は、風魔法使いのクラスに就いて、草原でお馴染みの一角兎と遊ぶことにしました。今回は前回の件の反省し、モンスターを倒せるだけの力を確保しています。
もし、風魔法でも厳しいならクラスチェンジして対応出来るようにと戦斧も直ぐに構えられる場所に用意しておくことにしました。
短い剣で一角兎を傷つけ、傍で何度も何度も【回復】を詠唱し続ければ、回復を覚えられるのではという実験も兼ねています。
かすみ:
うさぎさん。ごめんね♪
トラバサミという罠の類を用意して良かったと思いました。
罠に掛かった一角兎の横でひたすら【回復】の呪文を詠唱するだけの簡単なお仕事です。
えっ? 傷つけた一角兎の傍で回復を使うんじゃなかったの?
勿論、最初はその作戦でしたよ? 怪我した一角兎を逃げないように確保しておくことが出来なかったのです。
途中で一角兎には逃げられたし、次の獲物を準備するのも逃げたりもするので呪文の詠唱に至るまでが大変だったからです。
そこで新たに考えた作戦が、罠に掛かったモンスターなら逃げる心配もない、罠で傷ついたままだし、モンスターを倒してしまわないように手加減も必要なしと良いこと尽くめだったことから罠へと切り替えました。
カスミ:
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
神よ。我が願いを叶え給え 【回復】
一角兎の罠に掛かった脚が回復するまで呪文の詠唱をし続けます。
通りすがりの冒険者さんたちは、この作業を不思議そうに見て微笑んでいましたよ? 夕暮れになったので一角兎にとどめを刺し、罠も片付けて宿へと帰ることにしました。
ーこの様子を見ていた冒険者たちー
冒険者:
草原で幼い女の子が一角兎と戯れていたぞ。
冒険者:
一角兎と言っても、相手はモンスターだからいくら何でも戯れるなんて出来ないだろ?
冒険者:
それがそうでもないんだ。
罠にかかった一角兎に泣きながら【回復】を何度も詠唱してた。
冒険者:
えっ? それって効果あるの?
冒険者:
泣きながら回復を何度も詠唱してたって言っただろ?
冒険者:
ああ。
冒険者:
だから、俺は回復は使えないんだと思った。
普通に使えるなら何度も詠唱するはずがないんだ。
それを何度も詠唱してるってことは、回復の呪文を知ってて詠唱しているだけってことさ。
冒険者:
その様子が幼女だから凄く可愛かったんだな。
冒険者:
ロリ? ロリですか? ロリですね? 衛兵呼びましょうか?
冒険者:
呼ぶな。俺はロリじゃねえ。
ー閑話休題ー
私は冒険者ギルドの受付のお姉さんに話かけました。
カスミ:
あのう。この付近でお金がたくさん稼ぎやすい所はありますか?
旨みがあると助かります。
女性受付:
旨みですか? 多く稼げるってことなら領都アルフレンの南の森付近です。
この森付近にはゴブリン、オーク、オーガなどのモンスターが出ますが、オークのドロップアイテムの「オーク肉」とオーガのドロップアイテムの「オーガの牙」が高額で買取されているので、これらのドロップアイテムを狙われると良いです。
カスミ:
私の冒険者ランクはEですが、オークやオーガを狩るエリアに入っても大丈夫でしょうか?
女性受付:
Eランクですか? それでは厳しいですね。
ゴブリン複数はDランク、オーク単体はDランク、オーク複数はCランク、オーガ単体はCランクの依頼です。
Eランクの依頼かDランクの依頼を受けるしかありませんね。
カスミ:
オークはこの町付近にはいませんか?
単独で行動するオークを狙ってみようと思います。
女性受付:
この町の近くにもオークはいます。
Dランクの依頼ですがEランクの冒険者なので受けることは出来ます。
依頼を受けますか?
カスミ:
依頼を受けます。
どのような依頼でしょうか?
女性受付:
依頼の内容は簡単です。オークの魔石を五個納品するだけですからね。
報酬は魔石の買取も含めて金貨二枚です。魔石を十個納品されると二回分の依頼クリアとなります。
ラガリアの冒険者ギルドの魔石の買取額およびドロップアイテム買取額一覧表を見せて貰いました。
・一角兎の魔石:銅貨一枚、兎の毛皮:銀貨一枚、兎の角:金貨一枚
・ゴブリンの魔石:銅貨五枚、ゴブリンの棍棒:銀貨一枚
・オークの魔石:銀貨二枚、オーク肉:金貨四枚
・オーガの魔石:金貨一枚、オーガの牙:金貨二枚、オーガの角:金貨五枚
オーガは流石に討伐は厳しいそうですが、オークの単独個体を狙って討伐すれば高額な報酬が狙えそうです。
依頼をクリアするので冒険者ランクアップも出来そうです。
今日の日課は、火魔法使いのクラスになれるよう呪文の詠唱を練習しましょう。
例によって草原に出発します。
今日は一角兎を刺激しないように草原に向かって火魔法の呪文を詠唱します。
カスミ:
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
火よ。我が敵を打て 【火球】
よし。後半の方には火魔法も発動するようになったから、次は水魔法にしましょう。
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
水よ。我が敵を打て 【水球】
よし。後半の方には水魔法も発動するようになったから今日は帰りましょう。
でも、火魔法で草原はコゲコゲだし、水魔法でベチャベチャだし大丈夫かな?
ー補足ー
魔法の連打(コピペ部分)は、たくさん魔法を使ってますというイメージです。
評価やブックマークをしていただけると励みになります。
ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




