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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第七章 パルチ山のランクS

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200/269

第191話 下層 五十四階層~五十六階層

注意)グロ表現があります。


祝)閑話も含めて200話となりました。

皆様のお陰で頑張れた結果です。

ありがとうございますmm

 おはようございます。今日も元気なカスミールです。


 今日の活動は五十四階層~五十六階層までの三つ分の階層を進む予定なのです。


 階層三つ分も進めば一日九時間活動になりますが、キリの良い安全地帯で区切ると多少無理をするしかありませんの。

 砂漠の途中で休むことよりも安全地帯まで進んで休んだ方が気が休まりますからね。


 それに一日六時間行動で二つの階層を進んで五日費やすよりも一日九時間行動で三つの階層を進んで三日費やした方が私には都合が良いですからね。

 短い日数の方が目的の緑の勇者様に出会うことが早くなる訳ですから早い日数の方が良いのです。


 緑の勇者様には私が所有しているアイテムポーチと同じ物があるので食料と水を大量に準備しているので食べる物が無くなって困っていることにはならないと聞いてはいます。

 ディーネさんからの救援要請もないので問題ないと判断していますが本当に大丈夫なのでしょうか。


 賢者アレク様によるとディーネさんとのパスが繋がっている以上は生存は確認出来ているそうですが、何処にいるのかやどんな状況かまでは知ることが出来ないんだとか。

 何者かに邪魔されている可能性やダンジョンの特性で賢者アレク様の天眼では知ることが出来ないんだとか。


 賢者アレク様の天眼と私が使える天眼は仕様が違うと思いますの。

エルフル遺跡群のランクSの黄金の剣のリーダーさんが地上にいるってことを賢者アレク様は知っていました。


 私が使える天眼は鑑定のスキルを強化したような感じのスキルで、森羅万象を知ることが出来るようなスキルではありませんの。

 賢者アレク様の天眼は何かそういう特別な事情を知ることが出来るスキルと思っています。


 もし、ディーネさんが亡くなるような状況になっても、そこへの道を通じるよう転移門ゲートのポイントは設置されるだろうと賢者アレク様は語ります。

 即死するようなことにさえならなければ転移門ゲートのポイントは設置されるだろうと。


 良~く考えたら安全地帯の魔性の微笑み(スマイリー)の監視されているような状況さえ突破出来ればディーネさんに転移門ゲートを設置して貰えば緑の勇者様の元へと行けるのではないかと考えました。


 冒険者ギルドや国など重要機関に転移門ゲートの存在を知られなければ行けるはずですの。

 緑の勇者様はパルチ山のランクSの深層の後半の七十一階層~七十九階層の何処かにいるはずですからね。


 あれ? 結局は私は七十階層の安全地帯まで行かなければ安全地帯にいる魔性の微笑み(スマイリー)のメンバーに知られないように七十一階層以降に行くことが出来ないのでは? そんな考えが思い浮かびました。


 そう言われるとそうですよね。七十一階層に行くには七十階層の安全地帯を通り抜けないと行けないのです。

 六十一階層の階層ボス(下層の階層ボス)を倒してからの深層は自由に行けると勘違いしていました。


 七十階層にエリアボスがいて、そこの安全地帯に魔性の微笑み(スマイリー)が待機しているのすっかり忘れていました。


賢者アレク:

それにのう。

ディーネの元に転移門ゲートを使って行くのは良い案ではないと思う。

これは前にも言ったと思うがお主が忘れているようだからの。

だから、もう一度言うぞ。

魔法やスキルが使えないような空間に転移してしまうとお主も魔法やスキルが使えなくなるぞ。

そういう懸念があるから転移門ゲートを使わない方が良いと言ったのじゃが・・・。


 そういえば、そんなことを言われてような気がして来ました。

転移した先で魔法もスキルも使えなくなって罠に嵌った状態で緑の勇者様をお助けに来ましたと言われても助け出すことが出来ないのです。


 そんな無意味な行動するなら遠回りしてでも緑の勇者様の状況を判断して助け出す方が良いと聞いたような覚えもありますね(><)


 下層を攻略クリア出来れば深層は直ぐそこですの。

その下層の五十階層のエリアボスを倒した後半ですから後少しで深層に辿り着けます。


 その前に下層の階層ボスを倒さなければなりませんが、階層ボスの脅威度Bはエリアボスと同じですから脅威ではありませんからね。


閑話休題(話変わって)


 五十四階層をカートで進んでいるとこれまでと違った様子であることが伺えました。


 何処がどう違うのかって? 異様な数のオアシスがあるのです。

雨上がりの学校の校庭の水たまりのようにたくさんのオアシスがあります。


 二メートル~五メートルぐらいの間隔でオアシスがあるのでカートの進路を邪魔をしていますの。

 そのオアシスの大きさも五メートルのもアオシスがあれば、三十メートルのオアシスがあったりとオアシスの大きさもバラバラで不規則なので本当にオアシスが邪魔のなのです。

 

 そんな邪魔になるオアシスを避けて進んでいました。

それが五十五階層になると状況が更に変化したのです。


 ケートの進路を邪魔してたオアシスですが、近づくと温泉かとツッコミを入れたくなるぐらいにオアシスが間欠泉のように突然噴き出すのです。

 幸いにも温泉のような熱湯ではないので危険なものではありませんが、急に噴き出す様は凄く驚かされてしまいますの。


聖女アンズ:

カスミ。

危ないですわ。

【防御結界】


 聖女アンズ様が作った結界に何かしらの攻撃が当たりキーンという甲高い音が響きます。

 何かが私を狙ったのは分かったのですが、飛んで来た何かは何なのかあでは分かりませんでしたの。


 地面に突き刺さったかと思いますが、それを見つけられないのです。

五十六階層では間欠泉のように噴き出すアオシスを避けて進むと吹き出した水の中にモンスターが隠れていました。


 最初は気付かなかったのですが、モンスターからの攻撃をいち早く聖女アンズ様が気付き、結界で防いだことでモンスターの存在に気付いたのです。

 その姿はオアシスが噴き出した時の一瞬しか確認出来ませんでしたが天眼が捉えていました。

 

 ウォーターウォーターというモンスターでしたの。

脅威度Cのモンスターで本来は砂漠のオアシスにいるようなモンスターではありません。

 海とか大きな河川とかに生息する動物のようなモンスターです。

 

 水みたいに透明な姿で水中からでも鉄砲魚のように口から水を吐き出して得物を攻撃します。

 水中に生息し透明なモンスターなのでっ見つけるのも容易ではありませんの。


 お魚さんの仲間に分類されるモンスターですが、その姿からは水のようなモンスターから『水の精霊』という異名を持つモンスターです。

 この世界にはラノベやアニメで聞くような〇〇の精霊という存在はいませんの。精霊はこの世界流に言えば自我を持つエネルギーの塊ですからね。


 五十四階層から少しづつ変化した砂漠の様子から環境変化の影響かなと少しだけ思いましたの。

 突然、オアシスが増えるなんて環境が変化したとしか言えませんからね。


 五十六階層を終えると丁度九時間ぐらいになるので今日はもうお終いにしようと思う今日このごろです。


 それでは、おやすみなさいmm

あっ、食事やら何かやらを終えてからですよ(;^_^A

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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